越前和紙
実写(ライセンス済み)TR15336300101 / CC BY-SA 4.0

福井・越前 今立No.973★★★地図で見る →

越前和紙

craft王道を、いちばんいい形で

福井県越前市の今立、岡本川沿いの五つの集落で千五百年にわたり手で紙が漉かれてきた。その表口が越前和紙の里で、体験工房・移築された紙漉き家屋・博物館が一本の通りに並ぶ。

  1. 起点福井駅
  2. 約1時間ハピラインふくい+福鉄バス
  3. 降車武生駅(ハピラインふくい)
  4. そこから
  5. 越前和紙

場所

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見どころ(歩く順)

大瀧神社・岡太神社TR15336300101 / CC BY-SA 4.0
  1. パピルス館通りの手前側にある体験工房。予約なしでも漉き舟の前に座れる
  2. 卯立の工芸館江戸中期の紙漉き家屋を移築・改修した館。職人が一連の工程を見せる
  3. 紙の文化博物館越前和紙の始まりと、谷の外へ出ていった道筋を映像とパネルで見せる館
  4. 大瀧神社・岡太神社谷を一キロ南へ下った先。檜皮を積み重ねた屋根の下に紙の神をまつる

実際の行き方

  1. 福井駅→武生駅(ハピラインふくい・南行き)。
  2. 武生駅→駅前の福鉄バス停へ。南越線に乗って東へ向かう。
  3. 終点「和紙の里」で下車(約30分)。パピルス館から歩き始める。
  4. 通り沿いに紙の文化博物館まで進み、そのまま谷を南へ下って大瀧神社・岡太神社へ。
ハピラインふくいで南へ、武生でバスに乗り換え
福井駅→(ハピラインふくい・南行き)→武生駅。駅を出て正面の福鉄バス停へ回り、南越線で東へ、終点の「和紙の里」まで約30分。列車とバスを合わせておよそ1時間、乗り継ぎが噛み合わない日はもう少しかかる。切符は券売機で買うか、交通系ICカードをかざせばよい。
和紙の里から戻る
同じ停留所から南越線で武生駅へ戻り、ハピラインふくいで福井へ北上する。一日の律速は列車ではなくバスのほうだ。本数の多い路線ではないので、帰り際ではなく着いた時点で、停留所の時刻表を見て帰りの便を決めておく。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

越前和紙が漉かれるのは越前市の今立地区だ。岡本川沿いに大滝・岩本・不老・新在家・定友の五つの集落が並び、まとめて五箇と呼ばれる。原料は木材パルプではなく、楮・三椏・雁皮といった草木の靱皮繊維。この水沿いで千五百年ほど、紙は作られ続けてきた。ここは観光地である前に産地で、道沿いの工房はそれぞれ注文を受けて動いている。その表口が新在家町の越前和紙の里で、一本の通りに三つの館が並ぶ。うち一つは、漉き桁と漉き舟を来訪者の前に据えている。

おすすめの楽しみ方

三館の時間はそろっている。午前9時から午後4時まで、火曜と年末年始が休み、体験の受付は閉館よりだいぶ早く締まる。パピルス館で一枚漉くのに20〜40分、漉いたあとは乾かす時間も要る。博物館で折り返さず南の社まで歩くなら、さらに1時間を見ておくといい。

歴史・背景

この谷の紙として現存する最古のものは、奈良の正倉院に伝わる天平2年(730年)の帳簿だ。土地の言い伝えが語るのは年代ではなく人のほうで、岡本川の上流に現れた女性が村人に紙漉きを教え、名を問われて川上から来たとだけ答えて去ったという。この川上御前を紙祖神としてまつるのが岡太神社で、大瀧神社と境内を共にする。下宮の社殿は天保14年(1843年)の建立、1984年に国の重要文化財となった。越前和紙そのものが国の伝統的工芸品に指定されたのは1976年のことだ。

行く前に

現金
ハピラインふくいは現金でも交通系ICカードでも乗れる。武生駅には券売機とIC改札の両方がある。バスは地方路線なので小銭を持っておきたい。紙漉き体験と館の観覧は有料で、料金は受付に掲示されている。
行く前に
三館は火曜と年末年始が休み。谷に散らばる工房は稼働中の仕事場で、自由に立ち入れる場所ではない。一キロ南の大瀧神社・岡太神社は山裾の杉木立のなかにあり、通りから歩くか車で向かうことになる。
別ルート
京阪神からは特急で敦賀へ出て、ハピラインふくいに乗り換えて武生へ。北陸新幹線で来るなら越前たけふ駅で降り、そこからタクシー・レンタカー・レンタサイクルで谷へ入る。
降りたあと
武生駅は乗り換え地点であって目的地ではない。谷はここから東へ6〜7キロ先だ。駅前のバス停に回り、福鉄バス南越線で終点まで行く。その終点の名前が、そのまま「和紙の里」だ。