
大分・高崎山No.916★★★地図で見る →
高崎山自然動物園
〜檻のない野生のサルの山〜
大分と別府のあいだの山に、野生のニホンザルの群れが二つ暮らしている。餌の時間になると寄せ場まで下りてきて、人はその中に立って眺める。園は頭数を数え、名前を付け、群れの力関係まで説明してくれる。
- 起点大分駅
- 約25分大分交通バス(別大国道)
- 降車高崎山(大分交通バス)
- 徒歩
- 高崎山自然動物園
場所
大分のほかの記事 12件・地図で開く →見どころ(歩く順)

- 入園口国道10号の山側にある券売窓口。背後にすぐ森の斜面が迫る
- さるっこレール斜面を上がる小さなモノレール。徒歩の遊歩道と選べる
- サル寄せ場群れが下りてくる広場。職員がここで麦を撒く
- チャレンジコーナーサルの学習能力と身体能力を見せる実演。毎日、天候次第で実施
- 高崎山おさる館国道を挟んだ側にある入場無料の展示館。初代第1位の骨格標本がある
実際の行き方
- 大分駅→高崎山(大分交通バス「関の江行」「鉄輪行」「国東行」)。
- 国道10号を山側へ渡り、入園口で入園券を買う。
- 遊歩道を上ってサル寄せ場へ。坂を省きたければさるっこレールに乗る。
- 帰りに国道を渡り、水族館の隣にある無料の高崎山おさる館へ。
- 大分駅から大分交通バスで
- 大分駅→(大分交通バス・約25分)→高崎山。「関の江行」「鉄輪行」「国東行」のいずれかに乗る。どれも大分と別府を結ぶ海沿いの別大国道を走り、園の前に停留所がある。同じ道を空港バスも通るので、到着日や出発日の途中に挟みやすい。
- 別府へ抜ける、大分へ戻る
- 同じ海沿いの道を両方向のバスが走っているので、往復するより二つの街のあいだに挟む形が向いている。別府駅からのほうが近く、「大分駅行」で約15分。
どんな場所か
高崎山は大分と別府のあいだに立つ、標高628mの丸い釣り鐘のような山だ。そこに棲むニホンザルは野生のまま。囲いも檻もない。B群とC群と呼ばれる二つの群れが森から山麓のサル寄せ場に下りてきて、職員が麦を撒く。見る側は数歩の距離を隔てて同じ地面に立っている。餌を食べているあいだ、職員がずっと解説を続ける。誰が誰の毛づくろいをしているか、どのサルに道を譲っているか。見えてくるのは動物の集まりではなく、ひとつの社会だ。
おすすめの楽しみ方
開園は9時から17時まで、年中無休。最終入園は16時30分。入園口からサル寄せ場までは徒歩で約6分、さるっこレールなら4分で着く。勢いのある群れが午前中に現れ、昼ごろにもう一方へ入れ替わることが多いので、昼前に入って1時間ほど粘ると両方に会える見込みがある。チャレンジコーナーは14時40分から。
歴史・背景
この山とサルの縁は動物園より古い。元禄11年(1698年)の地誌には、すでに高崎山にはサルが多いと書かれている。園そのものの出発点は害獣対策だった。戦後、畑を荒らすサルが問題になり、駆除ではなく一か所に集めてしまおうと考えたのが当時の大分市長・上田保だ。山麓の寺の和尚と組み、1952年に餌付けを始めた。翌年、一つの群れ220頭とともに開園する。群れは二度に分かれ、2002年には最初のA群が姿を消し、いまの二群が残った。
行く前に
- 現金
- 入園料は一般500円、高校生等250円。小学生未満は無料で、20人以上の団体は割引になる。窓口ではクレジットカード・交通系IC・コード決済が使えるが、隣の水族館と共用の駐車場は現金のみ。
- 知っておきたいこと
- 年中無休だが、ゴールデンウィークとお盆は時間が変わることがあり、年に数日は臨時休園もある。さるっこレールは悪天候や点検で止まる。サル寄せ場は屋根のない山の斜面なので、雨はそのまま降りかかる。
- 別ルート
- 車なら別府IC・大分ICのどちらからも約25分。大分空港からは「大分駅行」の空港アクセスバスで約50分、同じ停留所に着く。別府国際観光港からはバスで約20分。
- 降りたあと
- 停留所は園の真下、国道10号沿いにある。山側へ渡れば1分ほどで券売窓口があり、その奥がさるっこレールの乗り場だ。展示館と水族館は海側なので、帰りに寄るといい。