嚴島神社
実写(ライセンス済み)Butch / CC BY-SA 4.0

広島西・宮島No.595★★★地図で見る →

嚴島神社

〜海に建つ宮島の社殿〜

history王道を、いちばんいい形で

広島湾に浮かぶ宮島の北岸。島そのものが神とされたため、社殿は地面ではなく潮の満ち引きする干潟の上に建てられた。柱の上を渡る朱の廻廊と、海中に立つ大鳥居がある。

  1. 起点広島駅
  2. 約45分JR+フェリー10分
  3. 降車宮島桟橋(宮島口からのフェリー)
  4. 徒歩
  5. 嚴島神社

場所

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見どころ(歩く順)

東廻廊そらみみ / CC BY-SA 4.0
  1. 客神社参拝順路の最初に建ち、摂社のなかで最も大きい。一年の神事はここから始まる
  2. 東廻廊柱の上を渡る廻廊。床板には隙間があり、高潮のときは水が下から抜ける
  3. 御本社と平舞台社殿群の中心。舞楽の高舞台と、海へ向かって開いた板敷きが続く
  4. 能舞台海の上に立つ舞台。丹を塗らない素木で、まわりの社殿より時代が下る
  5. 大鳥居板敷きの先、海の中に立つ。約60トンの重さで、埋めずに自重だけで支えている

実際の行き方

  1. 広島駅→宮島口駅(JR山陽本線・岩国方面、およそ30分)。
  2. 宮島口駅→旅客ターミナル(徒歩数分)。
  3. 宮島口→宮島桟橋(フェリー約10分。二社が運航し、どちらの券でもよい)。
  4. 宮島桟橋→神社入口(海沿いを南へ1キロほど)。
JRで宮島口へ、そこからフェリー
広島駅からJR山陽本線で宮島口までおよそ30分。旅客ターミナルは駅から歩いて数分だ。宮島口と宮島のあいだは二社が同じ航路を運航していて、どちらの券でも渡れる。島の桟橋から神社の入口までは、海沿いを南へ1キロほど歩く。
宮島桟橋から戻る
宮島口へのフェリーは早朝から夜遅くまであり、帰りの時間を細かく計画する必要はない。宮島口からはJRでも広電でも広島市街へ戻れる。ただし神社の閉門は最終便よりずっと早い。夕方まで島にいるなら、それは社殿ではなく通りで過ごす時間になる。
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どんな場所か

嚴島神社は、広島湾に浮かぶ宮島の北岸に建つ。島そのものが神の島とされていたため、地面に社を建てるのは畏れ多いとされ、社殿は潮の満ち引きする干潟の上に架けられた。様式は平安の貴族の住まいと同じ寝殿造で、屋根は檜皮葺。建物と建物は柱の上を渡る廻廊でつながっている。廻廊の床板にはわざと隙間が空けてあり、高潮のときは水がその隙間から抜けていく。板ごと押し上げてしまわないための工夫だ。沖には大鳥居が立つ。主柱はクスノキの自然木で、高さは16.6メートルある。

おすすめの楽しみ方

開門は年中無休で朝6時半。大きな船が着き始めるまでの一時間が、廻廊を自分の速さで歩ける時間だ。行く前に潮汐表を見ておきたい。満ちていれば社殿は海の上に、引いていれば干潟が現れて大鳥居の足元まで歩ける。午前の遅い時間から夕方にかけては、JRのフェリーが大鳥居に寄せて渡る便を出している。

歴史・背景

創建は推古天皇が即位した593年と伝えられる。島を治めていた佐伯鞍職が神の託宣を受け、潮の差し引きする場所を選んで社を建てたという。いまの姿をつくったのは平清盛で、安芸守として1168年に寝殿造の社殿へ修造し、都の文化と舞楽をこの島へ持ち込んだ。社殿は台風や火災のたびに建て替えられてきたが、その配置は受け継がれている。海に立つ大鳥居は1875年に建てられたもので、1996年にはユネスコの世界文化遺産に登録された。

行く前に

現金
神社の入口で昇殿料がかかる。宝物館との共通券は入口の窓口でしか買えない。加えて、島に渡る人には宮島訪問税がかかるので、運賃とは別に少し見ておきたい。フェリーは現金と全国の交通系ICカードが使える。
行く前に
閉門の時刻は季節で動く。12月がいちばん早く、年の半ばがいちばん遅い。遅い時間に行くなら先に確かめておきたい。社殿の修理も続いている。確認時点では東廻廊の構造補強と、丘の上に立つ五重塔の修復がどちらも今年より先まで予定されている。廻廊の床板には意図的な隙間があり、ヒールは挟まる。
別ルート
広島市街からは広電宮島線でも同じ桟橋の隣、広電宮島口まで行ける。JRより遅いが乗り換えがない。平和記念公園から宮島へ直行する船と、広島港からの航路もある。
降りたあと
宮島桟橋から海沿いを南へ1キロほど。商店街の並びを抜けた先が神社の入口で、そこから廻廊が海の上へ延びていく。