
宮崎南部・日南海岸No.997★★★地図で見る →
宮崎完熟マンゴー
〜日南海岸の道の駅で会う〜
宮崎のマンゴーは枝から切り取らない。実を一つずつネットで包み、熟しきって自然に落ちるのを待つ。その果実が並ぶのは、ヤシの木が続く日南海岸の道の駅だ。
- 起点南郷駅(JR日南線)
- 7〜12分南郷駅からタクシー
- 宮崎完熟マンゴー
場所
宮崎のほかの記事 18件・地図で開く →見どころ(歩く順)

- 物産館の売り場4月から地元の完熟マンゴー、寒い季節は日向夏やデコポンが棚を埋める
- テイクアウトの窓口丸ごとの実ではなく、ソフトクリームの姿でマンゴーが出てくる側
- 海に張り出したデッキ日向灘と、沖に浮かぶ小さな島々を正面に見る木のテラス
- 斜面の庭県の亜熱帯作物支場と同じ丘に広がる、ヤシと南国の草木
- ジャカランダの森斜面の上に広がる、日本有数の規模という紫の花木の群れ
実際の行き方
- 南郷駅から国道448号沿いの道の駅までタクシー。
- まず物産館の売り場、それからテイクアウトの窓口へ。
- デッキに出て島影を眺め、そのまま斜面の庭を上がる。
- ジャカランダの森まで行き、道路まで下って戻る。
- 南郷駅から
- 日南線は南宮崎から海沿いを南下し、飫肥・油津を経て南郷へ着く。道の駅はそこからさらに南、海岸道路が湾の上へ上がっていくあたりで、歩ける距離ではない。駅前からタクシーに乗る。
- 南郷駅へ戻る
- 同じ海岸道路を北へ引き返す。日南線の時刻表は都市の路線とは作りが違うので、テラスで落ち着く前に帰りの列車を決めておきたい。逆算するときはタクシーの分も足しておく。
どんな場所か
産地が発明したのは木ではなく、収穫の仕方のほうだ。よそではまだ熟しきらないうちに切り取り、木から離してから追熟させる。宮崎は逆で、枝に残す実を絞り込み、その一個をネットで包み、落ちるまで手を触れない。ネットが受け止めた時点で実はもう完熟していて、完熟した果実は輸送に弱い。落ちた実は一つずつ、色と形と大きさと糖度を基準に照らして仕分けられ、糖度15度以上とそのほかの条件をすべて満たしたものだけが、最上級の「太陽のタマゴ」として出ていく。県全体では、沖縄に次ぐ全国2位の産地にあたる。
おすすめの楽しみ方
丸ごとの実に会いたいなら春から夏。地元産が売り場に出はじめるのは4月ごろで、冬に寄れば主役は柑橘に替わる。ソフトクリームはどちらの季節にもある。斜面のジャカランダが咲くのは5月下旬から。庭が売り場を追い越すのは、その時期だけだ。マンゴーはウルシと同じ科で、果汁で肌がかぶれることがある。心配ならフォークを使いたい。
歴史・背景
この木はもともと、この海岸のものではない。マンゴーは熱帯の果樹で、宮崎で育つのも外から入ってきた赤いアップルマンゴー系の「アーウィン」だ。転機は観察の偶然だった。自分から落ちた実のほうが、切り取った実よりうまい。そう気づいた生産者たちに県の試験場が付き合い、やがてハサミはネットに置き換わって産地全体の作法になった。文書としての認証基準が整うのは、いちばん最後になる。土地に歴史のなかった果実が、こうして確かめられる名前を持った。
行く前に
- 現金
- 入場は無料で、買うものと食べるものの分だけを払う。等級の高い実は間食ではなく贈答の値段なので、見はじめる前に狙いを決めておくといい。カードのほかに現金も持っておきたい。
- 行く前に
- 売り場も厨房も日中の営業で、寒い季節は閉まる時刻が早くなる。厨房のほうが先に終わる。定休日は曜日で決まっておらず、都合で臨時に閉まることがある。
- 別ルート
- 車なら日南海岸国定公園を貫く国道448号沿い、駐車場も敷地の中にある。宮崎の側から下る場合、220号と448号は南郷駅前の交差点までは同じ道で、その先を海沿いに行くのが448号だ。
- 降りたあと
- 南郷駅からはタクシーで南へ、海沿いの道へ出る。建物は車道より一段高いところにヤシの並木を挟んで並び、手前が駐車場、その奥の斜面に庭が上がっていく。