九重“夢”大吊橋
実写(ライセンス済み)TANAKA Juuyoh (田中十洋) / CC BY 2.0

大分・九重No.880★★★地図で見る →

九重“夢”大吊橋

〜日本一高い歩行者専用の吊橋〜

nature王道を、いちばんいい形で

くじゅうの高原、渓谷をまたいで架かる歩行者専用の吊橋。車は通らず、渡った先に用事があるわけでもない。渡ること自体が目的で、上流には滝、はるか下には原生林が広がる。

  1. 起点大分駅
  2. 約2時間JR+町のコミュニティバス
  3. 降車大吊橋中村口(九重町コミュニティバス)
  4. 徒歩
  5. 九重“夢”大吊橋

場所

大分のほかの記事 12件・地図で開く →

見どころ(歩く順)

震動の滝・雄滝Yuji Sakamoto / CC BY-SA 3.0
  1. 中村エリアの渡橋ゲート無料の大駐車場に隣り合う正面入口。観光案内所も併設
  2. 震動の滝・雄滝日本の滝百選のひとつ。橋の上流側、渡る方向の左手に落ちる
  3. 震動の滝・雌滝雄滝と対になる細い流れ。谷のさらに奥まった位置にある
  4. 橋中央のグレーチング格子状の金属の床板。真下の渓谷がそのまま見下ろせる
  5. 北方エリア対岸の降り口。小さな駐車場と地元産品を売る店がある

実際の行き方

  1. 大分駅→豊後中村駅(JR久大本線)。
  2. 豊後中村駅→大吊橋中村口(九重町コミュニティバス・九重縦断線)。
  3. 駐車場を抜けて中村側のゲートまで上がり、渡橋券を買う。
  4. 北方側へ渡り、同じ道を歩いて戻る。往復とも左側を歩く。
大分駅からJRと町のバスで
大分駅→(JR久大本線)→豊後中村駅。ここから九重町コミュニティバスの九重縦断線に乗り換える。玖珠町塚脇から豊後中村駅を経てくじゅうの登山口までを毎日走る路線だ。運賃はどこまで乗っても大人一律500円、予約は受け付けておらず、降りるのは「大吊橋中村口」。
豊後中村駅へ戻る
帰りも同じ縦断線で豊後中村駅・玖珠方面へ戻る。観光用のシャトルではなく町民の足なので、便は一日のなかに薄く散らばっていて、最終も思ったより早い。渡り終えてからではなく、渡る前に停留所の時刻表を見ておきたい。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

橋桁の長さは390m、水面からの高さは173m。歩行者専用の橋としては日本でいちばん高い。そして幅は手すりの内側で1.5mしかない。だから展望台に立つというより、空中に引かれた一本の線をたどる感覚に近い。設計上は大人およそ1,800人分の荷重に耐えるが、実際にはそこまで人を入れる前にゲートが閉まる。中央部の床板は格子状で、真下の渓谷がそのまま見える。左右にはくじゅう連山が広がる。

おすすめの楽しみ方

営業は8時30分から。11月から6月は17時まで、7月から10月は18時までで、入場券の販売は閉場の30分前に終わる。渡るときは左側通行をお願いされる。中村側から歩けば、そのほうが滝を正面に見ながら進めるからだ。定休日はないが、天候によっては急に渡橋が止まる。

歴史・背景

橋の歴史は浅い。2006年10月30日の開通で、県でも国でもなく九重町自身が建て、いまも町が運営している。総事業費はおよそ20億円。国や県の補助金は入っていない。谷を歩いて渡るために人はお金を払うか——町はそこに賭けた。賭けは当たり、来場者は計画に書かれた数字を大きく超えて伸びた。1,000万人目の入場券が売れたのは2017年3月のことだ。

行く前に

現金
渡橋料は中学生以上500円、小学生200円。小学生未満は無料で、30名以上の団体は割引がある。料金がかかるのはゲートの内側だけで、駐車場・トイレ・売店は誰でも使える。
知っておきたいこと
定休日はない。ただし風速15mを超えたとき、橋上の人が見えないほどの濃霧、大雨・大雪の注意報、震度4以上の地震(点検後に再開)、橋の上の人が800人を超えたときは渡橋が止まる。傘をさして渡ることはできないので、雨具は上下のカッパを用意しておく。
別ルート
車なら大分自動車道の九重ICから約20分。福岡・大分とくじゅうを結ぶ高速バスもICに停まる。別府温泉と由布院温泉からは定期観光バスも上がってくる。
降りたあと
停留所は中村側の大駐車場の横、橋よりひとつ下の高さにある。駐車場を抜けて農産物の売店の前を上がると、坂の上に券売所があり、その奥がゲートだ。