
北海道・積丹No.699★★★地図で見る →
神威岬
北海道西岸に突き出した細い岬。先端まで舗装された尾根道が延び、歩くだけなら無料で短い。ただし季節ごとの開門時間と、予約制の路線バスが、たどり着けるかどうかを決める。
- 起点小樽駅
- 約2時間25分中央バス+町営バス・要予約
- 降車神威岬(積丹町生活交通バス)
- 徒歩
- 神威岬
場所
北海道のほかの記事 102件・地図で開く →見どころ(歩く順)

- 女人禁制の門遊歩道の入口に立つ門。かつての女人禁制にちなむ名
- チャレンカの小道左右が断崖になった尾根の背を行く舗装路
- 神威岬灯台尾根の先端近くに立つ、無人の小さな灯台
- 岬の先端三方が海に開けた、この道の折り返し地点
- 神威岩チャレンカ伝説が結びつけられた、沖に立つ岩
実際の行き方
- 小樽駅→美国ターミナル(北海道中央バス積丹線・系統20・約1時間20分)。
- 美国ターミナル→神威岬(積丹町生活交通バス・1時間弱/前日17時までに予約)。
- 女人禁制の門をくぐり、チャレンカの小道を灯台と先端までたどる。
- 12時14分・13時34分・15時24分の町営バスに合わせて駐車場へ戻る。
- 中央バスで美国へ、そこから町営バス
- 小樽駅前から北海道中央バスの積丹線(系統20)に乗り、終点の美国ターミナルまで約1時間20分。その先は積丹町の生活交通バスが受け持つ。美国ターミナル発は10時30分・11時30分・13時30分で、神威岬までは1時間弱。ほとんどが予約運行なので、前日17時までに運行事業者へ電話しておく。
- 美国ターミナル経由で戻る
- 神威岬を出る町営バスは12時14分・13時34分・15時24分。美国ターミナルで、小樽行きの中央バス13時19分・14時39分・16時29分発に接続する。岬を出られる最終は15時24分で、この便も前日予約が要る。歩き出す前に帰りを決めておきたい。
どんな場所か
神威岬は、北海道西岸の積丹半島から日本海へ北西に突き出している。駐車場から先端までは、細い尾根の背をたどる約770mの舗装路「チャレンカの小道」が延びる。道の左右はほとんど断崖で、歩くあいだずっと海が横にある。先端近くには無人の小さな灯台が立つ。道には2つの門があり、風雨が強まると閉じられる。初夏には尾根沿いにエゾカンゾウが咲く。
おすすめの楽しみ方
門の開いている時間は短く、季節でずれる。4月から11月は8時に開き、6月は18時30分まで延びる一方、11月は16時30分に閉まる。12月から3月は10時から15時までと、さらに狭い。入園の締切はおおむね閉門の1時間前。先端まで往復するだけなら、立ち止まらなければ40分ほどで戻ってこられる。
歴史・背景
江戸時代の大半、松前藩はこの岬から先へ和人女性が立ち入ることを禁じていた。信仰というより経済の話で、北のニシン漁の権益に人が入り込むのを抑える意味合いが強かったとされる。禁制が崩れたのは幕末で、箱館奉行所の役人が妻を船に乗せたまま岬の沖を通り、神罰を恐れる理屈をその場で否定してみせた。背景には伝説もある。義経に置き去りにされたアイヌ首長の娘チャレンカがこの岬で身を投げ、沖の岩になったという話だ。
行く前に
- 現金
- 岬を歩くこと自体は無料で、駐車場も北海道公式観光サイトでは無料と案内されている。小樽側の中央バスは交通系ICカードが使えるが、積丹町の生活交通バスは現金か回数券のみ。この区間のために小銭を残しておくとよい。
- 行く前に
- 強風や雨のときは門が閉じられる。これは季節を問わず起こる。町営バスが岬まで走るのは4月から11月まで。駐車場そばの食堂と売店は11月から3月まで休業する。冬は開門が遅く閉門が早いため、実質的に車でしか行けない。
- 別ルート
- JR函館本線の余市駅も中央バス積丹線の経路上にある。札幌方面から向かうなら、余市まで列車で行ってバスに乗り継ぐ手もある。
- 降りたあと
- 神威岬のバス停は、岬の付け根にある駐車場のすぐそば。尾根道への門までは1分ほど、先端まではさらに徒歩20分ほど。