京友禅
実写(ライセンス済み)Bruno Cordioli / CC BY 2.0

京都東・岡崎No.1016★★★地図で見る →

京友禅

craft王道を、いちばんいい形で

着物に絵を描くように文様を染める京友禅。岡崎のみやこめっせ地下にある京都伝統産業ミュージアムでは、その染めを京都のほかの生業と並べて、ひと部屋で見せている。

  1. 起点京都駅
  2. 約25分地下鉄・乗り換え1回
  3. 降車東山駅(京都市営地下鉄東西線)
  4. 徒歩
  5. 京友禅

場所

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見どころ(歩く順)

みやこめっせ(京都市勧業館)Asturio Cantabrio / CC BY-SA 4.0
  1. みやこめっせ(京都市勧業館)岡崎に建つ市の展示施設。ミュージアムはその地下1階にある
  2. 74CRAFTS WALL市の伝統産業がすべて並ぶ壁面展示。タッチパネルで製造工程の動画も見られる
  3. MOCADギャラリー市内の伝統産業組合が自主企画する展示。会期ごとに顔ぶれが入れ替わる
  4. 74CRAFTS EXHIBITION素材と道具、製造工程の展示。日を決めて職人の実演が入る
  5. MUSEUM SHOP壁に並ぶのと同じ生業の手による、工芸品と日用の品

実際の行き方

  1. 京都駅→烏丸御池(地下鉄烏丸線)。ここで東西線に乗り換える。
  2. 烏丸御池→東山駅(地下鉄東西線)。京都駅からの乗車は合わせて約14分。
  3. 東山駅1番出口→みやこめっせ(岡崎公園を抜けて北へ徒歩約10分)。
  4. 入口から一つ下の階へ降り、壁面展示から工程の展示へと順に見ていく。
京都駅から地下鉄を乗り継ぐ
京都駅→(烏丸線で烏丸御池、東西線に乗り換え)→東山駅。乗車はおよそ14分、乗り換えは1回。運賃は260円。1番出口から北へ徒歩約10分で会場に着く。
東山駅から戻る
東山駅から東西線で烏丸御池へ、烏丸線に乗り換えて京都駅。夜遅くまで本数はあるが、館はそれよりずっと早く閉まる。帰りは終電ではなく閉館時刻を基準に組んでおきたい。
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どんな場所か

友禅は糊で防ぐ染めだ。文様の輪郭に米糊を細く置いてから内側に色を挿すので、隣り合う色がにじんで混ざることがない。最後に糊を洗い落とすと、その線だけが白く残る。糸目と呼ばれるこの白い輪郭が、友禅と一目でわかる印になる。京都ではこの染めが二通りに受け継がれてきた。筆で描く手描友禅と、色の数だけ型紙を彫って写す型友禅である。京都伝統産業ミュージアムは、市が伝統産業と定める74品目をひとつ屋根の下に集めた館だ。だから京友禅も単独で置かれてはおらず、西陣織や京焼・清水焼、漆器と肩を並べて出てくる。それぞれの工程はパネルと短い映像で追える。

おすすめの楽しみ方

開館は10時から18時まで、入館の受付は17時30分まで。一日を充てるというより、岡崎を歩く前後に挟むくらいの尺がちょうどいい。まず壁面展示で、この街がどれだけの生業を抱えているかを眺めてから、工程の展示へ回るといい。色を挿す前に糊で輪郭を置くのだと知ったあとでは、仕上がった着物に残る白い線の見え方が変わる。

歴史・背景

京友禅の名は、京の扇絵師・宮崎友禅斎に由来する。町人の文化が花ひらいた元禄期(1688〜1704年)、彼の描く扇絵は人気を集め、その絵画的な意匠が小袖の文様へと移された。型紙を使う写し友禅が生まれるのは、それよりずっと後の明治になってからだ。化学染料を糊に混ぜられるようになり、一枚ずつ描かずとも同じ文様を繰り返せるようになった。国の伝統的工芸品に指定されたのは1976年(昭和51年)6月のことである。

行く前に

現金
観覧料は確認時点で一般(大学生を含む)500円、小中高校生と高等専門学校生400円。未就学児は無料。地下鉄はICOCAやSuicaなど、全国で相互利用できるICカードが使える。
行く前に
休館日は不定で、年末年始にも休みが入る。出かける前に公式サイトのカレンダーを見ておきたい。会場はすべて地下なので、岡崎で雨に降られた日や暑さの厳しい日の行き先にもなる。
別ルート
京都駅からは乗り換えなしの手もある。市バス5系統で「岡崎公園 美術館・平安神宮前」まで行き、そこから徒歩約5分。地下鉄より時間はかかるが、乗り継ぎの手間はない。
降りたあと
東山駅の1番出口を出て、北へ徒歩約10分。岡崎公園の一角、平安神宮にほど近い文化施設の並びに建つ横長の建物がみやこめっせで、ミュージアムはその入口から一つ下の階にある。