天岩戸神社
実写(ライセンス済み)Big Ben in Japan / CC BY-SA 2.0

宮崎北部・高千穂No.506★★★地図で見る →

天岩戸神社

〜岩戸そのものを御神体とする社〜

history王道を、いちばんいい形で

高千穂の山あいに、谷向かいの岩窟と向き合って建つ社。岩戸そのものが御神体なので西本宮に本殿はなく、遥拝所へは神職が案内する。川をさかのぼって十分ほどの先に、もうひとつの洞窟がある。

  1. 起点延岡駅
  2. 半日宮崎交通バス・乗り継ぎ2本
  3. 降車高千穂バスセンター(宮崎交通)
  4. そこから
  5. 天岩戸神社

場所

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見どころ(歩く順)

天安河原Takasunrise0921 / CC BY 2.5
  1. 西本宮 拝殿本殿を持たない拝殿。向かいの岩窟がその役を担っている
  2. 天岩戸遥拝所拝殿の裏から岩戸と向き合う場所。神職の案内でのみ入れる
  3. 天安河原川上に口を開ける大洞窟。八百万の神が集ったと伝わる
  4. 東本宮対岸の社殿。岩戸を出た天照大御神が鎮まった地とされる
  5. 七本杉東本宮の御神木。七本杉と呼ばれる杉の群

実際の行き方

  1. 延岡駅→高千穂バスセンター(宮崎交通バス)。熊本方面からは特急バス「たかちほ号」で同じターミナルへ。
  2. 高千穂バスセンター→天岩戸神社(宮崎交通・岩戸線)。
  3. 西本宮拝殿→拝殿裏の休憩所→神職の案内で天岩戸遥拝所へ。
  4. 西本宮→岩戸川をさかのぼって天安河原→戻って対岸の東本宮へ。
延岡駅から宮崎交通のバスで
高千穂に鉄道は通っていない。JR日豊本線の延岡駅から宮崎交通のバスで高千穂バスセンターへ。熊本方面からは同社の特急バス「たかちほ号」が同じターミナルに着く。バスセンターで岩戸線の路線バスに乗り換えると、神社まで行ける。
帰りもすべて高千穂バスセンター経由
岩戸線の最終便が、滞在できる時間を決めてしまう。天安河原へ歩き出す前に、社務所で最終の時刻を確かめておきたい。延岡行きも熊本行きも、都市の感覚からすると早く終わる。暗くなってから動ける行程ではないし、代わりに乗れる鉄道もない。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

天岩戸神社は宮崎県北部、岩戸川を見おろす高台に建っている。この社が形づくられているのは、そこに何かがあるからではなく、向かいの崖にあるものを拝むためだ。古事記と日本書紀では、天照大御神が岩屋に隠れて世が闇に包まれる。神社は対岸の岩窟をその場所とし、洞窟そのものを御神体として祀る。だから西本宮に本殿はない。岩戸へは近づけない。拝殿裏の休憩所から神職が案内し、向かい合う遥拝所まで連れていってくれる。この短い道のりが、ここへ来る理由のすべてだ。川の対岸に建つ東本宮は、岩戸を出た天照大御神が最初に鎮まったと伝わる地にある。

おすすめの楽しみ方

授与所と社務所は8時30分から17時まで。遥拝所への案内はその時間のなかで定時に出る。拝殿裏の休憩所に少し早めに集まっておくと取りこぼさないし、始まっていても途中から加われる。天安河原まで往復するなら、さらに三十分ほどみておきたい。

歴史・背景

この社の由緒は、創建の年ではなく神話の時代までさかのぼる形で語られてきた。二つの社殿は岩戸川をはさんで両岸に育ち、西本宮にはいまも本殿がない。向かいの崖の岩窟がその役を担っているからで、この珍しい成り立ちが境内の配置そのものを説明している。東本宮が守るのは、岩戸を出た天照大御神が最初に鎮まったと伝わる土地だ。神話の一部始終を語りなおす夜神楽も、いまなお社の年中行事とつながっている。

行く前に

現金
遥拝所への案内に料金はかからない。気持ちがあれば箱に納めてほしい、という案内になっている。境内に拝観料もない。駐車場のうち有料なのは西本宮入口のもの。高千穂は小さな町なので、現金は持っていきたい。
知っておきたいこと
天安河原へ向かう参道は階段があり、車イスやベビーカーでは通れない。遥拝所までなら通れる。大雨が予想されるときは川沿いの参拝が止められる。岩盤調査で天安河原の参道が規制されたこともあるので、出かける前に神社のお知らせを見ておきたい。境内にゴミ箱はないので、出たごみは持ち帰る。
別ルート
車なら九州中央自動車道から。神社の案内は熊本側と延岡側の両方の降り口を挙げている。西からは阿蘇くまもと空港、東からは宮崎空港が入口になる。駐車場は複数あり、いちばん近いのは西本宮の入口。
降りたあと
高千穂バスセンターは乗換点であって目的地ではない。神社は町の東、岩戸地区にある。バスセンターから岩戸線の路線バスに乗ると神社の前で降りられる。車で行くなら西本宮入口の駐車場に停めれば、そこから拝殿までは平坦な道だ。