富士山本宮浅間大社
実写(ライセンス済み)Zairon / CC BY-SA 4.0

静岡・富士宮No.743★★★地図で見る →

富士山本宮浅間大社

history王道を、いちばんいい形で

浅間神社の総本宮は、富士山の溶岩流が止まった場所に建つ。境内の湧玉池は、山に降った水が溶岩の層のあいだから戻ってきたものだ。無休・無料で、門が開いていれば誰でも入れる。

  1. 起点富士駅
  2. 約20分JR身延線・約20分
  3. 降車富士宮駅(JR身延線)
  4. 徒歩
  5. 富士山本宮浅間大社

場所

静岡のほかの記事 16件・地図で開く →

見どころ(歩く順)

湧玉池Saigen Jiro / CC0
  1. 大鳥居と参道町の側から入る広い入口。晴れた日はその向こうに富士が立つ
  2. 楼門重層の門。左右の間に随身像が座り、石段の下に鉾立石が据えられている
  3. 本殿透塀の向こうに上層だけがのぞく社殿。屋根が二段に重なって見える
  4. 湧玉池本殿の東に広がる湧水の池。国の特別天然記念物で、上池と下池に分かれる
  5. 禊所上池と下池の境目。登拝者が山へ向かう前に身を清めた場所

実際の行き方

  1. 東京または名古屋→新富士(東海道新幹線)→バスで富士駅へ。
  2. 富士→富士宮駅(JR身延線)。
  3. 駅から北へ歩き、大鳥居から楼門をくぐる。
  4. 本殿を先に見て、そのあと東へ回って湧玉池と禊所へ。
富士駅から身延線
乗り換えはJR東海道本線の富士駅。そこからJR身延線で北へ、富士宮駅まで約20分。東京からなら、新幹線で新富士に降り、バスで富士駅へ移り、身延線に乗り換えるのが素直な順序になる。
富士駅へ戻る
帰りも身延線で富士駅へ出て、東海道本線に、バスを挟めば新富士に接続する。幹線ではなく支線なので、境内に落ち着いてしまう前に帰りの列車を見ておきたい。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

浅間神社は山そのものを神として祀る。噴火を鎮めるために建てられたものだ。数ある浅間神社のなかで、最も早く成立し、その総本宮とされるのが富士宮のこの一社である。建つ場所には理由がある。ここは富士山の溶岩流が止まったところで、山に降った雨と雪が地下水となって溶岩の層のあいだを流れ、この地点で湧き出す。それが境内の湧玉池だ。火を鎮めるのは水である——だから水のほとりに社を置いた、というのが市の説明である。登拝がさかんになると、ここは大宮・村山口の登山道の起点になった。八合目より上の土地は、いまも大社が持っている。

おすすめの楽しみ方

市が出している開門時刻は、4月から9月が午前5時から午後8時、3月と10月が午前5時30分から午後7時30分、11月から2月が午前6時から午後7時。駅から近いので、開いた直後の一時間が現実に手が届く。入口で券を買う手間もない。順番は本殿が先、湧玉池が後がいい。立ち止まった分だけ返ってくるのは水のほうだ。

歴史・背景

社伝は、大同元年——西暦806年——に山宮浅間神社の地から現在地へ移ったと記す。いま建っているものは徳川の仕事だ。家康の寄進で社殿が造営され、本殿は浅間造と呼ばれる二層の形をとる。下が寄棟造、その上に三間社流造が乗る。楼門は1614年の建立で、左右の間に随身像が座り、石段の下には神の宿った鉾を立てて休めたという自然石が置かれている。本殿は国の重要文化財である。

行く前に

現金
参拝は無料。市の案内では年中無休とされている。境内に券を買う場所はなく、門で払うものもない。
知っておきたいこと
休みの日はないが、開門の時刻は季節で動く。見るものはすべて屋外にある。祭事の多い社なので、その日は境内も周りの通りも人で埋まる。静かに歩きたいなら平日の朝のほうが楽だ。
別ルート
富士宮駅の4番乗り場から粟倉万野線のバスが出ていて、池の名を冠した「湧玉の池」バス停で降りられる。運賃は150円。車なら市は駅から3分、新富士インターから10分ほどとしている。
降りたあと
富士宮駅から北へ、ゆるく上る道を歩いて10分。市の案内も同じ数字を出している。目印は参道の大鳥居。湧玉池は入口の途中ではなく、楼門をくぐった先、本殿の東側にある。