
北海道・札幌No.1112★★地図で見る →
北海道庁旧本庁舎 赤れんが庁舎
札幌駅から歩いて数分、石畳の広場の突き当たりに赤れんがの旧道庁舎が構えている。長い改修を終えて再び開き、展示室とショップ、カフェ、レストランが同じ屋根の下に入った。屋上の八角塔のバルコニーにも、少人数のガイド付きで上がれる。
- 起点札幌駅(JR・地下鉄さっぽろ駅)
- 約8分札幌駅から徒歩
- 北海道庁旧本庁舎 赤れんが庁舎
狙い目
札幌の行程には最初から入っている建物で、隠れた場所ではない。見落とされているのはむしろ中身のほうだ。多くの人は広場から正面を撮り、それで訪問を終えてしまう。頭上の八角塔は予約制のガイド登攀で、ふらりと上がれる場所ではない。だから正門前が混んでいても、あの高さだけは静かなままでいる。
場所
北海道のほかの記事 102件・地図で開く →見どころ(歩く順)

- 北3条広場(アカプラ)正面へまっすぐ延びる石畳の広場。北海道最古の街路樹が並び、足下には札幌初の木塊舗装が眠る
- 正門と正面外観れんがの門柱と、八角塔を頂に据えた左右対称の赤れんがの正面
- 遺産・歴史とアイヌ文化の展示室デジタルサイネージやARで北海道の成り立ちとアイヌ文化をたどる展示
- 地域の魅力発信コーナー展示BOXと、地図を的にして道内市町村の情報を引き当てる体験コーナー
- 八角塔展望バルコニー階段68段の先、これまで非公開だったバルコニー。ガイド付きで1回7名
実際の行き方
- 札幌駅→北3条西6丁目(駅前の通りを南へ下り、北3条通を西へ)。
- 八角塔のバルコニーは旅程を組む段階で予約する。枠が小さく、発売も早い。
- まず広場を歩いて正面を見てから、南北どちらかの出入口で中へ入る。
- 展示室をひと回りしたら、券の要らないショップとカフェで締める。
- JR札幌駅から徒歩8分
- JR札幌駅の南口を西寄りに出て、駅前の通りを南へ下る。公式の案内で徒歩約8分だ。地下鉄なら南北線・東豊線さっぽろ駅の10番出口が近く、こちらは約4分と案内されている。札幌の街区には番号が振ってあるので、北3条西6丁目という住所がそのまま道順になる。
- 札幌駅へ戻る
- 来た道を北へ戻ってもいいし、南の大通駅まで抜けて南北線・東西線・東豊線のどれかに乗ってもいい。日中の本数は多い。ただし地下鉄は終夜運転ではないから、夜まで居たならホームで終電を確かめておきたい。
どんな場所か
建物が建つのは中央区の北3条西6丁目、札幌駅から南へ延びる大通りの西側だ。れんが造で地上2階・地下1階、屋根の上に八角塔が載る。使われたれんがはおよそ250万個にのぼる。設計の中心を担ったのは道庁土木課の平井晴二郎で、当時のアメリカ風ネオ・バロックの流儀による。新しい道庁舎が背後に完成するまで、北海道の行政はここに置かれていた。いまは館内に北海道の遺産・歴史・アイヌ文化の展示室が入り、ショップとカフェ、レストランが同居している。
おすすめの楽しみ方
開館は8時45分、閉館は21時で、最終入館は20時30分。市内の博物館としてはかなり遅くまで開いているので、夕食のあとに歴史建築の内部に居られる数少ない場所になる。八角塔の登攀は1日4回、11時・12時・14時・15時の回で、所要はおよそ30分。まずこの枠を押さえ、広場と展示とショップをその前後に振り分けるといい。
歴史・背景
竣工は1888年。北海道の庁舎としてこの建物が置かれた。屋根の八角塔は風雨に弱く、ほどなく取り払われている。1909年には火災で内部が全焼し、復旧工事が終わったのは1911年のことだ。1968年の復原工事で外観は創建時の姿へ戻され、八角塔もこのとき甦った。翌1969年、国の重要文化財に指定される。直近の大改修は2019年に始まり、再び扉が開いたのは2025年7月25日だった。
行く前に
- 現金
- 展示フロアの入館は有料で、公式サイトでは中学生以下が無料と案内されている。ショップやカフェ、レストランだけの利用なら入館券は要らず、南北の出入口から無料で入れる。八角塔のチケットは別売りで、公式サイトでは30日前から発売、館内のチケット売り場でも扱っている。
- 行く前に
- 休館は年末年始の12月29日から1月3日までと、運営側が定める設備点検日。八角塔へは階段で上がり、ヘルメットを着けて登る。足元や高所に不安があるなら見送ったほうがいい。展示フロアにはエレベーターがあるが、塔にはない。札幌の冬は長く、正面の広場は風が抜ける。寒い時期は屋内の順路を厚めに取っておきたい。
- 別ルート
- もう一つの入口は地下鉄大通駅だ。南北線・東西線・東豊線の3線が集まり、2番出口から北へ、公式の案内で徒歩約9分。この道順なら大通公園も途中に入る。
- 降りたあと
- JR札幌駅の南口から駅前の通りを南へ下り、北3条通で西へ折れる。広場が正面に開け、その突き当たりを赤れんが庁舎がふさいでいる。地下鉄からなら10番出口が同じ通りに出る。