大室山
実写(ライセンス済み)Charlie fong / CC BY-SA 4.0

伊豆・伊東No.773★★★地図で見る →

大室山

〜リフトで登る草の火山〜

nature王道を、いちばんいい形で

東伊豆に立つスコリア丘。毎年の山焼きで木が生えず、山ぜんぶが国の天然記念物に指定されている。リフトで着くのは火口の縁で、そこから古い噴火口を一周する道が延びている。

  1. 起点伊豆高原駅
  2. 約20分東海バス・約20分
  3. 降車シャボテン公園(東海バス・終点)
  4. そこから
  5. 大室山

場所

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見どころ(歩く順)

大室山の火口Dandy1022 / CC BY-SA 3.0
  1. リフト乗り場北麓。草の斜面が始まるところで、ここからリフトに乗る
  2. 山頂駅火口の縁に着く降り場。正面に相模灘と伊豆諸島が広がる
  3. お鉢めぐりの遊歩道火口を一周する約1000mの道。どちら回りでも歩ける
  4. 大室山浅間神社火口の内側に建つ社。縁から石段を下りて参る
  5. アーチェリー場すり鉢状の火口の底。的が並べられている

実際の行き方

  1. 東京または熱海→伊豆高原駅(JR・伊豆急行)。
  2. 駅ののりば1→シャボテン公園(東海バス・終点)。
  3. 駐車場を横切って乗り場へ。リフトで火口の縁まで上がる。
  4. お鉢めぐりを一周し、火口の底の浅間神社まで下りてから、リフトで戻る。
伊豆高原駅から東海バス
伊豆急行の伊豆高原駅、のりば1からシャボテン公園行きが出る。海沿いから上がって終点まで約20分。北から下りてくるなら、伊東駅発のバスも同じ終点に着く。
海沿いへ下りる
帰りは同じ終点から伊豆高原駅行きのバスで戻る。ただし縛りが強いのはバスよりリフトのほうだ。下りの最終は一日の終わりよりだいぶ早く出る。火口の一周は、午後を残した状態で始めたい。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

標高は580m。伏せた椀のような形をしているのは、丈の高いものが何も生えていないスコリア丘だからだ。伊豆東部火山群のなかでも最大級で、山頂の岩でも火口だけでもなく、山そのものが国の天然記念物に指定されている。あの滑らかな緑は、手つかずという意味の自然ではない。年に一度、斜面を残らず焼くことで保たれている草だ。もとは良質の茅を育て、害虫を絶やすためのものだった。海沿いの道から見上げると、やわらかい一枚のドームにしか見えない。上がってはじめて、てっぺんが空洞だとわかる。

おすすめの楽しみ方

リフトは約6分、お鉢めぐりは20〜30分。山の上に1時間半とれば、急がずにすむ。運転は朝9時から。下りの最終は暖かい季節が17時15分、冬は16時15分になる。予定を組むときに効くのは冬のほうだ。まだ光が残っているうちに山が閉まる。先に上がって縁を一周し、浅間神社と火口の底は後半に残すといい。

歴史・背景

この円錐は、約4000年前のたった一度の噴火でできた。それきり噴いていない。草のほうはずっと若いが、新しくもない。リフト会社は山焼きの歴史を約700年としている。もとは良い茅を育て、害虫を絶やすための農事で、いまは見せるための行事という面のほうが大きくなった。日取りは毎年2月の第2日曜。地元では、この火が春の知らせということになっている。

行く前に

現金
かかるのはリフト代だけ。往復で大人1,000円、子ども500円。20名以上の団体はもう少し安い。火口の縁を歩くことそのものに料金はかからない。
行く前に
四方をさえぎるものがない円錐なので、風も雲も下の海沿いの道より先にここへ来る。山に入れるのはリフトが動いているあいだだけで、冬の時刻表は夏より閉まるのが早い。
別ルート
車なら第1から第3まで駐車場があり、合わせて500台ほど。どれもリフト乗り場のすぐ近くで、第1と第2には大型バス用の区画も別にある。
降りたあと
バスの終点は山の正面にある。リフト会社の言い方をそのまま借りれば、「バス停の目の前が大室山」だ。駐車場を横切ると乗り場に着く。