赤べこ
実写(ライセンス済み)Wdqh / CC BY-SA 4.0

会津西部・柳津No.969★★★地図で見る →

赤べこ

craft王道を、いちばんいい形で

福島じゅうで売られる首振りの赤い牛は、只見川沿いの町ひとつにさかのぼる。柳津の断崖に立つ寺こそ、再建の材木を運び上げた牛の伝説の舞台。町は今も店先にも駅にも赤べこを掲げている。

  1. 起点会津若松駅
  2. 会津柳津駅から徒歩約10分JR只見線から歩いて
  3. 降車会津柳津駅(JR只見線)
  4. 徒歩
  5. 赤べこ

場所

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見どころ(歩く順)

圓藏寺 菩薩堂BehBeh / CC BY-SA 3.0
  1. 会津柳津駅東北の駅百選に選ばれた白い木造駅舎。駅前には蒸気機関車が保存されている
  2. 門前町の参道駅から寺へ上がる道沿いに続く、古い店構えと菓子屋
  3. 圓藏寺 菩薩堂むき出しの岩の上に立つ堂。川面を見下ろす
  4. 只見川の川曲がり堂の真下で大きく曲がる川筋
  5. 柳津温泉川沿いの湯の宿。源泉は圓藏寺の境内で掘り当てられた

実際の行き方

  1. JRで会津若松駅へ(会津の玄関)
  2. 会津若松駅からJR只見線で会津柳津駅へ(当日の時刻表を確認)
  3. 駅を出て門前町の通りへ下り、店先を見ながら参道へ
  4. 参道を上って、只見川を見下ろす岩の上の菩薩堂へ
会津若松から只見線で
会津若松駅からJR只見線に乗り、会津柳津駅で降りる。ローカル線で列車の間隔が空くので、出る前と帰る前の二度、当日の時刻表を見ておく。駅からは歩きだけで、乗り継ぎはない。
着いたらまず帰りの列車を確かめる
会津柳津は無人駅なので、ホームの掲示か手元の時刻表で最終を確かめてから町へ下りる。遅い時間の列車は限られる。暗くなる前に駅へ戻る組み立てにしておくと、予定を変える余地が残る。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

赤べこは会津地方の張子の郷土玩具。「べこ」は東北のことばで牛を指す。頭は糸で吊られていて、触れるとゆっくり揺れる。胴には黒と白の斑点が散る。赤は災いを退ける色とされ、黒い斑点は疱瘡を表した。だから子どもの守りとして贈られてきた。福島じゅうの土産棚に並ぶが、その物語がつながっているのは只見川沿いの小さな町ひとつだ。柳津町は自らを赤べこ伝説発祥の地と名乗る。中心にある圓藏寺の堂は、いまも川面を見下ろすむき出しの岩の上に立っている。

おすすめの楽しみ方

町の一年で最も大きい夜は1月7日の七日堂裸詣り。真冬の行事なので、狙って来るなら雪の支度がいる。ふだんの日なら歩きは短い。駅と門前町と堂は数分ずつの距離で、その大半で川が視界に入る。町には赤べこの絵付けができる工房もあり、自分で塗った一体を持ち帰れる。

歴史・背景

圓藏寺は大同2年(807年)、徳一が弘法大師作と伝わる虚空藏菩薩を安置するために堂を建てたのが始まりとされ、日本三虚空藏の一つに数えられる。1611年の会津地震で一帯が崩れ、川の上の堂も落ちた。1617年からの再建では、大材を崖の上へ運び上げるのに難儀した。町に伝わる話では、そこへ赤毛の牛の群れがどこからともなく現れ、黒毛の牛を助けて堂を建て終えたという。玩具の名はその群れから来ている。

行く前に

現金
門前の小さな店では現金しか使えないことがある。現金を持っていく。
行く前に
会津は雪の土地。冬は参道も石段も凍るので、滑らない靴で。
別ルート
車なら磐越自動車道の会津坂下ICが最寄り。只見線の時刻に縛られたくないときはこちらが早い。
降りたあと
会津柳津駅から寺までは徒歩約10分。駅を出て町側へ下り、門前の参道を上る。