
那覇北・おもろまちNo.1032★★★地図で見る →
琉球びんがた
〜王府が育てた沖縄の型染め〜
琉球王府が育てた型染めと、その布を収める那覇の公共施設。県立博物館・美術館は、返還された基地跡に開かれた新都心・おもろまちに建ち、モノレールの駅から北西へ歩いて行ける。
- 起点那覇空港駅
- 約30分ゆいレール+徒歩
- 降車おもろまち駅(ゆいレール)
- 徒歩
- 琉球びんがた
場所
沖縄のほかの記事 41件・地図で開く →見どころ(歩く順)

- 総合展示室貝塚のムラから戦後まで、王国の通史をたどる展示
- 美術工芸部門展示室島の染織・漆器・陶器。展示替えがある
- 歴史部門展示室王国時代と近現代の文書・資料
- 屋外展示再現された沖縄の民家、高倉、移設された湧田窯
- 美術館同じ建物に併設された、沖縄の近現代美術
実際の行き方
- 那覇空港駅→おもろまち駅(ゆいレール・乗り換えなし)。
- おもろまち駅→博物館前の広場(新都心の街区を北西へ歩く)。
- 総合展示室→部門展示室。美術工芸で終える。
- 建物の裏の屋外展示を見てから、併設の美術館へ。
- 那覇空港駅からゆいレール1本
- 那覇空港駅→(ゆいレール・約19分)→おもろまち駅。乗り換えはなく、日中は本数も多いので時刻表を細かく調べる必要はない。駅を出たら交通広場側から新都心の街区を北西へ。開けた広場の奥に、白っぽい壁の建物が博物館と美術館をひとつに収めている。
- おもろまち駅から戻る
- おもろまち駅に戻り、南へ乗れば那覇の中心部と空港、北へ4駅乗れば首里に着く。どちらも乗り換えはいらない。夜まで館内にいた日は、ホームで終電を確かめてから動きたい。
どんな場所か
びんがたは、沖縄が自前で育てた唯一の染物だ。顔料と草木染料を併用し、刷り込むように色を差していくので、地の色に対して図柄がくっきりと立つ。大きく分けると、彫った型紙を使う紅型と、藍と墨だけで染める藍型がある。型紙を使わず、防染糊を絞り出して直に描く筒描きという手もある。つくり手の組合は首里にあるが、旅の側から見た玄関口はおもろまちの県立博物館だ。王国の通史をたどる総合展示室を、自然史・考古・美術工芸・歴史・民俗の五つの部門展示室が取り囲んでいる。
おすすめの楽しみ方
常設展には2時間ほど見ておきたい。隣の美術館で何をやっているかも確かめてから時間を配ると無駄がない。休館は月曜で、金曜と土曜は夜まで開いているから、首里を歩いた午前の続きに置くこともできる。部門展示室は保存のために入れ替わるので、布が目当てなら出かける前に開催中の展示を確かめておきたい。
歴史・背景
王国の時代、びんがたは王族と士族の衣装で、染屋は王府の庇護のもとで仕事をしていた。王国が解体されると後ろ盾を失い、工房は次々に畳まれる。沖縄戦では型紙も図案帳もほとんど焼けた。戦後の染師たちは焼け残った断片を頼りに、手に入る紙を彫り直して仕事を組み直していく。復興のなかで産地は組合をつくり、1984年に「琉球びんがた」として国の伝統的工芸品に指定された。
行く前に
- 現金
- 常設展は有料で、美術館の企画展は別料金。入場は閉館の30分前で締め切られる。ゆいレールの運賃は各駅の券売機に掲示があり、OKICAと全国の交通系ICカードが使える。
- 知っておきたいこと
- 休館は月曜。年末年始や祝日まわりの扱いは館の開館カレンダーに出るので、月曜がらみの日程なら先に見ておきたい。部門展示室の中身は保存のために入れ替わり、目当ての布が出ていないこともある。夏から秋の台風では、休館とモノレールの運休が重なることがある。
- 別ルート
- 那覇の中心部からなら、県庁前駅か牧志駅でゆいレールに乗って北へ。空港から乗るより短い。空港の国内線ターミナル前からは市内バスの99番でもおもろまち方面へ行けるが、モノレールより時間はかかる。
- 降りたあと
- おもろまち駅は交通広場側の出口から出て、大通りを北西へ約10分。左手に広場が開け、その奥が入口になる。