柳川の川下り
実写(ライセンス済み)Asturio Cantabrio / CC BY-SA 4.0

福岡南・柳川No.789★★★地図で見る →

柳川の川下り

〜水郷のお堀めぐり〜

local王道を、いちばんいい形で

福岡県南部の旧城下町、その掘割を平底の舟で下る。船頭は艫に立って竿を差し、石橋は身をかがめないと通れないほど低い。舟が着くのは、藩主が別邸をかまえた水辺の町・沖端だ。

  1. 起点西鉄柳川駅(西鉄天神大牟田線)
  2. 徒歩5〜10分西鉄天神大牟田線
  3. 柳川の川下り

場所

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見どころ(歩く順)

柳川の掘割の低い橋Thomas Au / CC BY 2.0
  1. 隅町の乗船場同じ堀端に四か所並ぶ船着場。それぞれ別の船会社が持っている
  2. 低い石橋水面すれすれに架かる石の橋。舟が入るたび、乗っている全員が前へ身をかがめる
  3. 沖端の水辺コースの終わりにある古い漁師町と商家の一角。岸には沖端水天宮が建つ
  4. 柳川藩主立花邸 御花旧藩主・立花家の邸宅。コース終点の船着場のすぐそばに残る
  5. 北原白秋生家・記念館沖端に建つ詩人の生家。記念館として公開され、船着場から歩いて行ける

実際の行き方

  1. 西鉄福岡(天神)駅→西鉄柳川駅(西鉄天神大牟田線)。
  2. 駅から堀端まで歩き、出航している乗船場できっぷを買う。
  3. 低い橋の下をくぐりながら、通常コースで沖端まで下る。
  4. 水辺の町を歩いてから、各社のシャトルバスで駅へ戻る。
西鉄天神大牟田線で柳川へ
福岡の中心にある西鉄福岡(天神)駅から、西鉄天神大牟田線で南下して西鉄柳川駅へ。通常コースの乗船場は駅から歩いてすぐの堀端にある。舟のきっぷは車内ではなく乗船場で売っているので、前もって手配することは何もない。
沖端から戻る
通常コースの終点は駅から離れた沖端になる。各社が営業時間内に自社の乗船場と駅へシャトルバスを走らせているので、乗るときに最終便を聞いておくといい。堀沿いを歩いて戻れば、たどった水路を今度は岸から眺められる。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

柳川は有明海の後背にひろがる低い平野の町で、市域は水で刻まれている。掘割と水路をあわせた総延長は930キロにもなる。舟は竿で押していくから、エンジンの音が下に敷かれていない。聞こえるのは竿と水の音、それに船頭が気の向くままにうたう舟唄だけだ。舟は駅に近い乗船場を離れ、家々の塀と裏庭のあいだをすり抜けて、藩主の別邸が残る沖端へ出る。客席は水面のすぐ上にある。橋のためだ。

おすすめの楽しみ方

通常コースは乗船場から沖端まで約60分。ちょっと寄るというより、半日の予定として組むのがいい。舟が出るのは午前から昼過ぎまでで、受付は夕方を待たずに閉まる。つまり明るいうちの遊びだ。水面を静かに味わいたいなら、朝いちばんの便を選ぶといい。船頭の声もよく通る。

歴史・背景

掘割はもともと柳川城の守りとして掘られた。高い石垣ではなく水で町を囲むという構えだった。天守は明治のはじめに焼けて再建されなかったが、水だけは残り、町のかたちもそのまま残った。藩が終わるまで治めたのは立花家で、その別邸はいまも沖端に建っている。詩人の北原白秋が生まれたのも同じ沖端で、1885年のことだ。彼はこの掘割を日本語の詩のなかに書き残した。

行く前に

現金
運賃は船会社ごとに違い、乗る前に乗船場で払う。ネットで比べるより、堀端まで来てから決めるほうが早い。受付は昼過ぎに閉まるが、閉まる時刻も会社によって同じではない。
行く前に
冬の終わりには堀の水を落として手入れをするため、区間が短くなる。この時期に行くなら事前に確かめておきたい。舟に屋根はないので、雨も風もそのまま座席に届く。駅までの道ではなく、水の上に合わせた服装で行きたい。
別ルート
南から来る場合は、同じ西鉄天神大牟田線を大牟田から北へ向かえば西鉄柳川に着く。わざわざ福岡市内を経由しなくてよい。
降りたあと
西鉄柳川駅を出たら堀のほうへ歩く。通常コースの乗船場は同じ水面に四か所並んでいて、それぞれ別の会社が運んでいる。どこから乗っても同じ道筋に出る。