
北海道西・積丹No.724★★地図で見る →
島武意海岸
岬の岩を人の手で掘り抜いた通路と、その先で入江を見下ろす展望台。土地の人が積丹ブルーと呼ぶ海の色を、真上から見るための場所。浜へ降りる道はいま閉じている。
- 起点小樽駅前
- 約1時間55分中央バス+生活交通バス・夏ダイヤ
- 降車島武意海岸入口(積丹町生活交通バス)
- 徒歩
- 島武意海岸
狙い目
知られていない場所ではない。国の選定を受けていて、観光バスも上がってくる。人の数を抑えているのは季節と道のほうだ。バスの乗り継ぎは夏ダイヤの期間だけ、最後の一本は予約がいる。秋の終わりには、この経路そのものが閉じる。
場所
北海道のほかの記事 102件・地図で開く →見どころ(歩く順)

- 岬の駐車場入江の上、アプローチの道が行き止まる無料の駐車場
- 掘り抜きのトンネルニシンを運ぶために岩を貫いた、照明のない短い通路
- 島武意海岸展望台トンネルを抜けた先の展望台。島武意で唯一いま開いている場所
- 浜へ降りる階段海岸へ続く遊歩道。入口で閉鎖中で、入江は上から眺める
- 積丹岬遊歩道同じ駐車場から続く崖上の道。女郎子岩展望台までが歩ける区間
実際の行き方
- 小樽駅前→美国ターミナル(北海道中央バス・約1時間20分)。
- 美国ターミナル→島武意海岸入口(積丹町生活交通バス・要予約の便あり)。
- 岬の駐車場まで上がり、掘り抜きのトンネルを抜けて展望台へ。
- 駐車場に戻り、積丹岬遊歩道を女郎子岩展望台まで歩く。
- 小樽駅前から中央バス、美国で乗り継ぎ
- 小樽駅前から北海道中央バスで美国ターミナルまで約1時間20分、運賃1,450円。そこから積丹町の生活交通バスに乗り継ぐ。待ち時間はおよそ10分。積丹町がこの2本を1枚の乗り継ぎ時刻表にまとめて公開していて、対象は4月1日から11月30日までの夏ダイヤになる。
- 小樽へ戻る
- 帰りの便は少なく、終わりも早い。町の乗り継ぎ時刻表では、生活交通バスが島武意海岸入口を通るのが12時44分、14時4分、15時54分。美国から乗り継いだ中央バスが小樽駅前に着くのは14時39分、15時59分、17時49分。これより後の便はない。
どんな場所か
島武意があるのは積丹半島の北側、入舸町。断崖がほとんど途切れずに続く海岸線だ。ここには岩を人力で掘り抜いた通路がある。ニシン漁がこの海岸を支えていたころ、浜で獲れた魚を上へ運ぶために開けられたものだった。トンネルは短く、照明はない。抜けた先は、白い石の浜を見下ろす展望台になっている。水は手前が翡翠色、沖へ行くほど濃い青へ変わる。半島の名を冠して呼ばれてきた色がこれだ。この入江は日本の渚百選に選ばれ、眼下の海はニセコ積丹小樽海岸国定公園の海域公園地区に含まれている。
おすすめの楽しみ方
狙うのは日中だ。積丹ブルーは光が高く、海が凪いでいるときにしか水から浮かび上がってこない。暗くなってからここでできることは何もない。生活交通バスが島武意海岸入口に着くのは10時53分で、次の便は何時間も先になる。道端で待つより、積丹岬遊歩道をこの一停留所ぶんの時間に組み込んでしまうほうがいい。
歴史・背景
この海岸の集落を築いたのはニシンだった。番屋、揚場、石積みの袋澗、運搬用の旧街道。漁がもたらした施設の跡は、いまも半島のあちこちに残っている。島武意のトンネルもその時代のものだ。浜から魚を担ぎ上げるために、人の手で岬を掘り抜いた。いまではそれが唯一の入口になっている。ニシンが来なくなると仕事も消え、集落は縮んだ。残ったのは海岸そのものの形で、日本海はいまも断崖と奇岩を削り続けている。
行く前に
- 現金
- 小樽駅前から美国ターミナルまでの中央バスが1,450円。積丹町の案内では、神威岬まで通しで乗った場合の片道合計が1,850円になっている。現金を持っていくこと。生活交通バスには電話予約がないと走らない便があるので、予約も運賃のうちと考えておきたい。
- 行く前に
- 公開されている乗り継ぎは4月1日から11月30日までの夏ダイヤで、この期間を外すと経路そのものが成り立たない。展望台から浜へ降りる遊歩道は通行止めが続いていて、開いているのは展望台まで。積丹岬遊歩道も、女郎子岩展望台から幌武意側の入口までの区間は歩けない。階段に傷んだ箇所があると町が注意を出している。
- 別ルート
- 車なら国道229号が小樽から海岸沿いに続き、岬へ上がる道はそこから分かれる。島武意が難しいときは、美国の黄金岬遊歩道が開いている。駐車場は観光センターの横。こちらは野生動物に備えて鈴を持つよう町が呼びかけている。
- 降りたあと
- このバス停から、岬の駐車場へ上がる道が分かれる。駐車場の奥にトンネルの入口があり、抜けたところがそのまま展望台だ。