モエレ沼公園
実写(ライセンス済み)掬茶 / CC BY-SA 4.0

札幌東・モエレ沼No.711★★★地図で見る →

モエレ沼公園

〜イサム・ノグチ設計の公園〜

culture王道を、いちばんいい形で

札幌北東の縁で、ごみの埋立地を覆ったうえに造られた公園。イサム・ノグチが敷地全体をひと続きの彫刻として設計した。芝の築山、ガラスのピラミッド、時間の決まった噴水が、かつての埋立地を置き換えている。

  1. 起点札幌駅
  2. 約1時間地下鉄+路線バス
  3. 降車環状通東駅(地下鉄東豊線)
  4. そこから
  5. モエレ沼公園

場所

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見どころ(歩く順)

プレイマウンテン掬茶 / CC BY-SA 4.0
  1. ガラスのピラミッド HIDAMARI園の中心に建つガラス張りの施設。案内所とギャラリーがあり、天候の逃げ場にもなる
  2. 海の噴水直径48mの水の彫刻。決められた時刻に、およそ25mの水柱を立ち上げる
  3. プレイマウンテン高さ30mの築山。片面は幅の広い石段、反対側は開けた芝という対比になっている
  4. モエレ山62mの園内の山。複数の道が頂へ通じ、設計の全体を振り返って見渡せる
  5. サクラの森園の外縁に広がる果樹園のような林。遊具が点々と埋め込まれている

実際の行き方

  1. 札幌駅→環状通東駅(地下鉄東豊線・乗り換えなし)。
  2. 環状通東駅→モエレ沼公園東口(中央バス【東69】または【東79】)。
  3. 東口→ガラスのピラミッド(芝を横切って徒歩)、そこからプレイマウンテンとモエレ山を回る。
  4. 東口へ戻ってバスに乗る。行きの徒歩より時間に余裕をみておく。
地下鉄東豊線+中央バス
札幌駅→(東豊線・約6分)→環状通東駅。ここから中央バス【東69】または【東79】に乗り換え、「モエレ沼公園東口」までおよそ25分。園内の徒歩も含めて、門まで1時間ほど見ておきたい。バスは地下鉄ほど本数が多くないので、駅を出る前にバス乗り場の発車表示を確かめておくこと。
東口から戻る
同じ中央バスで環状通東駅まで戻り、東豊線で都心へ入る。バスは夕方から本数が細り、地下鉄の終電よりずっと早く終わってしまう。築山を歩き始める前に帰りのバスの時刻を決めておきたい。逃すと長く待つか、タクシーを呼ぶことになる。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

モエレ沼公園は札幌の北東の縁、モエレ沼が湾曲する内側に約188.8ヘクタールを占めている。足元にあるのは、かつて市のごみと建設残土を受け入れていた埋立地だ。それを覆ったうえで、地表がつくり直された。基本設計を引き受けたイサム・ノグチは、敷地全体をひとつの彫刻として扱った。園路も築山も水も建物も、別々の設備ではなく一枚の構図として置かれている。だから見た目は驚くほど素っ気なく、歩くと驚くほど気持ちがいい。広い芝、硬い輪郭の丘、まっすぐ通した並木。ここでの彫刻は、前に立つものではなく登るものだ。

おすすめの楽しみ方

出かける前に噴水の時間割を調べ、そのうちの一回に合わせて一日を組み立てるといい。水が上がるのは決まった時刻だけで、土日祝は回数が増える。まだ空いているうちに築山を歩いてしまい、あとからピラミッドへ戻る順がいちばん無駄がない。冬は閉じるのではなく、歩くスキーとソリの地形に変わる。

歴史・背景

モエレ沼のほとりの低地は、長く札幌のごみと建設残土の行き場だった。いま人が登っている築山は、その埋立を覆った上に立っている。転換の設計を託されたイサム・ノグチは、着工前に敷地全体をひとつの作品としてまとめ上げた。工事は長い年月をかけて段階的に進み、できあがった区画から順に開放され、全体が完成した2005年にグランドオープンを迎えている。傷んだ土地を造園で覆い隠すのではなく作品として作り直す——この考え方こそが、この公園が一個の作品として語られる理由だ。

行く前に

現金
公式の案内では、公園そのものに入園のための料金所は設けられていない。ただし園内の各施設はそれぞれの開館時間を持ち、有料の利用もある。地下鉄とバスのためにICカードを用意し、あわせて小銭も持っておくとよい。この経路のすべての交通機関が同じようにカードを扱うとは限らない。
行く前に
東口は通年開いているが、西口は季節限定で冬の半年は閉まる。ガラスのピラミッドは園地より短い時間で運営され、月に一度の休館日もあるため、公園は開いているのに建物は閉まっている、という日が起こりうる。園内はほぼ全面が吹きさらしで、築山の上に逃げ場はない。
別ルート
平日のみ運行の中央バスで「モエレ沼公園西口」に降りる手もある。噴水には近いがピラミッドからは遠い。使えるのは平日だけで、しかも西口の門自体が暖かい季節にしか開いていない点には注意したい。
降りたあと
「モエレ沼公園東口」で降り、東口の門から入って、開けた地面を約15分歩くとガラスのピラミッドに着く。道は平坦で舗装されているが、日陰はほとんどない。真夏はバス停の時点で水を持っておきたい。