
沖縄南部・南城No.907★★地図で見る →
奥武島
〜南城の橋でつながる漁師の島〜
沖縄本島の南、短い橋でつながった漁業の島。漁港の裏手に天ぷらの店が並び、鮮魚市場が朝の魚を売る。島の真ん中には観音堂が建つ。
- 起点那覇バスターミナル
- 約1時間15分那覇からバス+徒歩
- 降車奥武島入口(那覇バス50番)
- 徒歩
- 奥武島
狙い目
奥武島は隠れた島ではない。那覇から近く、休日はよく混む。それでも旅程から漏れやすいのは、南部を走る道が斎場御嶽や岬のほうへ抜けていき、橋への曲がり角をそのまま通り過ぎてしまうからだ。平日の午前なら、島は島の速度で動いている。
場所
沖縄のほかの記事 41件・地図で開く →見どころ(歩く順)

- 奥武橋本島から渡る短い橋。真下を澄んだ水が流れていく
- 天ぷらの店の並び岸壁の裏手の一列。もずく、いか、魚をその場で揚げる
- いまいゆ市場島の鮮魚市場。丸のままの魚と、海鮮丼が並ぶ
- 奥武観音堂島の中央に建つ堂。助けた船の乗組員から贈られた観音像を祀る
- 奥武ビーチとグラスボート乗り場島の反対側の浜。船底ごしにサンゴと魚を見る
実際の行き方
- 那覇バスターミナル→路線バス50番で海沿いを南へ。
- 奥武島入口で降り、海に向かって坂を下る。
- 奥武橋を渡って島へ。停留所からここまでで約18分。
- 島の道を一周。店の並びと市場、それから観音堂と浜へ。
- 那覇バスターミナルから50番で南へ
- 那覇バスターミナル→(路線バス50番・約56分)→奥武島入口。停留所は島を見下ろす国道331号沿いにあり、そこから海側へ下っていく。
- 奥武島入口から戻る
- 帰りも同じ停留所から那覇へ。橋を渡り返して国道まで上がる時間を見ておきたい。島に駅はなく、遅い便もない。天ぷらの椅子に落ち着く前に、最終の時刻を確かめておくこと。
どんな場所か
周囲は約1.7km。本島との間はわずか100mほどで、そこに橋が架かっている。だから船は要らない。歩いても車でも渡れる。島の商売は今も漁業だ。漁港から船が出て、その裏の道に鮮魚店と食堂、それに島の名物である天ぷらの店が並ぶ。少し奥へ入れば道は細くなり、あとはふつうの集落が続くだけ。観光地の顔と生活の顔が、数十メートルで入れ替わる。
おすすめの楽しみ方
休日は天ぷらの店に行列ができるので、狙うなら平日の遅い午前。梅雨が明けるころ、港のまわりにはトビイカが天日に干されて並ぶ。島がいちばん島らしく見える時期だ。祭りの当日だけは別で、港は舟と応援に占領され、駐車場も早いうちに埋まる。
歴史・背景
この島の歴史は、建物ではなく行事のなかに残っている。島の中央にある観音堂は、漂着した外国船の乗組員を島の人が助け、その礼に贈られた観音像を祀ったものだ。旧暦5月4日には海神祭が開かれ、漁港でハーリーの舟が競う。豊漁を願う行事で、漕ぐのは島の衆だ。観音堂の祭りでは、男がスーマチを、女がウシデークを奉納する。琉球の太鼓踊りである。
行く前に
- 現金
- 橋も島の道も浜も無料。島の駐車場は無料で、数十台分ある。天ぷらも市場もグラスボートもその場での支払いになるので、那覇を離れたら現金を持っておきたい。
- 行く前に
- 夏の終わりから秋の台風は、橋も船も止める。祭りの日は港の前がまるごと会場になり、駐車場は早くに埋まる。店はそれぞれの都合で開け閉めするので、決まった時間表はないと思っておくといい。
- 別ルート
- 車なら那覇空港から約40分、南東の海沿いをまっすぐ下る。南城市役所からはNバス(C1)で約15分、「奥武島」で降りれば歩きは約4分ですむ。
- 降りたあと
- 奥武島入口は本島側の国道331号沿い。海に向かって坂を下り、奥武橋を渡る。渡りきったところがもう漁港で、店の並びはその裏手にある。