
札幌・苗穂No.981★★★地図で見る →
ジンギスカン
兜のような鉄鍋で羊肉を焼く、北海道全域の料理。札幌では苗穂の旧ビール工場の敷地が玄関口になり、赤レンガの博物館とビヤホールがひと区画に同居している。
- 起点札幌駅
- 約15分JR函館本線
- 降車苗穂駅(JR函館本線)
- 徒歩
- ジンギスカン
場所
北海道のほかの記事 102件・地図で開く →見どころ(歩く順)

- 赤レンガの博物館棟北海道遺産に挙げられたレンガ造りの建物。赤い星をつけた煙突が背後に立つ
- 復元された大樽開拓使の醸造所に積まれていた樽を写した屋外の展示。古い字体の文字が入る
- 銅の麦汁煮沸釜実際の仕込みに使われていた巨大な釜。館内にそのまま据えられている
- サッポロギャラリー開拓使の時代からの日本のビール造りを並べた展示ブース
- サッポロビール園同じ敷地に建つビヤホール群。卓の上に羊肉の鍋がかかる
実際の行き方
- 札幌駅→苗穂駅(JR函館本線)。
- 苗穂駅北口→サッポロガーデンパーク(徒歩8分ほど)。
- 博物館の赤レンガ棟を先に歩き、それから同じ敷地のビヤホールへ移る。
- ガイドツアーに入るなら事前予約を。自由見学に予約は要らない。
- JR函館本線・札幌駅から東へ
- 札幌駅からJR函館本線に乗り、東側の苗穂駅で降りる。北口から、博物館とビヤホールが並ぶサッポロガーデンパークまでは徒歩8分ほど。日中は本数が多いので、時刻表を細かく調べる必要はない。
- 苗穂駅から戻る
- 苗穂駅まで歩いて戻り、JR函館本線で札幌駅へ。夜まで本数はあるが、終電は日付が変わる前に出る。夕食が長引いたら、ホームの表示で時刻を確かめておきたい。
どんな場所か
主役は鍋のかたちにある。中央がドーム状に盛り上がって溝が刻まれ、高いところで羊肉を焼き、低い縁に置いた野菜が落ちてきた肉汁を吸う。食べ方は道内で二つに分かれる。札幌で生まれたのは生の羊肉を焼いてからタレにつける形、滝川を中心とする空知から道北にかけては、先にタレへ漬け込んだ味付け肉が主流だ。ラムは癖が少なく、マトンは脂がのって味が濃い。道内全域で食べられ、屋内でも屋外でも囲まれる。桜の季節には、鍋が公園まで出ていく。
おすすめの楽しみ方
博物館の見方は二つある。多言語の音声ガイドを聞きながら自分のペースで回る自由見学と、事前予約が要るガイドツアーだ。先にレンガ棟を歩いて、卓につくのはそのあとにしたい。味付け肉のほうが気になるなら、この敷地でも街なかでも両方の流儀が出てくるので、頼む前に聞いてみるといい。
歴史・背景
北海道に羊が来たのは、食欲ではなく国策からだった。第一次世界大戦で羊毛の輸入が細ると、政府は緬羊の飼育を奨励し、滝川と札幌の月寒に種羊場が置かれた。羊肉が楽しみのための料理として広まったのは第二次世界大戦の後で、2004年には北海道遺産に選ばれている。いっぽうこの敷地のレンガ棟は1890年に製糖工場として建ち、のちにビール会社の手へ渡った。会社そのものは、1876年の官営醸造所にさかのぼる。
行く前に
- 現金
- 博物館の見学は2026年7月から有料になった。ガイドツアーはさらに別料金で、金額は変わりうるので、公式サイトで確かめてから向かいたい。園内のビヤホールでの飲食も別会計になる。
- 行く前に
- 12月31日は全館が休みで、臨時休館の予定は公式サイトに出る。ガイドツアーには、自由見学とは別に休みの曜日がある。12月から3月にかけては、雪と凍結で駅からの道が歩きにくくなる。
- 別ルート
- 札幌駅北口からは、北海道中央バスの直行便がサッポロビール園の停留所まで走っており、降りればすぐ目の前になる。地下鉄東豊線の東区役所前駅から歩く手もあり、こちらは10分ほど。
- 降りたあと
- 苗穂駅の北口を出て、舗装路を北西へ進むとサッポロガーデンパークに着く。敷地には、赤い星をつけたレンガの煙突が立っている。