戸隠神社
実写(ライセンス済み)TTTNIS / CC0

長野北・戸隠No.785★★★地図で見る →

戸隠神社

history王道を、いちばんいい形で

長野市街の北、五つの社に分かれた山の神社。奥社へ向かう参道が樹齢四百年の杉並木を抜けていき、目的地よりもその道のりが主役になっている。

  1. 起点長野駅
  2. 約60分長野駅から予約制の急行バス
  3. 降車戸隠奥社入口(アルピコ交通 戸隠線)
  4. そこから
  5. 戸隠神社

場所

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見どころ(歩く順)

戸隠神社奥社 随神門AT@wiki / CC BY-SA 2.0
  1. 奥社大鳥居高原の道に立つ鳥居。ここで参道が舗装を離れ、徒歩の区間が始まる
  2. 随神門参道の中ほどに立つ朱塗りの門。左右に随神像が座り、ここから並木に入る
  3. 杉並木樹齢四百年を超えるクマスギが二列に並ぶ区間。県の天然記念物に指定されている
  4. 奥社参道の終点にある小さな社。戸隠山の岩壁にぴたりと張りつくように建つ
  5. 九頭龍社水と実りを司る地主神の社。奥社のすぐ隣に並んで鎮座する

実際の行き方

  1. 長野駅バスターミナル→戸隠奥社入口(アルピコ交通 戸隠線・約1時間)。
  2. 大鳥居から入り、参道前半の開けた区間を歩く。
  3. 中ほどの朱い門をくぐる。杉並木はここから始まり、道は登りに変わる。
  4. 奥社と、そのわきの九頭龍社まで行って、同じ道を戻る。
  5. 余力があればバスで一段下り、中社を足してから帰る。
長野駅から急行バス
アルピコ交通の戸隠線が長野駅前のバスターミナルから高原へ上り、各社の集落を順に結ぶ。奥社入口までは1時間ほど。この路線の観光特急便は予約制なので、飛び込みではなく事前に押さえておきたい。便によって予約制と一般路線便があるため、乗る便がどちらかは確かめておく。
長野駅へ下る
帰りも高原の道の同じ停留所から。山あいの路線で本数は多くなく、実際に使える最終は街の感覚より早い。木立から戻ってきてからではなく、降りた時点で帰りの時刻を見ておく。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

戸隠神社は一社ではなく五社である。戸隠山の斜面に高さを変えて並び、下から宝光社、火之御子社、集落のある中社、そして岩壁に寄り添うように奥社と九頭龍社が最も高い。人が目指すのは奥社への参道で、高原の道から歩いて約2km。前半は開けた平坦地を進み、中ほどの朱い門を過ぎたところから登りに変わる。門から先は左右に巨きな杉が二列に立ち、急に光が落ちる。車が入れるのは道路まで。そこから先はすべて徒歩だ。

おすすめの楽しみ方

乗れるかぎり早い便で上がりたい。朝の光は並木の向きに合い、団体はもう少し遅れて着く。神社によれば立冬と立春のころには、太陽が参道の線に沿ってまっすぐ昇るという。帰りの体力は正直に見積もっておきたい。往路の前半は楽で、きついのは最後の石段と木の根の区間だ。狙われるのは紅葉と新雪の二つだが、後者はバスが止まる季節と重なる。

歴史・背景

話は山から始まる。天岩戸の神話で天手力雄命が岩戸を押し開き、投げ放った戸が落ちてこの戸隠山になったと伝わる。のちに天台密教が入って山の信仰と結び、顕光寺という神仏習合の寺社として長く修験の道場になった。五社のひとつ火之御子社の創建は1098年ごろとされる。その体制を崩したのが明治初めの神仏分離で、残ったものが組み直され、いま歩かれている五社の神社になった。

行く前に

現金
参道を歩くことにも、社に参ることにも費用はかからない。授与品や御朱印、集落の小さな資料館はそれぞれの窓口で扱う。山の集落なので現金があるほうが動きやすい。
行く前に
この一帯は雪で止まる。予約制の観光特急便は通年ではなく、社の駐車場も道が雪に埋まれば使えない。上部の参道は冬になると観光でなく雪山歩きの領域に入る。夏でも路面は土のままで木の根が横切るので、街の社より靴が効く。
別ルート
車なら長野インターから1時間ほど、北側の信濃町インターからならその半分ほど。バスの季節を外れたときは、天候が許せばこちらになる。
降りたあと
バス停は参道の入口にあたる高原の道の上にあり、降りればもう大鳥居が正面に見える。そこから先は歩きで、はじめは開けた地面、やがて木立の中へ。車はここまでしか入れない。