宮崎県北・延岡No.411★★★地図で見る →

チキン南蛮

〜延岡生まれの甘酢とタルタル〜

food王道を、いちばんいい形で

揚げた鶏を甘酢にくぐらせ、タルタルソースで覆う。延岡で生まれ、いまでは全国で食べられている一皿だ。国道218号をさかのぼった道の駅は、その料理を育てた谷の入口にあたる。

チキン南蛮
実写(ライセンス済み)Lombroso / CC BY-SA 4.0

鶏肉を揚げ、熱いうちに甘酢にくぐらせ、多くはタルタルソースをかけて出す。これが延岡で生まれた。始まりは店の賄いで、市内にあった洋食店の料理人たちが自分たちのために作っていた一皿だった。当時はまだ名前もタルタルもない。やがて店の品書きに載るようになると、タルタルとサラダを添える流儀と、甘酢だけで通す流儀に分かれ、どちらも地元に根づいた。その延岡から五ヶ瀬川をさかのぼる国道218号沿いに、北方の道の駅がある。直売所と小さな食事処を備えた、この谷の産物が集まる場所だ。

歴史・背景

料理書からではなく、厨房から出てきた料理だ。昭和の半ば、延岡の洋食店の料理人たちが賄いとして鶏を揚げ、甘酢に漬けた。名前もタルタルもまだない。品書きに載るようになると、タルタルとサラダを添える形と、甘酢だけで通す形に分かれ、どちらも地元に残った。2009年7月8日、市は「チキン南蛮発祥のまち」を宣言する。そのころにはコンビニや弁当チェーンを通じて、料理のほうが先に全国へ広がっていた。

見どころ(歩く順)

道の駅 北方よっちみろ屋みんと / Public domain
農林産物の直売所
北方の谷の生産者が持ち込む野菜と果物。桃・次郎柿・自然薯と、季節で顔ぶれが入れ替わる
菓子と惣菜の棚
地元でつくられる菓子や惣菜。補充されるより先に売り切れる、小さな仕込みのもの
御食事処 八七八
道の駅に併設された小さな食事処。麺類と地鶏の料理が中心
蔵田交差点
国道218号と九州中央自動車道が交わる地点。この道の駅がここにある理由

おすすめの楽しみ方

動くなら午前中がいい。直売所は8時に開き、市内の飲食店より早いので、ここで買い物をしてから延岡へ戻って昼にチキン南蛮を食べる流れが組める。最初の一皿はタルタルのほうを頼みたい。主流はこちらで、甘酢だけの流儀を先に食べると比べるものがなくなる。棚は夏が桃、秋が次郎柿、冬が自然薯と入れ替わるので、どの季節でも覗く価値はある。

実際の行き方

起点
延岡駅
所要
約25分 · 延岡駅から車
降車
延岡駅(JR日豊本線)
  1. 延岡駅→国道218号を内陸へ(タクシーまたは車で約25分)。
  2. 蔵田交差点そばの道の駅「北方よっちみろ屋」に停める。
  3. まず直売所、次に菓子と惣菜の棚、最後に食事処。
  4. 延岡市街へ戻り、タルタルありと甘酢だけの両方を食べ比べる。
延岡駅から車で
延岡駅から国道218号を内陸へ、五ヶ瀬川の谷を上って約25分。タクシーかレンタカーで、歩ける距離ではなく、直通の鉄道もない。駐車場は無料で44台分あるので、停める場所には困らない。
国道218号を下る
同じ道を30分ほど戻れば延岡市街。食べるのはこちらに戻ってからになる。チキン南蛮を出すのは市内の飲食店で、道の駅ではない。レンタカーなら、谷の道に街灯の少ない区間があるので、明るいうちに下りたい。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

行く前に

現金
入場料の類はなく、直売所で買った分、食事処で食べた分を払うだけ。カードのほかに現金も用意しておきたい。山あいの直売所で海外発行のカードに頼るのは心もとない。
定休
直売所は8時から18時30分まで、1月と2月は18時まで。12月31日から1月2日は休みで、ほかにも不定休がある。駐車場とトイレは24時間開いているので、店が閉まっていても休憩地点としては使える。
別ルート
海側からでなく高千穂側から下る場合も同じ国道218号で、九州中央自動車道と交わる蔵田交差点は駐車場から1分の位置にある。
降りたあと
延岡駅は鉄道の玄関口だが、道の駅までは内陸へ16キロほどあり歩ける距離ではない。タクシーか車で。蔵田交差点から案内が出ていて、国道218号に面している。

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