
北海道・層雲峡No.734★★★地図で見る →
層雲峡
石狩川の上流に、柱状節理の壁が谷の端まで立ち並ぶ。その中ほどに二つの滝が並んで落ち、駐車場の裏から登る道の先には、両方を一枚に収める展望台がある。
- 起点旭川駅
- JR+バス約30分JR石北本線+道北バス
- 降車上川駅(JR石北本線)
- そこから
- 層雲峡
場所
北海道のほかの記事 102件・地図で開く →見どころ(歩く順)

- 黒岳ロープウェイ温泉街から通年で動く索道。標高1,984mの黒岳へ向かって上がる
- 流星の滝岩壁を太い一本の綱のように落ちる、夫婦滝の雄滝
- 銀河の滝その隣で幾筋にもほどけて落ちる、白糸のような滝
- 双瀑台駐車場の裏の斜面を登った先の展望台。二つの滝が一枚に収まる
- 大函温泉街の東にある柱状節理の崖。屏風のように整然と並ぶ
実際の行き方
- 旭川駅→上川(JR石北本線・特急「オホーツク」「大雪」停車)。
- 上川駅→層雲峡温泉(道北バス・約30分)。
- 温泉街から国道を東へ進み、銀河・流星の滝の駐車場へ。
- 駐車場の裏の道を約20分登り、双瀑台に立つ。
- 上川駅までJR、そこから道北バス
- 上川は石北本線の駅で、特急「オホーツク」も「大雪」も停まる。バス乗り場は駅に隣接する森のテラスヌプリにあり、道北バスがそこから層雲峡温泉まで約30分で結んでいる。乗り換えを避けたければ、同じ事業者が旭川駅から温泉街まで直通する便も走らせている。
- 層雲峡から戻る
- 帰りも同じ路線で上川へ下り、そこから旭川方面の列車に乗る。便数は多くなく、使える最終の接続は、夏の明るさから受ける印象よりずっと早い。歩き出す前に帰りを決めておきたい。
どんな場所か
層雲峡は石狩川の上流を約24kmにわたって続き、その大半で谷の壁が垂直に立っている。岩は大雪山の噴火が積もらせた溶結凝灰岩で、それを川が削り込んだ。冷えるときに縦の割れ目が入り、柱を並べたような崖が高さ200mほどまでせり上がる。谷には国道が一本通っていて、層雲峡の多くが時速何十kmで消費されるのはそのためだ。中ほどの二つの滝は、そこで足を止めるべき場所である。流星は太い一本の綱のように落ち、隣で銀河は幾筋にもほどける。地元ではこの二つを夫婦滝と呼ぶ。
おすすめの楽しみ方
滝は駐車場から眺めて終わりにしないほうがいい。裏の登りは短く、二つの滝が並んで見えるのはその上だけだ。ロープウェイは通年動くが、運行時間は季節で動く。遅い時間に上がるつもりなら先に確かめておくこと。混むのは紅葉の時期で、この谷を行きやすくしている道が、そのまま混雑も連れてくる。
歴史・背景
この谷に層雲峡の名を与えたのは、紀行文で知られる大町桂月だった。谷の入口を流れる川のアイヌ語名ソウンペッ——滝のある川——の響きに字を当てたものとされる。ただし今そこにある森は、桂月が見た森ではない。台風が原生林の多くをなぎ倒し、倒木が搬出され、跡地にはアカエゾマツが植えられた。崖にかかる緑は植林の森である。道も書き換えられた。小函の狭い旧道は落石で閉ざされ、車はいま崖の裏側を長いトンネルで抜けていく。
行く前に
- 現金
- 谷を見ること自体に料金はかからない。層雲峡観光協会は銀河・流星の滝と大函のどちらも駐車場無料・見学無料として案内している。黒岳ロープウェイは事業者が定める別料金なので、思い込みで動かず、そのときの運賃を確かめること。バス代は車内で払う。小銭は持っておくといい。
- 行く前に
- 小函の旧遊歩道は落石の危険から全線が通行止めで、これは季節の問題ではなく長く続いている閉鎖だ。残りを変えるのは雪のほうである。国道は冬も通るが、滝の裏の道は階段ではなく斜面で、ロープウェイは寒い時期に運行時間を切り詰める。
- 別ルート
- 車なら国道が谷を端まで貫き、旭川紋別自動車道とは上川層雲峡インターでつながる。落石地帯の多くは銀河トンネルで迂回されているので、走りは快適だが景色は見えない。停めて歩いたほうがいい理由がもう一つ増える。
- 降りたあと
- 鉄道で行けるのは上川駅までで、谷はそこからバスに乗った先にある。駅舎の隣、森のテラスヌプリのバス乗り場から層雲峡行きが出る。温泉街は谷の西の端にあたり、滝はそこからさらに東の国道沿いで、登り口の足元に無料の駐車場がある。