渡嘉敷島
実写(ライセンス済み)Tomaž Vajngerl / CC BY-SA 3.0

沖縄・慶良間諸島No.689★★地図で見る →

渡嘉敷島

〜慶良間諸島でいちばん大きな島〜

nature穴場——実はすごい

慶良間諸島で最大の島。那覇から日帰りできる距離にありながら、諸島全体を国立公園にした海が、港のすぐ足元から始まっている。西向きの砂浜が二つと、そのあいだを走るバスが一本。

  1. 起点那覇・泊港
  2. 約70分那覇・泊港からフェリー約70分
  3. 降車渡嘉敷港(フェリーとかしき・泊港航路)
  4. そこから
  5. 渡嘉敷島

狙い目

秘境ではない。慶良間でいちばん行きやすい島で、朝の便には日帰りの人が詰まる。それでも島は人をばらけさせる。ほとんどが阿波連へ直行するので、尾根の道も、岬の上の展望台も、北の浜も、日中はむしろ静かなままだ。

場所

沖縄のほかの記事 43件・地図で開く →

見どころ(歩く順)

阿波連園地展望台Rickard Törnblad / CC BY-SA 4.0
  1. 渡嘉敷港フェリーが着く桟橋。到着に合わせて村営バスが岸壁で待っている
  2. 阿波連ビーチ島の南端、800メートル続く白い砂浜
  3. 阿波連園地展望台岬の上の展望台。リーフの線と沖の小島が見下ろせる
  4. 渡嘉志久ビーチ阿波連の北にある静かな入り江。ウミガメが海草を食みにくる

実際の行き方

  1. 那覇・泊港→渡嘉敷港(フェリーとかしき・約70分。高速船ならもっと速い)。
  2. 渡嘉敷港→阿波連(村営バス・尾根を越えて約20分)。
  3. 阿波連ビーチを端まで歩き、そのまま岬の上の展望台へ上がる。
  4. バスで港へ戻る。時間があれば北の渡嘉志久ビーチへ回ってから最終便に乗る。
那覇・泊港からフェリー
那覇の泊港→(フェリーとかしき・約70分)→渡嘉敷港。同じ航路には高速船「マリンライナーとかしき」もあり、こちらのほうが速く、1日に複数便走る。どちらも海況次第で欠航するし、夏は満席になる。窓口へ行けば乗れる、とは考えないほうがいい。
渡嘉敷港から戻る
帰りも同じ2隻。最終便は午後のうちに出てしまい、夜の便はない。乗り遅れればその日は島に泊まることになる。村営バスは船の時刻に合わせて動くが、帰りの時間は一日の終わりではなく、着いたその足で港の掲示を見て頭に入れておきたい。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

慶良間諸島は那覇の西に浮かぶ。晴れた日には本島から島影が見えるほど近く、渡嘉敷島はそのなかでいちばん大きい。この諸島が特別なのは、水の下だ。サンゴが密に育ち、その上の海はケラマブルーという固有の名前を持つほど青い。冬にはザトウクジラが繁殖のために入ってくる。水の上に目を戻せば、島の背は急で緑が濃い。砂浜は二つとも西向きだ。南端の阿波連と、その北の渡嘉志久。どちらもリーフの内側に白い砂が弧を描いている。

おすすめの楽しみ方

朝いちばんの船で渡り、そのまま阿波連行きのバスに乗る。尾根を越えて20分ほど。午後の便が着く前の浜が、いちばんいい顔をしている。日が高くなったら岬の展望台へ上がりたい。リーフが一色の青ではなく、色の帯として読める時間だ。最終便の時刻だけは、島に着いたその足で確かめておくといい。思っているより早い。

歴史・背景

慶良間諸島が国立公園になったのは2014年のことだ。ダイバーには何十年も前から知られていた海にしては、ずいぶん遅い指定だった。区域は陸だけでなく、海にも大きく引かれている。理由はサンゴにある。日本の海では珍しいほど密に育ち、その上に広がる透明さこそが、ケラマブルーという言葉の中身だ。冬にはザトウクジラが繁殖のためにこの海へ入る。島がホエールウォッチングを出すのが夏ではなく冬なのは、そのためだ。

行く前に

現金
浜はどちらも無料。港と阿波連を結ぶ村営バスは車内で払う。器材のレンタルも、船も、ホエールウォッチングも現地で申し込む形になる。フェリー窓口を離れるとカードはほとんど通らないので、現金は那覇で用意しておきたい。
行く前に
夏の終わりから秋にかけて、慶良間は台風をまともに受ける。海が高い日は船が丸ごと欠航する。冬の航路は、距離のわりによく揺れる。クラゲ防止ネットと監視員は季節限定なので、あるものと決めてかからず現地で確認したい。
別ルート
泊港からは座間味島行きの船も出ている。同じ慶良間諸島、同じ海のなかの別の島だ。渡嘉敷の便が満席なら、こちらの航路が代わりになる。
降りたあと
渡嘉敷港が到着地点そのもの。阿波連行きの村営バスは岸壁に停まっていて、船から人が降りきると出発する。集落の店も観光協会の窓口も、桟橋から数分の範囲にまとまっている。