層雲峡
実写(ライセンス済み)lienyuan lee / CC BY 3.0

北海道・層雲峡No.734★★★地図で見る →

層雲峡

nature王道を、いちばんいい形で

石狩川の上流に、柱状節理の壁が谷の端まで立ち並ぶ。その中ほどに二つの滝が並んで落ち、駐車場の裏から登る道の先には、両方を一枚に収める展望台がある。

  1. 起点旭川駅
  2. JR+バス約30分JR石北本線+道北バス
  3. 降車上川駅(JR石北本線)
  4. そこから
  5. 層雲峡

場所

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見どころ(歩く順)

銀河の滝lienyuan lee / CC BY 3.0
  1. 黒岳ロープウェイ温泉街から通年で動く索道。標高1,984mの黒岳へ向かって上がる
  2. 流星の滝岩壁を太い一本の綱のように落ちる、夫婦滝の雄滝
  3. 銀河の滝その隣で幾筋にもほどけて落ちる、白糸のような滝
  4. 双瀑台駐車場の裏の斜面を登った先の展望台。二つの滝が一枚に収まる
  5. 大函温泉街の東にある柱状節理の崖。屏風のように整然と並ぶ

実際の行き方

  1. 旭川駅→上川(JR石北本線・特急「オホーツク」「大雪」停車)。
  2. 上川駅→層雲峡温泉(道北バス・約30分)。
  3. 温泉街から国道を東へ進み、銀河・流星の滝の駐車場へ。
  4. 駐車場の裏の道を約20分登り、双瀑台に立つ。
上川駅までJR、そこから道北バス
上川は石北本線の駅で、特急「オホーツク」も「大雪」も停まる。バス乗り場は駅に隣接する森のテラスヌプリにあり、道北バスがそこから層雲峡温泉まで約30分で結んでいる。乗り換えを避けたければ、同じ事業者が旭川駅から温泉街まで直通する便も走らせている。
層雲峡から戻る
帰りも同じ路線で上川へ下り、そこから旭川方面の列車に乗る。便数は多くなく、使える最終の接続は、夏の明るさから受ける印象よりずっと早い。歩き出す前に帰りを決めておきたい。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

層雲峡は石狩川の上流を約24kmにわたって続き、その大半で谷の壁が垂直に立っている。岩は大雪山の噴火が積もらせた溶結凝灰岩で、それを川が削り込んだ。冷えるときに縦の割れ目が入り、柱を並べたような崖が高さ200mほどまでせり上がる。谷には国道が一本通っていて、層雲峡の多くが時速何十kmで消費されるのはそのためだ。中ほどの二つの滝は、そこで足を止めるべき場所である。流星は太い一本の綱のように落ち、隣で銀河は幾筋にもほどける。地元ではこの二つを夫婦滝と呼ぶ。

おすすめの楽しみ方

滝は駐車場から眺めて終わりにしないほうがいい。裏の登りは短く、二つの滝が並んで見えるのはその上だけだ。ロープウェイは通年動くが、運行時間は季節で動く。遅い時間に上がるつもりなら先に確かめておくこと。混むのは紅葉の時期で、この谷を行きやすくしている道が、そのまま混雑も連れてくる。

歴史・背景

この谷に層雲峡の名を与えたのは、紀行文で知られる大町桂月だった。谷の入口を流れる川のアイヌ語名ソウンペッ——滝のある川——の響きに字を当てたものとされる。ただし今そこにある森は、桂月が見た森ではない。台風が原生林の多くをなぎ倒し、倒木が搬出され、跡地にはアカエゾマツが植えられた。崖にかかる緑は植林の森である。道も書き換えられた。小函の狭い旧道は落石で閉ざされ、車はいま崖の裏側を長いトンネルで抜けていく。

行く前に

現金
谷を見ること自体に料金はかからない。層雲峡観光協会は銀河・流星の滝と大函のどちらも駐車場無料・見学無料として案内している。黒岳ロープウェイは事業者が定める別料金なので、思い込みで動かず、そのときの運賃を確かめること。バス代は車内で払う。小銭は持っておくといい。
行く前に
小函の旧遊歩道は落石の危険から全線が通行止めで、これは季節の問題ではなく長く続いている閉鎖だ。残りを変えるのは雪のほうである。国道は冬も通るが、滝の裏の道は階段ではなく斜面で、ロープウェイは寒い時期に運行時間を切り詰める。
別ルート
車なら国道が谷を端まで貫き、旭川紋別自動車道とは上川層雲峡インターでつながる。落石地帯の多くは銀河トンネルで迂回されているので、走りは快適だが景色は見えない。停めて歩いたほうがいい理由がもう一つ増える。
降りたあと
鉄道で行けるのは上川駅までで、谷はそこからバスに乗った先にある。駅舎の隣、森のテラスヌプリのバス乗り場から層雲峡行きが出る。温泉街は谷の西の端にあたり、滝はそこからさらに東の国道沿いで、登り口の足元に無料の駐車場がある。