オシンコシンの滝
実写(ライセンス済み)Ippukucho / CC BY 3.0

北海道東・知床No.1132★★地図で見る →

オシンコシンの滝

nature穴場——実はすごい

知床半島でいちばん大きな滝。溶岩の節理面を流れ落ちる途中で水が二筋に割れる。国道334号がその真下を通り、石段で滝の中段まで、さらに崖の上の展望台まで上がれる。

  1. 起点知床斜里駅
  2. 約40分斜里バス知床線
  3. 降車オシンコシンの滝(斜里バス知床線)
  4. そこから
  5. オシンコシンの滝

狙い目

斜里とウトロを結ぶ道の定番の停車地で、滝の下は賑やかだ。穴場だなどとは誰も言わない。多くの人が省くのは、上へ向かう部分のほうだ。中段のデッキへの石段、そして崖の上の展望台。どちらも数分で、一段上がるごとに人は減っていく。

場所

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見どころ(歩く順)

石段houroumono / CC BY 2.0
  1. 国道沿いの駐車帯国道334号の無料駐車場。トイレと売店がある
  2. 崖の足元階段より下、しぶきがいちばん近い立ち位置
  3. 石段谷の横を中段のデッキへ上がっていく階段
  4. 中段の展望デッキ二筋に分かれる流れが目の高さで見える台
  5. オシンコシン展望台崖の上のもう一段高い展望地。オホーツク海に向く

実際の行き方

  1. 知床斜里駅→オシンコシンの滝(斜里バス知床線・約40分)。
  2. 駐車帯から、しぶきの届く崖の足元まで。
  3. 崖の足元から、石段で滝の中段のデッキへ。
  4. デッキから崖の上のオシンコシン展望台へ上がり、同じ道でバス停に戻る。
知床斜里駅から斜里バス知床線
知床斜里は釧網本線の駅で、半島側の玄関になる。駅前のターミナルから斜里バスの知床線がウトロ温泉へ向かう。観光協会の案内ではオシンコシンの滝の停留所まで約40分。停留所は建物ではなく、国道端のポールだ。この路線は夏ダイヤと冬ダイヤに分かれるので、便の時刻は日ではなく季節で入れ替わる。
斜里へ戻る、あるいはウトロへ進む
上りも下りも同じ国道端の停留所を使う。戻るのと同じ手軽さで、そのまま北のウトロ温泉へ進める。どちら向きも本数は少なく、待合所も照明もない。石段を上がる前に、ポールで二つの時刻を控えておく。乗りたい便と、最終便だ。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

水は一枚の幕にならない。溶岩の節理面を流れ落ちる途中で、流れが大きく二つに割れる。だから古い呼び名は双美の滝だ。落差はおよそ50m、幅はおよそ30mで、知床半島ではこれがいちばん大きな滝になる。滝を落とすのはチャラッセナイ川。滝を過ぎて数歩でオホーツク海に出てしまう短い川だ。国道334号が崖の裾を通っているので、知床の見どころのなかでは珍しく、歩かずにたどり着ける。

おすすめの楽しみ方

開くも閉まるもない場所なので、気にすべき時刻表はバスのほうだ。斜里バス知床線でここに停まる便は一日に数本しかなく、その二本の間隔がちょうど滞在時間になる。石段と中段のデッキ、崖の上の展望台まで、急がずに回れる長さだ。滝は通年だが、駐車帯のトイレは冬のあいだ閉まる。

歴史・背景

名はアイヌ語から来ている。オ・シュンク・ウシ、川尻にエゾマツが群生するところ。呼び名は海岸から集落へ、そして滝へと移っていった。滝を落とすチャラッセナイ川の名も、チャラチャラと音を立てる川と読まれる。知床が世界自然遺産に登録されたのは2005年だが、この滝はそれよりずっと前から知られていた。知床八景の一つであり、日本の滝百選にも選ばれている。

行く前に

現金
滝も駐車場も石段も無料。お金を使えるのは駐車帯の売店と自販機だけで、どちらも季節を外すと当てにならない。バスの運賃は、カードが使える前提にせず現金を持っておく。
行く前に
滝は通年流れていて、閉まる時間もない。ただし駐車帯のトイレは冬のあいだ閉じ、石段は凍る。寒さの厳しい冬には滝そのものが部分的に凍りつく。敷地内に照明はないので、暗くなれば国道から見えるものは何もない。
別ルート
車なら国道334号で、近い側がウトロ温泉、遠い側が斜里。同じ道は滝を過ぎて知床自然センターと知床五湖へ続く。斜里とウトロを行き来する観光バスはほぼ全部ここに停まる。だから滝の下は、波のように混んでは空く。
降りたあと
バスは国道334号の駐車帯で降りる。滝はもう道の上に見えている。トイレと売店は海側、石段は崖側で、解説板を過ぎたところから始まる。