壺屋やちむん通り
実写(ライセンス済み)663highland / CC BY 2.5

沖縄・那覇 壺屋No.694★★地図で見る →

壺屋やちむん通り

〜琉球王国が窯を集めた焼物の町〜

craft穴場——実はすごい

琉球王府が国じゅうの窯を集め、以来ずっと陶工が離れなかった那覇の石畳の通り。工房と直売店、市立の博物館が軒を連ね、国際通りの裏のアーケードから数分で続きのように歩ける。

  1. 起点那覇空港駅
  2. 約30分ゆいレール+徒歩10分
  3. 降車牧志駅(ゆいレール)
  4. 徒歩
  5. 壺屋やちむん通り

狙い目

隠れた通りではない。那覇の定番の散歩コースに入っていて、午後はそれなりに人が歩く。見落とされやすいのは、ここに並ぶ店の多くが背後の窯元そのものだということだ。焼いた本人から買える。そしてもうひとつ、西の端の博物館を先に見ておくと、そのあと値札を読む目が変わる。

場所

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見どころ(歩く順)

那覇市立壺屋焼物博物館663highland / CC BY 2.5
  1. 那覇市立壺屋焼物博物館通りの西端に立つ市立の博物館。壺屋焼の歴史と器をまとめて見られる
  2. 登り窯(南ヌ窯)博物館のすぐ隣に残る、荒焼を焼いた斜面式の古い窯
  3. 石畳の通り琉球石灰岩の敷石と、珊瑚の石垣に赤瓦の屋根が続く通りそのもの
  4. 工房と直売の店自分の窯で焼いた器を売る店やギャラリーが、石畳に直に面して並ぶ
  5. 壺屋やちむん通り広場通りのほぼ中ほどに那覇市が整えた、小さな休憩スペース

実際の行き方

  1. 那覇空港駅→牧志駅(ゆいレール・16分、320円)。
  2. 牧志駅→那覇市立壺屋焼物博物館(国際通りとアーケード経由で徒歩10〜15分)。
  3. 博物館と隣の登り窯を見てから、石畳の通りを東へ歩く。
  4. 東端まで抜けたら牧志駅へ戻るか、そのまま安里駅まで歩く。
那覇空港駅からゆいレール、そこから歩き
那覇空港駅→(ゆいレール・16分)→牧志駅、運賃320円。牧志駅からは国際通りとその裏のアーケードを抜けて南へ徒歩10〜15分ほど。空港から通しでおよそ30分になる。モノレールは本数が多いので、時刻表を細かく調べる必要はない。
牧志駅か安里駅から戻る
牧志駅からは乗り換えなしで那覇空港駅へ戻れる。通りの東端まで歩き切ったなら、安里駅のほうが近いこともある。夜まで居るならホームの時刻表を確認しておきたい。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

やちむんとは、沖縄のことばで焼物のこと。壺屋は、それが今も作られている町だ。焼かれるものは大きく二系統ある。荒焼は釉薬をかけずに焼き締めた黒く重い器で、かつては水や泡盛を蓄えた。上焼は化粧土をかけ、絵を描き、釉薬をかけて焼いたもので、数本の線で描かれた魚の文様がその顔になっている。通りは琉球石灰岩の敷石で、両側は珊瑚の石垣に赤瓦。工房はその石畳に直に面していて、自分の窯の器を売る店も、ギャラリーも同じ並びにある。西の端には市立の博物館があり、その隣に登り窯が残っている。

おすすめの楽しみ方

工房も博物館も開いているのは、午前の遅い時間から夕方にかけて。通り自体は市道だから、時間を問わず歩けるが、扉が開いていなければ意味が薄い。順番は西の博物館から。歴史を先に入れておいてから棚を見るほうが、器の見え方が変わる。市場のアーケードは通りの数分手前で終わるので、そのまま続きとして歩けばいい。

歴史・背景

1682年、琉球王府は各地に散っていた三つの窯場をこの丘へ移し、ひとつの陶器の町にまとめた。以来ここは働く町であり続けている。1945年の沖縄戦で那覇の市街はほぼ焼き払われたが、港から一段引っ込んだ壺屋は比較的無傷で残った。焼け跡の街へ最初に戻ることを許された人々のなかに陶工がいた。彼らはまず碗を、湯呑みを焼いた。飾りものはその後だ。壺屋は、那覇が立ち直る起点のひとつになった。

行く前に

現金
通りを歩くだけなら無料。市立博物館は別途観覧料がいる。ゆいレールはOKICAとSuicaなど全国相互利用のICカード、現金のどれでも使える。店ごとに支払い方法は違うので、現金は持っておくほうが確実だ。
行く前に
敷石は琉球石灰岩で、雨に濡れると滑る。通りは一方通行の車道でもあるので、ショーウィンドウに気を取られたまま歩かないこと。工房も店も博物館も休みと営業時間はそれぞれなので、早朝より午後のほうが開いている扉は多い。
別ルート
通り沿いにバス停もある。壺屋バス停から徒歩1分で、17番・30番・31番・55番・112番が停まる。北東側の安里駅から歩いて入ることもできる。
降りたあと
牧志駅を出て国際通りを南へ下り、裏手のアーケードに入る。屋根の下をそのまま進み、アーケードが切れたところから琉球石灰岩の敷石が始まる。その西端に市立の博物館が立っている。