
会津西・三島町No.579★★地図で見る →
只見線 第一只見川橋梁ビューポイント
只見川に張り出した尾根から、只見線の第一只見川橋梁を見下ろす遊歩道。斜面に展望地が切られていて、料金もゲートもなく、国道252号の道の駅の駐車場から歩いて登る。
- 起点会津宮下駅(JR只見線)
- 徒歩約45分JR只見線+登りの遊歩道
- 只見線 第一只見川橋梁ビューポイント
狙い目
ここは知る人ぞ知る場所ではない。県のポスターにも町のパンフレットにも載っていて、いい列車の時間には撮る人が集まる。ただ、通過時刻と時刻のあいだは尾根が静かになるし、寒い季節に川霧が立つ朝のことまで計画に入れて来る人は多くない。
場所
福島のほかの記事 20件・地図で開く →見どころ(歩く順)

- 道の駅 尾瀬街道みしま宿国道252号沿いの駐車場と、遊歩道の案内板が立つ起点
- 川井トンネル脇の取り付き駐車場の東側から階段の下までのわずかな平坦路
- 下段の展望地登りの途中に切られた二つの展望地。上へ行くほど川の曲がりが広く入る
- 尾根の頂上展望地いちばん上の展望地。アーチと水面に映る姿をまっすぐ見下ろす
実際の行き方
- 会津若松駅→会津宮下駅(JR只見線。1日数本なので時刻表の確認が先)。
- 会津宮下駅→道の駅「尾瀬街道みしま宿」(国道252号沿いに徒歩約45分)。
- 駐車場→遊歩道入口(東側、川井トンネル坑口の左手に入口があり階段へ続く)。
- 下の展望地から順に尾根を登り、掲示された通過時刻に合わせて頂上に立つ。
- 会津若松からJR只見線で谷を遡る
- 会津若松からJR只見線に乗り、会津宮下で降りる。1日の本数は片手で足りるほどなので、自分の歩調ではなく時刻表が一日の形を決める。只見川沿いを遡るこの区間は、それ自体が目的になる車窓だ。会津宮下からビューポイントまでは国道252号沿いに徒歩約45分。
- 会津宮下駅へ戻る
- 国道252号まで下り、会津宮下駅へ歩いて戻る。本数が少ないので、尾根を下りてから考えるのではなく、出発前に帰りの列車を決めておきたい。同じ道を歩いて戻りたくなければ、駅へ向かうバスは予約制なので、道の駅にいるうちにスタッフへ声をかけておく。
どんな場所か
遊歩道の入口は、国道252号沿いにある道の駅「尾瀬街道みしま宿」の駐車場の裏手だ。駒啼瀬トンネルの上へと続く林の尾根を登っていくと、斜面に切られた三つの展望地が順に現れ、そのたびに眼下のアーチの見え方が広がる。頂上に立てば、只見川は左右へゆるく曲がり、その真ん中に橋が架かっている。一帯は越後三山只見国定公園で、対岸には建物がひとつもない。橋は単線を渡すためだけの鋼のアーチである。
おすすめの楽しみ方
登る前に、町が出している列車の通過時刻に目を通しておく。一本を選んで数分前に立っていれば足りる。橋を渡りきるのは数秒だからだ。冷え込んだ朝に人が集まるのは、水面から霧が立ってアーチを包むからで、それが冬の楽しみになっている。列車で来るなら帰りの一本から逆算するとよい。駅からの往復だけで一時間半近くを使う。
歴史・背景
この橋が架かる路線は、一度は消えかけた。2011年7月の新潟・福島豪雨で上流側の橋梁が流され、只見線は途中で断ち切られる。全線で列車が走り出したのは11年後の2022年10月1日で、線路を福島県が持ちJR東日本が列車を走らせる上下分離という形での再開だった。2021年には「只見線鉄道施設群」として17の施設が土木学会選奨土木遺産に認定され、このアーチもその一つに数えられている。尾根の遊歩道はその不通の年月のあいだに町が整えたもので、風景のほうが運休より長く残った。
行く前に
- 現金
- 遊歩道も展望地も無料で、ゲートもない。車は道の駅の駐車場に置く。只見線はIC乗車カードに対応していないため、運賃は現金を用意しておく。
- 行く前に
- 遊歩道は階段のある土の尾根道で、照明はない。大雪のときは閉鎖される。一方で川霧がいちばん美しいのも冬なので、行けるものと決めてかからず、町の告知を先に確かめたい。駅のレンタサイクルは暖かい季節だけの営業。
- 別ルート
- 車なら磐越自動車道の会津坂下インターチェンジから道の駅まで二十分ほど。会津宮下駅と道の駅を結ぶ町営バスもあるが、日曜・祝日は動かない。
- 降りたあと
- 会津宮下駅から国道252号を只見川沿いに北東へ約45分歩くと道の駅「尾瀬街道みしま宿」に着く。駐車場の東側から案内のある遊歩道に入り、階段を登る。