国見ヶ丘
実写(ライセンス済み)Yoshi Canopus / CC BY-SA 4.0

宮崎北部・高千穂No.1221★★地図で見る →

国見ヶ丘

〜高千穂の雲海の展望所〜

nature穴場——実はすごい

高千穂盆地を見下ろす丘の上の展望所。町から車で上がる。秋から初冬の朝、条件がそろうと谷が雲に沈み、尾根の先だけが雲の上に残る。

  1. 起点延岡駅
  2. 約1時間15分延岡からバス+タクシー
  3. 降車高千穂バスセンター(宮崎交通)
  4. そこから
  5. 国見ヶ丘

狙い目

案内板も駐車場もある名の通った展望所で、隠れ場所ではない。人が少ないとすれば、それは時間と天気のせいだ。雲海が湧くのは夜明け前後の限られた条件のときだけで、高千穂に来る人の多くは日中に峡谷へ向かう。

場所

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見どころ(歩く順)

国見ヶ丘の瓊々杵尊の像STA3816 / CC BY-SA 3.0
  1. 展望所東を向いた縁。雲海が出ていれば、まずここから見える
  2. 瓊々杵尊の像霧が晴れた伝説の場面をかたどった石像の一群
  3. 西の稜線阿蘇五岳の連なり。地元では涅槃像に見立てられている
  4. 北の稜線大分との境に立つ祖母連山。南には椎葉へ続く山々

実際の行き方

  1. 延岡駅→高千穂バスセンター(特急「たかちほ号」は1日1往復・座席指定の要予約で、延岡からは1時間弱)。
  2. 高千穂の町に前泊する。雲海が湧くのは夜明け前後だけ。
  3. 高千穂バスセンター→国見ヶ丘(車で約15分。タクシーか、宿の送迎があればそれで)。
  4. 東の縁で盆地を見て、瓊々杵尊の像、明るくなるにつれ西と北の稜線へ。
延岡駅から特急バスで
高千穂に鉄道はなく、いちばん近い鉄道の玄関口が延岡駅になる。特急「たかちほ号」は1日1往復の座席指定制で、延岡発の便は1時間弱で高千穂バスセンターに着く。バスセンターから丘までは車で約15分なので、最後はタクシーに乗る。
帰りも高千穂バスセンターから
「たかちほ号」は高千穂バスセンターを昼前後に延岡方面へ、夕方に熊本方面へ出る。どちらも1日1本だ。この1本が一日の形を決めてしまうので、暗いうちに丘へ上がる前に、帰りの席を押さえておきたい。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

丘の高さは513メートル。展望所はその東の縁にあって、足もとから高千穂盆地へ一気に落ちる。盆地を流れる五ヶ瀬川はそのまま下流の峡谷へ入っていくので、高千穂という町が収まっている谷の形が、この一点から読み取れる。東は眼下、あとの三方は山だ。あるのは駐車場とトイレだけで、建物も入口も入場券もない。丘そのものが目的地で、その日に何が見えるかは天気が決める。

おすすめの楽しみ方

9月下旬から12月上旬の、夜明け前に着くこと。2、3日晴れが続き、朝晩と昼の気温差が15度を超え、風のない朝。観光協会が挙げる雲海の条件はこれだ。雲が出なくても、盆地の向こうから上がる日の出だけで早起きの元は取れる。

歴史・背景

国見とは、高いところから国土を見渡すこと。神武天皇の孫とされる建磐龍命が九州を治めに向かう途中この丘に立ち寄り、四方を見渡したという伝えが名の由来になっている。丘にはもうひとつの話が石像として置かれている。天から降りた瓊々杵尊の一行が深い霧で道を見失い、稲穂を籾にしてまくよう勧められてそのとおりにすると、霧が晴れたという場面だ。民謡「刈干切唄」が生まれた場所としても知られる。

行く前に

現金
展望所に料金はかからず、ゲートもない。駐車場とトイレは自由に使える。観光協会が宿の送迎つきのご来光ツアーを出していて、ひとりあたりの値段は人数で変わるので、申し込むときに確かめてほしい。高千穂は小さな町なので、現金は持っていきたい。
行く前に
雲海が出るかどうかはその晩の天気次第で、約束されたものではない。丘の上は風を遮るものがない開けた場所で、秋でも夜明け前は冷える。上がる道は細く曲がるので、距離から想像するより時間を見ておきたい。
別ルート
熊本側からも同じ「たかちほ号」で入れる。熊本駅前を出て阿蘇くまもと空港と高森を経由し、昼前に高千穂バスセンターに着く便だ。こちらも1日1本で、予約がいる。
降りたあと
高千穂バスセンターは乗換点であって目的地ではない。丘は町の上にあり、そこから車で約15分。タクシーはバスセンターか宿で手配する。丘の上には駐車場とトイレがある。