
北海道・函館No.976★★★地図で見る →
函館塩ラーメン
函館のラーメンは澄んでいる。脂の少ない豚骨を煮立てずに炊き、塩で味を決めるからだ。ここはその一杯をさかのぼれる港の一帯で、起点になるのは無料で入れる市の建物。
- 起点函館駅
- 約10分市電+徒歩
- 降車十字街電停(函館市電)
- 徒歩
- 函館塩ラーメン
場所
北海道のほかの記事 102件・地図で開く →見どころ(歩く順)

- 十字街電停市電の2系統が分かれる交差点の電停
- 函館市地域交流まちづくりセンター旧百貨店の建物を使った、入館無料の3階建て
- 塔屋の大階段と手動式エレベーター保存のため5階建てのまま残された塔屋で今も動くもの
- 末広町の電車通り次の電停まで約600m続く軌道沿いの通り
- 末広町電停函館どつく前へ向かう系統の、ひとつ海側の電停
実際の行き方
- 函館駅→函館駅前電停(駅前から歩いてすぐ)。
- 函館駅前→十字街(函館市電。2系統のどちらでも行ける)。
- 十字街→函館市地域交流まちづくりセンター(軌道沿いに歩いて数分)。
- 1階の展示を無料で見てから、この一帯でラーメン店を選ぶ。
- 函館駅前から市電で十字街へ
- 函館駅から歩いて函館駅前電停へ出て、十字街方面の市電に乗る。函館市電は2系統とも十字街を通るので、来た電車に乗ればよい。十字街で降りれば、まちづくりセンターは軌道沿いにすぐ。運賃は距離に応じた後払いになる。
- 十字街から戻る
- 帰りも十字街から函館駅前まで2系統のどちらでも戻れるので、日中に待たされることは少ない。ただし終夜運転ではないから、夜まで食べるなら電停の掲示で終電を確かめておきたい。
どんな場所か
北海道のラーメンを三つに分けたとき、函館が受け持つのが塩だ。農林水産省の「うちの郷土料理」も、札幌の味噌、旭川の醤油と並べてこれを挙げている。ベースは脂の少ない豚骨で、函館市の観光サイトはそこに鶏がら、昆布、ほたての貝柱が加わると書く。要は炊き方の加減で、煮立てないように火を守るから濁らない。合わせるのはストレートの麺、具はチャーシューとねぎとメンマくらいに抑える。始まりの一帯である末広町は、いまも軌道沿いに続く商都の町並みで、その真ん中に函館市の建物が無料で開いている。
おすすめの楽しみ方
センターは9時から21時まで開いていて、この一帯ではいちばん長い。食事の前でも後でも寄れるということだ。夕方に着いて塔屋の階段と古いエレベーターを見て、店の灯りがつくころに軌道沿いを歩くと順番がいい。ラーメン店の予定は店ごとなので、決めるのは当日でいい。
歴史・背景
1884年、函館の新聞に「南京そば十五銭」という広告が載った。日本のラーメンについて活字で残る記録としては、これがいちばん古いとされることが多い。広告を出した洋食店があったのは船場町、いまの末広町にあたる。この記事が起点に選んだ建物は1923年に百貨店として建てられ、1930年に塔屋の大階段とエレベーターが加わった。函館市がまちづくりセンターとして開き直したのが2007年になる。
行く前に
- 現金
- 建物に入るだけなら費用はかからない。市電は後ろから乗って整理券を取り、前で降りるときに払う方式で、KitacaやSuica、ICOCAなど全国の交通系ICカードが使える。何度も乗り降りするなら市電専用の一日乗車券もある。
- 行く前に
- センターは毎日長く開いていて、休むのは年末年始だけ。一方でラーメン店の営業日と時間は店ごとに違うから、狙う一杯があるなら当日に確かめるほうが早い。冬は軌道沿いに雪と氷が残るので、靴だけは滑らないものにしておきたい。
- 別ルート
- 市電をもう一つ先の末広町まで乗って、函館どつく前ゆきの側から軌道沿いに歩いて戻る道もある。
- 降りたあと
- 十字街で降りると、軌道は海のほうへ続いている。角に丸いドームの塔屋を載せた淡い色の3階建てが目印で、交差点の海側に歩いて数分。