玉陵
実写(ライセンス済み)663highland / CC BY 2.5

沖縄・那覇 首里No.687★★地図で見る →

玉陵

〜琉球国王の石造墓〜

history穴場——実はすごい

首里城から西へ数分、琉球石灰岩の石垣に囲まれた第二尚氏の陵墓。三つの石室と、砕いた珊瑚を敷いた庭、そして葬られる資格を刻んだ碑が残る。

  1. 起点那覇空港駅
  2. 約45分ゆいレール+徒歩15分
  3. 降車首里駅(ゆいレール)
  4. 徒歩
  5. 玉陵

狙い目

首里は人の多い場所だが、その大半は坂の上の首里城へ向かう。玉陵は別の門と別の入場料を持ち、石垣に囲まれて外からは何も見えないので、ついでに寄る場所ではなく、行こうと決めて行く場所になる。中庭に入ると音が吸われ、並ぶ列もない。

場所

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見どころ(歩く順)

玉陵碑そらみみ / CC BY-SA 4.0
  1. 奉円館入口の券売所。地下に玉陵の構造を解説する展示室がある
  2. 東の御番所墓を守る番人が詰め、墓参の王が休んだ建物
  3. 玉陵碑前庭に立つ石碑。ここに葬られる資格を持つ者の名を刻む
  4. 中室洗骨の前、遺骸を安置しておいた中央の石室
  5. 東室洗骨のあと、国王と王妃の遺骨を納めた石室

実際の行き方

  1. 那覇空港駅→首里駅(ゆいレール・乗り換えなし)。
  2. 首里駅→玉陵(首里城公園方向へ西に徒歩約15分)。
  3. 奉円館で券を買い、地下の展示を見てから墓域へ入る。
  4. そのまま坂を上れば首里城。正殿の復元工事が続いており、素屋根の見学エリアから作業を見られる。
那覇空港駅からゆいレール1本
那覇空港駅から首里駅までゆいレールで乗り換えなし。日中は本数が多く、時刻表を調べる必要はない。首里駅からは古い町並みを西へ徒歩約15分。空港からの合計は45分ほどを見ておきたい。
首里駅から戻る
帰りも同じゆいレールで空港まで乗り換えなし。空港方面の終電は深夜前に出るので、首里で夕食をとるならホームの表示で時刻を確かめておきたい。首里城公園入口のバス停からは那覇市内へ向かう路線バスも出ている。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

玉陵があるのは、首里城から西へ少し歩いた一角だ。高い琉球石灰岩の石垣に囲まれ、道からは中がまったく見えない。門をくぐると外庭・中庭と場が開け、砕いた珊瑚を敷きつめた中庭の向こうに、三つの石室が横一列に並ぶ。石でありながら、その造りは当時の板葬きの宮殿をそのまま写している。生きた人が入るための建物ではなく、飾りらしい飾りもない。

おすすめの楽しみ方

開場は午前9時から午後6時、入場は午後5時30分まで。年中無休だ。午前のうちは石垣が中庭に半分の影を落とし、彫られた石のかたちがいちばん読みやすい。坂を上れば首里城なので、ひと朝で両方をまわれる。

歴史・背景

1501年、尚真王が父・尚円王の遺骨を改葬するために築き、以後この王統の陵墓となった。前庭に立てられた碑には、ここに葬られる資格を持つ九人の名が刻まれ、背けば祟ると結んである。第二次世界大戦末期の集中砲撃で東室と西室は大きく壊れ、いま見る姿は1974年から数年をかけた修復によるものだ。2000年12月に世界遺産へ登録され、2018年12月25日、沖縄県内の建造物として初めて国宝に指定された。

行く前に

現金
観覧料は大人300円、中学生以下150円(確認日時点の那覇市公式表示)。保護者同伴の未就学児は無料。ゆいレールはOKICAと全国相互利用のICカード、現金のいずれも使える。
行く前に
台風接近で暴風警報が出ているあいだは閉園し、警報解除後に園内の安全を確認してから開ける——那覇市が公式ページで案内している。それ以外は年中無休。中庭は石敷きで日陰がない。
別ルート
那覇市内からのバスなら、市内線1番・17番と市外線46番が首里城公園入口に停まり、そこから徒歩約5分。首里城下町線8番なら首里城前で降りて徒歩約1分。
降りたあと
首里駅から首里城公園の案内にしたがって西へ約15分。公園入口を過ぎたあたりで、琉球石灰岩の石垣が道から少し引いて続く場所が玉陵だ。