
北九州・八幡No.1094★★地図で見る →
皿倉山
北九州・八幡の市街地の真上にそびえる山。ケーブルカーとスロープカーを乗り継げば、歩かずに山頂へ立てる。テラスからは港と関門海峡、そして日本有数の夜景が一度に開ける。
- 起点小倉駅
- 約40分JR+無料シャトル
- 降車八幡駅(JR鹿児島本線)
- そこから
- 皿倉山
狙い目
皿倉山は北九州を代表する眺めで、晴れた夜の山頂は人で埋まる。穴場ではない。見落とされているのはダイヤのほうだ。八幡駅発の無料シャトルは夜景の客に合わせて組まれていて、平日は夕方近くまで走らない。平日の昼に登ろうとすると、そこで足が消える。
場所
福岡のほかの記事 28件・地図で開く →見どころ(歩く順)

- 山麓駅ケーブルカーの起点。八幡の街並みのすぐ上にある
- 山上駅ケーブルカーの終点で、スロープカーへの乗り継ぎ点
- 皇后国見岩神功皇后が国を見渡したと伝わる、山道沿いの大きな岩
- 天空ドーム山頂手前のドーム型展望デッキ。ハートのモニュメントが置かれている
- 山頂展望台街と関門海峡を見渡す山頂のテラス。夜景の中心になる場所
実際の行き方
- 小倉駅→八幡駅(JR鹿児島本線・下り)。
- 八幡駅→ケーブルカー山麓駅(無料シャトルバス、またはタクシー)。
- 山麓駅→山上駅(ケーブルカー・約6分)。
- 山上駅→山頂(スロープカーで約3分、または皇后国見岩と天空ドームを経て徒歩で展望台へ)。
- JR鹿児島本線で八幡駅へ、そこから無料シャトル
- 小倉駅→(JR鹿児島本線・下り、普通または快速)→八幡駅。駅前から山麓駅までは運行会社の無料シャトルバスが出ていて、乗車は約10分。日中の列車は本数が多く、鉄道の区間は時刻表を細かく調べる必要がない。ケーブルカーとスロープカーを足して、小倉から山頂までおよそ40分を見ておくとよい。
- 同じ二つの鉄道で下りる
- スロープカーとケーブルカーで山麓駅まで戻り、無料シャトルで八幡駅へ。この山は夕方から夜がいちばん混む時間帯で、最終便の時刻は山麓駅と山頂の駅に掲示されている。着いたときに撮っておくと、帰りの計算を間違えない。シャトルが終わったあとの八幡駅は、小倉・博多方面の列車も本数が落ちる。
どんな場所か
皿倉山は北九州市八幡東区、市街地のすぐ背後に標高622mで立っている。海が近いぶん、港も関門海峡も工場地帯も、山頂からは一枚の絵として読める。周囲は北九州国定公園のなかの帆柱自然公園で、権現山・帆柱山・花尾山までを含む森が街のとなりに広がる。登り方は体力勝負ではなく、機械仕掛けだ。山麓駅から9合目の山上駅までを全長1,100mのケーブルカーが結び、その先はスロープカーが山頂のテラスまで運ぶ。自家用車は皿倉平で止まり、その先は一般の車では上がれない。
おすすめの楽しみ方
登るなら、日が落ちきる少し前がいい。港も海峡も製鉄所もまだ形が読めるうちに山頂へ出て、そのまま灯りがともるのを待てば、一度の訪問で昼と夜の両方を見られる。土日祝は無料シャトルが朝から動くので、昼に登って森を歩いて下りる組み立てもしやすい。平日の昼なら上りはタクシーか路線バスにして、シャトルは帰りに回すと計画が崩れない。
歴史・背景
山名は神功皇后の伝説にさかのぼる。『日本書紀』に見える西征の帰り、日の落ちた斜面を下りながら「さらに暮れたり」と漏らしたと伝えられ、その一言が長い年月をかけて「皿倉」に転じたという。同じ伝説は山道の途中に残る皇后国見岩にも結びついていて、皇后がここから国を見渡したと語られてきた。権現山の北面に広がる老杉の林が皇后杉と呼ばれるのも、もとをたどれば同じ物語だ。
行く前に
- 現金
- 山そのものは無料で歩ける。八幡駅からのシャトルバスも運賃はかからない。ケーブルカーとスロープカーは有料で、山麓駅で往復の通し券が売られている。運賃は運行会社が改定するので、ガイドブックではなく公式サイトで確かめてほしい。山頂の売店やタクシー用に、現金を持っておくと安心だ。
- 行く前に
- ケーブルカーとスロープカーには週の定休日があり、年に何度か長めの点検運休も入る。天候にも左右されるので、出かける前に運行カレンダーを確認しておくこと。山頂は市街地より数度低く、海峡からの風が抜ける。車で行っても山の道は途中で止まるため、最後の区間は短くならない。
- 別ルート
- 小倉駅からは西鉄の高速バス(福岡方面・いとうづ号)で「高速皿倉山ケーブル」下車、山麓駅まではすぐ。黒崎駅からなら西鉄バス42番で帆柱登山口へ。そこから山麓駅までは徒歩約10分の上り坂になる。
- 降りたあと
- 八幡駅では無料シャトルが駅前から出て、ケーブルカーの山麓駅に着ける。同じ距離を歩くと上り坂を約25分。タクシーなら数分だ。