城ヶ崎海岸
実写(ライセンス済み)Takuya ASADA / CC BY 2.0

伊豆東海岸・伊東No.792★★地図で見る →

城ヶ崎海岸

nature穴場——実はすごい

伊豆半島の東海岸に立つ溶岩の断崖。大室山が噴いたときの溶岩が海まで届いてできた地形で、いちばん賑わう一点に吊橋と灯台が立ち、その先へ遊歩道が海岸沿いに延びている。

  1. 起点伊東駅
  2. 駅から徒歩30〜35分伊豆急行+海沿いの徒歩
  3. 降車城ヶ崎海岸駅(伊豆急行線)
  4. そこから
  5. 城ヶ崎海岸

狙い目

ここは伊豆東海岸のよく知られた立ち寄り先で、隠れ家ではない。吊橋の周りは日中それなりに混む。ただし海岸そのものは長く、多くの人は駐車場から数百メートルの範囲しか見ずに帰っていく。どちらへでも歩き続ければ、同じ溶岩の断崖がずっと薄い人出のまま続く。秘密だからではなく、単に距離の問題だ。

場所

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見どころ(歩く順)

門脇埼灯台Tomo / CC BY 2.0
  1. 駅から下る道案内板の出た住宅街の坂。やがて松と低木のあいだの小径になる
  2. 門脇埼灯台岬に立つ現役の灯台。展望室からは伊豆七島の方角まで見渡せる
  3. 門脇つり橋入り江をまたぐ全長48m、海面からの高さ23mの吊橋
  4. 足元の溶岩の棚流れが止まった先端の平たい黒岩。釣り人が張り出しに立っている
  5. その先の崖の道入り江の上をたどって続く同じ遊歩道。橋から数分で人影が薄くなる

実際の行き方

  1. 熱海または伊東→城ヶ崎海岸駅(伊豆急行線)。
  2. 城ヶ崎海岸駅→崖上の遊歩道へ。海の方向の案内に従って歩く。
  3. 門脇埼灯台→門脇つり橋、そのままピクニカルコースを先へ。
  4. 同じ道で駅へ戻るか、海沿いのバスで伊東まで下る。
伊東から伊豆急行で
伊東駅はJR伊東線から東海岸を南下する伊豆急行線に乗り継ぐ駅で、城ヶ崎海岸はそこから数駅先になる。駅から吊橋までは案内板が出ていて、住宅街の坂を下りてから崖の道に入るまで、歩いて30分ほど。都市部の路線ほど本数は多くないので、ホームを離れる前に発車時刻を見ておくとよい。
城ヶ崎海岸駅へ戻る
来た道を歩いて戻り、伊豆急行で北へ。伊東からはJRで熱海・新幹線へつながる。夕方以降はこの区間の本数がはっきり減り、崖の道には照明が一切ない。歩き出す前に帰りの列車を決め、明るいうちに折り返すこと。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

城ヶ崎に砂浜はない。伊東の南東に続くのは黒々とした岩の壁で、小さな岬と入り江が交互に刻まれ、その足元では一日じゅう波が働いている。この岩は溶岩だ。内陸の大室山が噴いたとき、流れ出た溶岩が東へ下って相模灘を押し出し、そこで冷え固まったものが、いま足を置いている地面である。上には二本の遊歩道がつながって走っている。ピクニカルコースと自然研究路、合わせて約9kmの崖の縁だ。人が集まるのはそのうちのごく一部、駐車場のある灯台と吊橋の周辺に限られる。

おすすめの楽しみ方

30分ではなく2時間を見ておきたい。駅からの往復だけで片道30分前後かかるので、この場所の本体である橋の左右の崖道には、その上に別途時間が要る。午後遅くの光は海側から差してきて、岩が灰色でなく黒に見える時間帯になる。

歴史・背景

この海岸ができたのはおよそ4000年前。地形としては相当に若い。内陸に丸くそびえる大室山はその噴火で積み上がった山で、東へ流れ下った溶岩が海に達してそのまま固まった。あとに載っているものはすべて人の手による。入り江のひとつに吊橋が架けられ、隣の岬には展望室を持つ灯台が建ち、その二つを結ぶ形で遊歩道が切り開かれた。伊豆半島ジオパークは、この海岸線ぜんたいをひとつの噴火の展示として扱っている。

行く前に

現金
海岸も吊橋も灯台の展望室も、チケットなしで入れる。門脇の市営駐車場が拠点で、こちらは有料。観光協会の案内では最初の15分が無料で、その後は一日いくらの定額になる。券売機用に小銭を用意しておきたい。
行く前に
崖の道に照明はなく、縁に柵のない区間も長い。溶岩は足元が不均一で、雨のあとはよく滑る。時化のときは下の岩棚に波が乗り上げるので、海が荒れている日は岩に降りないこと。吊橋は風を遮るものがなく、強い南東風の日はしぶきが届く。
別ルート
伊東駅から海沿いを走るバスもあり、こちらは列車より吊橋に近いところまで運んでくれる。車なら、観光協会は東京方面から東名・厚木IC、名古屋方面から長泉沼津ICを案内している。降りたあとは門脇の市営駐車場へ。
降りたあと
城ヶ崎海岸駅を海側に出て、案内の出た坂道を下る。道は松林のなかの小径に変わり、そのまま崖上の遊歩道につながる。海に出たら左へ行けば灯台と吊橋だ。最後の区間は未舗装で凹凸があるので、サンダルではなく靴で。