由比漁港
実写(ライセンス済み)くろふね / CC BY 4.0

静岡東部・由比No.790★★地図で見る →

由比漁港

〜桜えび水揚げの港〜

food穴場——実はすごい

駿河湾に面した現役の漁港で、日本の桜えびを獲る船団がここに舫う。岸壁の端には漁協の直売所。水揚げがあるのは春と秋、二回の短い漁期だけだ。

  1. 起点静岡駅
  2. 約30分JR普通列車+徒歩
  3. 降車由比駅(JR東海道本線)
  4. 徒歩
  5. 由比漁港

狙い目

由比は知られていない場所ではない。桜えびは静岡の看板で、祭りの日には港が人で埋まる。それでも普段が静かなのは、ここが遊歩道ではなく仕事場だからだ。漁期を外せば、そもそも人が来る理由がない。混雑ではなく暦を見て計画するほうが当たる。

場所

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見どころ(歩く順)

駿河湾の桜えびAyaKatase / CC BY 4.0
  1. 岸壁夜の操業から帰った二艘曳きの船が着ける、港の現役の顔
  2. 係留された船団由比と蒲原に籍を置く小型船。二隻で一枚の網を曳く仕掛けを積んでいる
  3. 由比港漁協直売所岸壁の端にある漁協のカウンター。桜えびとしらすが湾から直に並ぶ
  4. 生桜えび漁期だけの冷蔵品。生で味わえるのは駿河湾のものだけとされる
  5. 釜揚げと素干し日持ちのする形。さっと茹でた釜揚げと、丸ごと天日で干した素干し

実際の行き方

  1. 静岡駅→由比駅(JR東海道本線・普通で約30分。停まるのは普通列車だけ)。
  2. 由比駅→国道1号「由比漁港」交差点(徒歩・下ってから平坦)。
  3. 交差点→岸壁と由比港漁協直売所(駅から通算で徒歩10分ほど)。
  4. 岸壁を歩き、同じ道で由比駅へ戻る。
静岡駅からJR東海道本線
静岡駅→(JR東海道本線・普通で30分ほど)→由比駅、そこから港まで徒歩約10分。由比に停まるのは普通列車だけで、快速や特急は通過していく。TOICAなどのICカードが改札で使える。
由比駅から戻る
同じ東海道本線で、片方は静岡方面、逆は富士方面へ。由比は窓口のない無人駅でサポート機器が置かれているだけなので、運賃は乗る前に整理しておく。夕方以降は普通列車の間隔が開くから、着いたときに時刻表を見ておきたい。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

桜えびは体の透けた、うっすら紅い小さなエビで、日本で漁が許されているのは駿河湾だけだ。獲るのは夜。二艘の船が一枚の網を挟んで曳く「二艘曳き」で、昼は深いところにいたエビが夜に浮いてくるのに合わせる。由比は東海道本線と海に挟まれた細長い町で、ここがその水揚げの中心にあたる。許可を持つ船の多くが由比と隣の蒲原に置かれ、西の大井川にもう一群がいる。道の突き当たりにあるのは、港の付いた観光地ではない。港があり、そこに漁協の店が一軒載っている。

おすすめの楽しみ方

直売所は8時から17時まで、月曜と祝日の翌日が休み。列車の時刻と突き合わせておきたい。カウンターに何が載るかは暦しだいで、漁期は春と秋の二回、秋はおおむね10月から12月まで。そのあいだの時期は水揚げそのものがない。春には港を舞台にした桜えびの祭りが一度立つ。

歴史・背景

日本の漁のなかでは新しいほうにあたる。地元の伝えでは、明治のころ、アジを狙っていた由比の船が網を深く入れすぎ、代わりにエビを大量に引き上げたのが始まりだという。その一、二年のうちに商いとしての漁が立ち上がり、まもなく隣の蒲原へも広がった。許可はその後も静岡の船が持ち続けていて、ほかの湾で市場向けに揚がらないのはそのためだ。夏は産卵のため、真冬はエビが深みから出てこないため、船は休む。

行く前に

現金
岸壁を歩くだけなら無料。直売所の支払いはカウンターで、小さな港の店をカードだけで通そうとしないほうがいいので、現金も持っていく。由比駅はTOICAなどのICカードに対応している。
行く前に
ここを閉じるのは暦と天気だ。漁期と漁期のあいだは船が出ないし、直売所の月曜休みにも引っかかりやすい。港の食事処は休止中で、建て替えたうえでの再開が予定されている。食事目当てで足を運ぶなら、先に確認しておく。
別ルート
東京方面からは富士駅で東海道本線に乗り換え、海沿いを南へ下る。車なら国道1号の「由比漁港」交差点で海側へ折れる。
降りたあと
由比駅から国道1号へ下り、「由比漁港」交差点で海側へ。道は最後まで平坦で、その突き当たりが岸壁と漁協の直売所だ。