香嵐渓
実写(ライセンス済み)Bariston / CC BY-SA 4.0

愛知・豊田 足助No.484★★★地図で見る →

香嵐渓

nature王道を、いちばんいい形で

豊田市の東、宿場町だった足助を流れる巴川の短い区間。東海でいちばん名の通った紅葉の谷だ。ここの楓はもともと生えていたのではなく植えられたもので、だから道の端から端まで途切れない。

  1. 起点名古屋駅
  2. 約2時間名鉄バス・約70分
  3. 降車香嵐渓バス停(名鉄バス 岡崎・足助線)
  4. 徒歩
  5. 香嵐渓

場所

愛知のほかの記事 27件・地図で開く →

見どころ(歩く順)

香積寺 山門Bariston / CC BY-SA 4.0
  1. 待月橋道路側から対岸の林へ渡る朱塗りの欄干の橋。香嵐渓といえばこの景色になる
  2. 巴川沿いの遊歩道楓と杉が混じる水際の平坦な道。季節を選ばず歩ける
  3. 香積寺 山門谷を見下ろす位置に建つ寺の山門。楓を植えはじめた場所
  4. 飯盛山寺の背後に立ち上がる山。木立のなかを頂へ道が続く

実際の行き方

  1. 名鉄名古屋→東岡崎(名鉄名古屋本線)。
  2. 東岡崎→香嵐渓(名鉄バス岡崎・足助線、約70分)。
  3. 歩きだす前に、バス停の時刻表で最終便を確認しておく。
  4. 香嵐渓バス停→待月橋→巴川沿いの遊歩道→香積寺 山門→飯盛山。
名鉄で東岡崎へ、そこからバス
名鉄名古屋→(名古屋本線・特急)→東岡崎。駅前から名鉄バス岡崎・足助線の足助行きに乗り、香嵐渓バス停まで約70分。11月の土日祝はバスが大幅に遅れることがあるので、時刻表は目安と考えたほうがいい。
香嵐渓バス停から戻る
帰りは同じ名鉄バスで東岡崎へ。降りたらまず最終便を確かめておきたい。平日は夕方を過ぎると戻る便がなくなるので、時刻を押さえずに夜のライトアップまで残るとこの経路では帰れなくなる。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

香嵐渓は、飯盛山の裾を巴川が削った短い区間を指す。場所は豊田市の東のはずれ、旧街道の宿場町だった足助の入口にあたる。道路側から待月橋を渡ると対岸の林に入り、水際の平坦な道が山のふもとまで続き、そこから香積寺の山門へ上っていく。道沿いの楓は11種類あり、杉が混じる。色づく速さが種類ごとに違うので、谷が一斉に赤くなることはない。片方の斜面が染まっているとき、もう片方はまだ青い。

おすすめの楽しみ方

11月のもみじまつりの期間は、日没から21時まで谷がライトアップされ、人の流れも夜へ移る。その分、静かなのは朝いちばんのバスで着く時間帯だ。平日なら、午後に濃くなる渋滞も避けられる。秋以外でも歩く価値はあって、3月下旬から4月上旬にかけては飯盛山の斜面がカタクリの薄紫で埋まる。

歴史・背景

寛永11年、1634年のこと。香積寺十一世の三栄和尚が、巴川から寺へ上る参道に楓と杉を植えはじめた。般若心経を一巻となえるごとに一本ずつ植えたと伝わる。その後も村の人々が代々植え足していったため、楓は寺の周りに固まらず谷ぜんたいに広がった。「香嵐渓」という名前のほうはずっと新しく、前世紀に新聞社の社長が、香積寺の香りと飯盛山からの山気を取って名づけたものだ。

行く前に

現金
香嵐渓そのものは無料で、入口に改札のようなものはない。周辺の駐車場は有料で、11月は料金が上がる。名鉄バスは車内で支払う。
行く前に
門も閉場時刻もないが、川沿いの道は11月のライトアップ期間以外は暗い。雨のあとは滑りやすく、寺へ上る道は急な箇所がある。秋に足助へ入る道路が渋滞すると、車は足助大橋で止められ、そこから先は歩きになる。
別ルート
名古屋市内からは地下鉄鶴舞線が名鉄豊田線に直通するので、浄水まで行き、とよたおいでんバスさなげ足助線に乗り換えて約60分。豊田市駅からなら名鉄バス矢並線でも同じバス停に着く。
降りたあと
香嵐渓バス停は川沿いの国道420号に面している。待月橋はそこから1分。香積寺の山門までは、整備された道を谷の奥へもう少し歩く。