知床五湖
実写(ライセンス済み)663highland / CC BY 2.5

北海道東・知床No.725★★★地図で見る →

知床五湖

nature王道を、いちばんいい形で

知床半島の原生林に点在する五つの湖。電気柵つきの高架木道は誰でも歩け、地上の遊歩道は季節が可否を決める。ここはヒグマの棲む森で、利用のきまりもそれを隠さない。

  1. 起点知床斜里駅
  2. 約90分斜里バス・夏ダイヤのみ
  3. 降車知床五湖(斜里バス知床線)
  4. そこから
  5. 知床五湖

場所

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見どころ(歩く順)

知床五湖フィールドハウスTzu-hsun, Hsu / CC BY-SA 4.0
  1. 知床五湖フィールドハウスレクチャーとガイドツアーの受付を兼ねた、入口の建物
  2. 高架木道森の上を渡る全長800mの歩廊。電気柵つき、無料、段差なし
  3. 一湖五湖の最初の一つ。高架木道が岸まで届く唯一の湖
  4. 最終展望台木道の突き当たりの台。水面の向こうに知床連山が立つ
  5. 地上遊歩道残りの湖をめぐる森の周回路。歩けるかはその季節のきまり次第

実際の行き方

  1. 知床斜里駅→知床五湖(斜里バス知床線・約90分・夏ダイヤのみ)。
  2. フィールドハウスで、その日の地上遊歩道の扱いを確認し、必要なら枠を取る。
  3. 高架木道を一湖の岸と最終展望台まで歩き、同じ道を戻る。
  4. 枠が取れていれば、地上遊歩道で残りの湖をめぐる。
知床斜里駅から斜里バス知床線
知床斜里は釧網本線の駅で、半島側の玄関になる。斜里バスの知床線が駅からウトロ温泉を経て知床五湖まで入る。北海道観光振興機構の案内では全行程で約90分。ただし五湖まで直通するのは夏ダイヤの期間だけで、現行は4月28日から10月31日まで。
知床五湖から戻る
帰りも同じ路線でウトロを経て駅へ。ただし本数は少なく、五湖を出る最終はまだ明るいうちに行ってしまう。歩き終えてからではなく、歩き出す前にフィールドハウスで帰りの時刻を見ておく。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

同じ駐車場から二本の道が延びていて、ここでの判断はほぼこの二択に尽きる。ひとつは高架木道。電気柵を張った歩廊が一湖の岸まで延び、無料で、車椅子でも通れる。もうひとつが地上遊歩道で、五つの湖をすべて回る一周約3kmの土の道だ。こちらには、そこに棲む動物とのあいだを隔てるものが何もない。どちらを歩けるか、どんな条件で歩けるかは、自分ではなく暦が決める。

おすすめの楽しみ方

開園の時刻にフィールドハウスにいるのがいい。レクチャーもガイドツアーも一日の枠に上限があり、先に埋まるのは早い時間の分だ。5月10日から7月31日までは、地上遊歩道は登録引率者のガイドツアーでしか歩けない。開園から5月9日まで、そして8月1日から先はレクチャーの受講で足りる。どちらも都合が合わなくても、高架木道は季節のあいだずっと開いていて、こちらは無料だ。

歴史・背景

五つの湖は、知床連山の海側の斜面の湿った窪地に並んでいる。開墾も耕作もされなかった半島なので、まわりの森はいまも原生林のまま残り、のちに世界自然遺産に登録された理由もそこにある。ここでの保護は、柵ではなくきまりの形で来た。訪れる人が増えるにつれ、地上遊歩道には利用調整地区の制度が敷かれ、季節は植生を守る期間とヒグマが動く前提の期間に分けられた。それでも眺めを誰にでも開いておくために、高架木道のほうが造られた。

行く前に

現金
高架木道は開園期間中ずっと無料。地上遊歩道はそうではない。植生保護期のレクチャーも、ヒグマ活動期のガイドツアーも有料で、ツアーはフィールドハウス経由の申し込み、できれば前もって押さえておきたい。地上遊歩道には売店もトイレもないので、出る前にフィールドハウスで済ませておく。
行く前に
冬は閉じる。フィールドハウスの開園は現行で4月20日から11月8日まで、道路もバスもそれに従う。この期間の外は、歩いて入る手立てがない。期間中でも、ヒグマが近くで動いているときは地上遊歩道が急に閉められる。そのときも高架木道は開いたままだ。
別ルート
車ならウトロ温泉から約14km、公式の案内で約20分。フィールドハウスには100台分の駐車場がある。空路で入るなら、女満別空港からウトロまでは約90kmで、この区間には季節運行の路線バスがある。
降りたあと
バスは五湖の駐車場に着く。フィールドハウスの入口までは1分ほどだ。どこへ歩くにしても、まず館内で地上遊歩道の扱いを片づけておく。高架木道の入口は建物の反対側にあって、こちらはいつでも使える。