一乗谷朝倉氏遺跡
実写(ライセンス済み)掬茶 / CC BY-SA 4.0

福井南・一乗谷No.476★地図で見る →

一乗谷朝倉氏遺跡

history穴場——実はすごい

福井の南の谷に広がる、朝倉氏の城下町の跡。道も屋敷の区画も庭も発掘されたままの姿で露出し、町並みの一部は原寸で建て直されている。

  1. 起点福井駅
  2. 約15分JR・約15分
  3. 降車一乗谷駅(JR越美北線)
  4. そこから
  5. 一乗谷朝倉氏遺跡

狙い目

国を代表する遺跡で、県立の大きな博物館まである。隠れた場所ではない。それでも城とは印象が違うのは、形のせいだ。並ぶ天守も、人が集まる門も一つもない。あるのは歩くための谷で、見どころは数キロの道沿いに散っている。

場所

福井のほかの記事 28件・地図で開く →

見どころ(歩く順)

復原町並Yasunorihayashi / CC BY-SA 4.0
  1. 下城戸跡町の北端を閉じていた土塁の城戸。駅から歩くと最初に出会う遺構
  2. 唐門朝倉館跡の正面に立つ門。義景の菩提を弔うため江戸時代に建てられた
  3. 朝倉館跡当主の館の敷地。谷の政治の中心だった場所
  4. 湯殿跡庭園館のそばの高台に残る庭。戦国期の勇壮な石組みが見どころ
  5. 復原町並発掘された区画の上に原寸で建て直された武家屋敷と町屋

実際の行き方

  1. 福井駅→一乗谷駅(JR越美北線・約15分)。
  2. 一乗谷駅→福井県立一乗谷朝倉氏遺跡博物館(徒歩3分ほど)。
  3. 博物館→下城戸跡→唐門・朝倉館跡(谷の道を徒歩30分ほど。博物館のレンタサイクルでも行ける)。
  4. 復原町並へ渡り、一乗谷駅に戻るか、京福バスで福井へ帰る。
福井駅からJR越美北線
福井駅→(JR越美北線・約15分)→一乗谷駅。ホームから県立博物館までは徒歩3分。唐門と朝倉館跡は、そこからさらに谷の道を30分ほど歩いた先にある。
一乗谷駅から戻る/バスで戻る
一乗谷駅から越美北線で福井駅へ戻るか、博物館から京福バスを使う。越美北線は地方の支線なので、行きに発車案内を見ておき、谷を歩き出す前に折り返す時刻を決めておきたい。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

一乗谷は三方を山に囲まれた細長い谷で、北の縁を足羽川が流れている。朝倉氏はここを越前支配の本拠に定め、谷底に城下町を築いた。町の南北は土塁の城戸で閉じられていた。発掘はその町を地面ごと開いてみせる。石を敷いた面、屋敷や店の区画、排水の溝、井戸。町並みの一部はのちに原寸で建て直され、武家屋敷や町屋が発掘された位置そのままに立っている。谷の入口にある県立博物館は、出土品と、当主の館を原寸で再現した部屋、そして城下町全体の大きな模型を収める。

おすすめの楽しみ方

まず博物館から。9時から17時(入館は16時30分まで)、月曜休みで、観覧料は一般700円。復原町並との共通券もここで買える。当主の館の原寸再現と町の模型を先に見ておくと、外に出たときの遺跡の読み方が変わる。谷の長さが気になるなら、博物館の電動レンタサイクルを借りるとよい。往復の覚悟が要る距離が、ひと走りになる。

歴史・背景

室町の争乱を抜けた朝倉氏は越前を握り、1471年にはその立場が定まった。以後、一乗谷を本拠に五代、百年あまりを治めている。谷は当主の館を中心とする城下町に育った。1573年、朝倉氏は織田信長に敗れて滅び、城下町も焼けた。その町の道筋を地面から掘り起こしてきたのが、その後の発掘である。埋め戻さずに露出させたまま見せている区画も多い。

行く前に

現金
谷を歩くのは無料。博物館は観覧料が要り、復原町並にも別の券がある。両方見るなら博物館で共通券を買うのが早い。博物館のレンタサイクルは現金のみなので、その分を用意しておくこと。
行く前に
博物館は月曜と年末年始が休み。月曜に行くと、谷は歩けるが展示は見られない。遺跡は谷底の開けた土地で、博物館を出たあとは雨も日差しもさえぎるものがほとんどない。
別ルート
福井駅西口⑤番のりばから京福バス62系統で博物館まで約25分。東口①番のりばの朝倉・永平寺ダイレクトバスなら約16分で、永平寺と結んで回ることもできる。
降りたあと
一乗谷駅から県立博物館までは徒歩3分ほど。遺跡はそこから谷の道を南へ続き、唐門までは歩いて30分前後を見ておく。