永平寺
実写(ライセンス済み)雷太 / CC BY 2.0

福井・永平寺No.742★★★地図で見る →

永平寺

〜曹洞宗の大本山と修行道場〜

history王道を、いちばんいい形で

福井の山中、杉の斜面に建て込まれた曹洞宗の修行道場。堂宇は屋根付きの回廊で一続きにつながる。開山・道元が定めた一日の流れをいまも守り、前日に申し込めば朝のお勤めに加わることができる。

  1. 起点福井駅
  2. 約45分えちぜん鉄道+京福バス
  3. 降車永平寺口駅(えちぜん鉄道勝山永平寺線)
  4. そこから
  5. 永平寺

場所

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見どころ(歩く順)

傘松閣小石川人晃 / CC BY-SA 4.0
  1. 総受処入口の受付。拝観の手続きも、朝課の申し込みも、荷物やベビーカーの預かりもここ
  2. 傘松閣格天井いっぱいに花鳥画がはめ込まれた大広間。「絵天井の間」とも呼ばれる
  3. 山門七堂伽藍の一つ。絵天井の間とともに、車椅子で入れる数少ない場所でもある
  4. 仏殿斜面の中ほどに構える七堂伽藍の仏殿
  5. 法堂順路のいちばん高いところにある堂。毎朝の朝課はここで勤められる

実際の行き方

  1. 福井駅→永平寺口駅(えちぜん鉄道勝山永平寺線)。
  2. 永平寺口駅→永平寺バス停(京福バス「永平寺行」、終点まで)。
  3. バス停から徒歩5分ほどで総受処。ここで拝観の受付をする。
  4. 回廊を伝って斜面を上る。傘松閣、山門、仏殿、法堂の順。
えちぜん鉄道と京福バスで
福井駅からえちぜん鉄道勝山永平寺線で永平寺口駅へ。ここで京福バスの「永平寺行」に乗り換え、終点まで乗る。そこから門までは歩いてすぐだ。町の案内では、全体で約45分とされている。
バスと私鉄を乗り継いで戻る
終点からバスで谷を下って永平寺口駅へ、えちぜん鉄道で福井駅に戻る。あるいは特急永平寺ライナーで福井駅まで一本で帰る手もある。バスもローカル線も都市部の間隔では動かないので、上がる前に停留所の時刻を見ておきたい。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

永平寺は福井県の山あい、杉に囲まれた谷にある。曹洞宗の大本山であり、保存された建築ではなく、いまも人が暮らして修行する道場だ。斜面には70余りの殿堂楼閣が組み上がる。なかでも法堂・仏殿・僧堂・庫院・山門・東司・浴室の七つは「七堂伽藍」と呼ばれ、禅の寺の骨格をなす。東司は厠、浴室は風呂で、そこまでが僧の修行の場として数えられている。建物どうしは屋根のついた回廊で結ばれ、雨でも濡れずに歩ける。ただし、ほとんどが階段である。

おすすめの楽しみ方

開門は8時30分、閉門は16時30分で、入場は16時まで。順路をひと回りする時間は「一時間弱」というのが寺自身の目安だ。日帰りの坐禅体験は予約不要で10時・13時30分・15時30分の一日三回、所要はおよそ50分。ただし朝課だけは飛び込みでは入れない。前日までに総受処へ電話をすると、集合時間を教えてもらえる。

歴史・背景

道元が坐禅の道場として永平寺を開いたのは1244年のこと。教えは只管打坐——ただひたすらに坐り、坐ること以外に何も求めない。この寺は、その坐禅を一日の一項目ではなく一日そのものにするために設計された。以来、曹洞宗の大本山であり続けている。雲水の暮らしもその形を保っている。夜明け前の振鈴で起き、坐禅を組み、法堂で朝課を勤め、食事も掃除も雑用ではなく行として続いていく。

行く前に

現金
拝観料は大人700円、小・中学生300円。障がい者手帳を提示すれば同じく300円で、未就学児は無料。坐禅体験は別途の志納となる。受付(総受処)は門と同じ時間で開いていて、写経はいまのところ休止中。
行く前に
堂宇はすべて屋根付きの回廊でつながっているので雨は問題にならない。ただし山の斜面に建つ寺で、階段がとても多い。ベビーカーは中へ持ち込めず、受付で預かってもらう。車椅子では絵天井の間と山門までは拝観できるが、その先の順路は難しい。介助犬以外のペットはケージに入れたままにする。
別ルート
京福バスの特急永平寺ライナーなら、福井駅東口から乗り換えなしで約30分。車では永平寺参道インターチェンジから国道364号経由でおよそ15分、半杓橋の近くにコインパーキングがある。
降りたあと
永平寺口駅は乗り換え地点であって目的地ではない。寺までは谷をさらに数キロさかのぼる。駅からバス停へ移り、「永平寺行」に乗って終点で降りる。降りた場所から門までは徒歩5分ほどだ。