釧路湿原国立公園
実写(ライセンス済み)欅 (Keyaki) / CC BY-SA 3.0

北海道東・釧路No.705★★★地図で見る →

釧路湿原国立公園

nature王道を、いちばんいい形で

日本最大の湿原を、東の縁にある細岡展望台から見渡す。丘のふもとにはJR釧網本線の木造駅舎があり、園内でただ一つ、列車を降りて歩いて行ける展望台になっている。

  1. 起点釧路駅
  2. 列車+徒歩20分JR釧網本線・1日数本
  3. 降車釧路湿原駅(JR釧網本線)
  4. 徒歩
  5. 釧路湿原国立公園

場所

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見どころ(歩く順)

釧路湿原駅MaedaAkihiko / CC BY-SA 4.0
  1. 釧路湿原駅湿原のために置かれた、林の中に建つ小さな無人駅
  2. 丘の登り道駅から尾根へ、雑木林を抜けて上がる案内付きの小道
  3. 細岡ビジターズラウンジ道の途中に建つ休憩所。写真の展示と軽食の売店がある
  4. 細岡展望台尾根の上の展望デッキ。眼下に釧路川の蛇行が広がる
  5. 阿寒の山々西の地平に並ぶ雌阿寒岳と雄阿寒岳。空気の澄んだ日に見える

実際の行き方

  1. 釧路駅→釧路湿原駅(JR釧網本線・1日数本。帰りの列車まで先に決めておく)。
  2. 駅から案内に従って林の道を登り、細岡ビジターズラウンジを過ぎる。
  3. 細岡展望台から湿原と釧路川の蛇行を見渡す。狙い目は午後の遅い時間。
  4. 帰りの列車に間に合うよう、同じ道を駅まで下りる。
JR釧網本線・釧路駅から
釧路駅から釧網本線を北へ、釧路湿原駅で降りる。湿原のために設けられた無人駅だ。この区間は1日数本しか走らないので、行きと帰りをセットで決めてから家を出ることになる。駅からは案内に従って丘を登れば展望台に着く。
同じ線で戻る
釧路へ戻る列車も本数は同じように少ない。駅には待合の小屋と林しかない。展望台へ登る前、到着した時点で掲示の発車時刻を控えておきたい。次の列車までの間隔は分ではなく時間で数えることになる。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

釧路湿原は、港町・釧路の背後に広がる低地をそのまま埋めている。国立公園の面積は28,788ヘクタール、1市2町1村にまたがり、その大半はヨシやスゲに覆われた湿地と、日本最大の泥炭層だ。釧路川はこの平地をまっすぐには流れない。何度も蛇行して折り返し、かつての流路にはハンノキ林が点々と残っている。タンチョウがここで繁殖し、シマフクロウやイトウも生きている。東の縁の細岡展望台からは、それらすべてが丘まで続く一枚の平原として見える。

おすすめの楽しみ方

駅から展望台までは案内に従って歩いて登る。展望台そのものは無料で入れる。狙うなら午後の遅い時間だ。デッキは西を向いていて、湿原に沈む夕日がこの場所の見せ場になっている。途中のビジターズラウンジは10月から営業時間が短くなるので、寒い季節に休憩をあてにするなら先に調べておきたい。

歴史・背景

ラムサール条約に登録されたのが1980年、国立公園の指定は1987年で、日本で28番目にあたる。ラムサール登録区域は1999年に7,863ヘクタールへ広げられたが、これは公園全体ではなく湿原の中心部の話だ。どちらの指定も理由は同じで、この低地には日本のほかではほとんど残っていない生きものがいる。タンチョウはその代表格だ。公園の区域には湿原を取り囲む丘陵地も含まれていて、細岡のような展望台が公園の外からではなく内側から見下ろせるのは、そのためだ。

行く前に

現金
展望台も登り道も無料。途中の細岡ビジターズラウンジでは軽食を売っていて、支払いはその場でできる。釧路湿原駅は無人駅なので、運賃は車掌か釧路駅で精算する。駅から展望台までのあいだに店はないから、必要なものは持って上がること。
行く前に
冬は釧路湿原駅に停まらない列車が多いと、釧路の観光協会がはっきり書いている。寒い季節に行くなら、その列車が本当に停車するかを先に確かめたい。登り道はその期間ずっと雪の下で、ビジターズラウンジの営業時間も短くなる。
別ルート
湿原の西側——釧路市湿原展望台と温根内の木道——へは阿寒バスの鶴居線が通っている。1日6便ほどで、土日はさらに少ない。東西を横断する公共交通はないので、東側と西側は別の日の行き先として考えたほうがいい。
降りたあと
釧路湿原駅から、案内板に従って林の中の道を丘へ登る。途中に細岡ビジターズラウンジがあり、坂を登りきったところが展望台だ。