
広島市中心部・上幟町No.1122★★地図で見る →
縮景園
広島駅から歩ける距離にある大名庭園。島の浮かぶ池を、反りの強い石橋がまたぐ。原爆で更地になったあと、何十年もかけて、亭のひとつずつまで元の姿へ戻された。
- 起点広島駅
- 約15分広電白島線
- 降車縮景園前電停(広電白島線)
- 徒歩
- 縮景園
狙い目
有名な庭で、広島の行程表にはたいてい載っている。隠れてなどいない。取りこぼされるのは組み合わせのほうだ。城から歩ける距離にあり、午前中ひとまわりで両方に収まる。壊されて建て直された同じ話を、石と木の城と、水と植栽の庭が、別々の言葉で語っている。
場所
広島のほかの記事 25件・地図で開く →見どころ(歩く順)

- 濯纓池園の中心を占める池。大小の島が点々と浮かぶ
- 跨虹橋水面から急に反り上がる石造りのアーチ橋。池の景色をふたつに割る
- 清風館池の東北岸に建つ亭。原爆で失われたのち建て直された
- 明月亭神田川と二葉山を借景に取り込んだ茶室
実際の行き方
- 広島駅南口から広電1・2・6号線に乗り、八丁堀で白島線に乗り換える。
- 北へ進んで縮景園前で降り、県立美術館の脇を東へ2分歩いて門へ。
- 岸の道をたどって池を一周し、途中で石の反り橋を渡る。
- 同じ門から出て、城とセットにするなら西へ歩く。
- 広電・八丁堀乗り換えで縮景園前へ
- 広島駅南口前の電停から広電1・2・6号線に乗り、八丁堀で白島線に乗り換えて北へ。縮景園前で降りる。駅から全部歩いても十分程度の距離だ。
- 縮景園前から戻る
- 白島線で八丁堀まで戻り、広島駅方面の電車に乗り換える。歩いて戻ってもいい。白島線は短い支線なので、待つ前に表示で発車時刻を見ておくと無駄がない。
どんな場所か
縮景園は広島県立美術館の裏手にあり、広島城から北東へ数本の通りを進んだところに開ける。名は「景を縮める」の意で、渓谷も木の茂る高みも広い水面も、ひとまわりできる大きさに畳み込まれている。中心には池があり、大小の島が浮かび、石造りの反り橋が景色を二つに割る。岸の道は池を一周し、向こう岸では小高いところまで上がる。立つ位置が変わるたび、同じ水面が違う顔を見せる。園路の途中には亭や茶室が点在し、その多くは創建時のものではなく建て直されたものだ。
おすすめの楽しみ方
開園は9時。閉園は暖かい側の半年が18時、寒い側が17時で、切り替わる日付は年によって案内が異なるため当日に確かめたい。池を一周してもゆっくりで1時間はかからない。午前をまるごと使わずに済むから、広島城と同じ半日に収まる。
歴史・背景
作庭が始まったのは元和6年(1620年)。広島藩主・浅野長晟のために、家老で茶人としても知られた上田宗箇が縄張りを引いた。1780年代、京都の庭師・清水七郎右衛門を招いた大改修でいまの骨格が定まり、1940年には国の名勝に指定される。1945年8月6日、建物は崩れ、植栽は焼けた。復旧の途中だった1951年にいったん開園し、最後の亭が建て直されたのは1974年のことだった。
行く前に
- 現金
- 入園には料金がかかり、門で支払う。区分は年齢や在学状況で分かれるため、決まった額を思い込まず、現金かICカードを用意しておきたい。
- 行く前に
- 年末に数日休園する。園路は砂利と石と段差が中心で、屋根のある場所は少ない。強い雨の日と真夏の昼は、歩くのがこたえる。
- 別ルート
- 広島城からは平坦な道を東へ1km足らず。乗り換えなしで歩ける。二つを結ぶならこれがいちばん自然な道すじだ。
- 降りたあと
- 縮景園前電停は入口の西約200m。県立美術館の脇を東へ2分ほど歩けば門に着く。