尾瀬国立公園
実写(ライセンス済み)Tanaka Juuyoh (田中十洋) / CC BY 2.0

福島・檜枝岐No.1004★★★地図で見る →

尾瀬国立公園

nature王道を、いちばんいい形で

四つの県にまたがる高地の盆地に、泥炭の湿原と湖が広がる。歩く道はほとんどが木道だ。檜枝岐村の上にある御池が福島県側の玄関で、車はここで止まり、その先の峠へはシャトルバスだけが入る。

  1. 起点会津田島駅
  2. 約2時間会津バス・季節運行
  3. 降車尾瀬御池(会津バス・檜枝岐線)
  4. そこから
  5. 尾瀬国立公園

場所

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見どころ(歩く順)

大江湿原Σ64 / CC BY 3.0
  1. 御池車道の終点にある入山口。山小屋と売店、約400台分の駐車場がある
  2. 沼山峠シャトルバスの終点。針葉樹の林のなかを木道の階段が峠まで上る
  3. 沼山峠展望台下りはじめて最初に視界が開ける場所。盆地が眼下に広がる
  4. 大江湿原会津沼田街道の道筋にあたる広い湿原。ミズバショウ、ワタスゲ、ニッコウキスゲが順に咲く
  5. 尾瀬沼と尾瀬沼ビジターセンター燧ヶ岳の下の湖。東岸に二つの山小屋と、職員のいるビジターセンターがある

実際の行き方

  1. 浅草または会津若松→会津田島駅(東武・野岩線、あるいは会津鉄道)。
  2. 会津田島駅→尾瀬御池(会津バス檜枝岐線・約2時間)。
  3. 御池→沼山峠(シャトルバスに乗り換え。この区間は通年、自家用車が入れない)。
  4. 沼山峠→大江湿原→尾瀬沼を木道で。帰りは同じ道を戻り、最終のシャトルバスに間に合わせる。
会津田島駅から会津バス檜枝岐線
会津田島へは、浅草から東武・野岩の線を特急一本で入れる。北からなら会津鉄道で下りてくる。駅からは会津バスの檜枝岐線が村を抜けて御池へ、さらに峠へと走る。県は御池まで約2時間としている。運行は季節限定で、その年の日程はバス会社が公表する。
峠から戻る
沼山峠まで歩いて戻り、シャトルバスで御池へ下りて、会津田島行きの路線バスに乗り継ぐ。どちらも午後には終わる。湖畔にいられる時間を決めるのは、最終のシャトルと最終の路線バスだ。なお路線バスの起点は、かつての会津高原尾瀬口駅ではなくなっている。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

尾瀬国立公園の面積は37,222ヘクタール。福島・群馬・新潟・栃木の四県にまたがる。中心にあるのは二つで、ひとつは泥炭が積み上がってできた高層湿原の尾瀬ヶ原、もうひとつはそれより高い場所に水をたたえる尾瀬沼だ。歩く道はほとんどが木道になっている。登山靴が湿原を削っていったために敷かれたもので、いまは環境省と二つの県、それに電力会社が区間を分けて手入れしている。御池はその盆地の福島県側の縁、国道352号が車にとって役に立たなくなる地点にある。

おすすめの楽しみ方

一日の組み立てを決めるのはシャトルバスだ。御池発は早朝から動きはじめ、峠から下る最終便は午後に出る。日帰りなら朝いちばんの便に乗ることになるが、その時間帯は湖面がいちばん静かで、燧ヶ岳が水に映る時間でもある。雪解けとともにミズバショウ、夏にワタスゲとニッコウキスゲ、秋には草が色を変える。

歴史・背景

尾瀬は火山にはさまれた盆地で、前の世紀には水に沈みかけた。尾瀬沼の水力発電計画を押し返したのは、燧ヶ岳を開いた山小屋の主・平野長蔵だったと福島県は記している。保護はそこから段階を追って進んだ。2007年、尾瀬の一帯は日光国立公園から切り離され、単独の国立公園に指定される。日本で29番目の国立公園だった。御池と峠のあいだを自家用車に開かないのも、同じ「負荷を抑える」という考え方の続きにある。

行く前に

現金
御池と沼山峠を結ぶシャトルバスは有料で、県も村の観光協会も片道大人900円としている。御池の駐車場も1日単位で料金がかかる。山のなかでは支払い方法が限られるので、現金を持っていく。
行く前に
御池までの道と駐車場が開くのは春から晩秋までの季節だけで、シャトルバスの運行日はそのなかでまた別に決まる。木道は濡れると滑る。この高さでは天気が急に変わるし、クマのいる山でもある。出かける前に、公園を管理する各機関が出している最新の情報を読んでおきたい。
別ルート
車で関東側から入るなら、西那須野塩原インターチェンジから国道400号・121号・352号をつないで御池へ。会津若松からは南会津を抜けて下ってくる。新潟側からは水の道もあり、奥只見湖を定期船で渡って尾瀬口船着場へ、そこから予約制のバスで御池に上がる。
降りたあと
バスが着くのは御池の駐車場のなかだ。沼山峠行きシャトルバスの乗り場も同じ敷地にあり、山小屋とその売店の隣に立っている。