
道東・弟子屈No.707★★★地図で見る →
摩周湖
流れ込む川も流れ出す川もない、道東のカルデラ湖。外輪山には展望台が3つあるが、路線バスが上がるのは第一展望台だけで、その便は朝に上がってすぐ下りてくる。
- 起点摩周駅(JR釧網本線)
- 約25分阿寒バス・1日1往復
- 摩周湖
場所
北海道のほかの記事 102件・地図で開く →見どころ(歩く順)

- 摩周湖カムイテラス建て替えられた第一展望台の建物。デッキの奥に室内のラウンジがある
- 展望デッキ外輪山の縁に開いた屋外のテラス。湖面を見下ろす位置にある
- カムイシュ島湖の中ほどにぽつんと浮かぶ、溶岩でできた小島
- 摩周岳(カムイヌプリ)外輪山でいちばん高い峰。登山道はこの展望台から始まる
実際の行き方
- 摩周駅前→摩周湖第一展望台(阿寒バス摩周線、約25分)。
- 展望台の駐車場→摩周湖カムイテラス。建物を抜けて外輪山の縁のデッキへ。
- デッキから、湖心のカムイシュ島と、外輪山の最高峰・摩周岳を探す。
- 同じバスで摩周駅前へ戻る(後続の便はない)。
- 阿寒バス摩周線・摩周駅前から
- 摩周駅前→(阿寒バス摩周線、約25分)→摩周湖第一展望台。時刻表には2便が刷られているが、確認時点で動いているのは午前の1便だけで、駅前を10時30分に出る。
- 同じ便で下りる
- 折り返しは摩周湖第一展望台を11時25分に出て、摩周駅前へ11時50分着。後続の便はないので、これを逃すとタクシーを手配することになる。摩周駅は町で唯一の有人駅で、先の切符もここで買える。
どんな場所か
摩周湖は、道東・弟子屈町の陥没した火口に水がたまってできた湖だ。外輪山をひとまわりすると約20km。湖面までの壁は150〜350mの高さで切り立ち、いちばん深いところは212mある。流れ込む川も流れ出す川もなく、水は地下から届く。湖面は阿寒摩周国立公園の特別保護地区にあたるため、船も、岸をたどる道も、水際へ降りる手立てもない。ここで目にするものは、すべて上から見たものになる。
おすすめの楽しみ方
バスは朝に駅を出て、展望台に着いた30分後には折り返す。ほかの足がなければ、その30分がまるごと滞在時間になる。テラスの建物はバスが着くよりずっと早くから開いている。霧が名物のように語られるけれど、実際に多いのは夏で、6月から7月にかけてがいちばん濃い。夏に行けば、湖の代わりに白い壁と向き合う日もある。
歴史・背景
カルデラができたのは、およそ7000年前の大噴火による。1930年代の調査では透明度41.6mを記録し、当時の世界最高値となった。この湖が澄みかたで語られるようになったのは、ここからだ。アイヌ語ではカムイトー、神の湖と呼ばれ、湖心の島の名も同じ言葉に連なる。第一展望台は2022年に建て替えられて摩周湖カムイテラスとなり、屋外のデッキの奥に暖の取れる室内ができた。
行く前に
- 現金
- 展望デッキもテラスの建物も、入るのは無料。バスは片道570円なので、運賃ぶんの現金は持っておきたい。車で上がると駐車が有料になるぶん、バスのほうが安く済む。
- 知っておきたいこと
- テラスの建物は8時30分から開き、閉まる時刻は季節で動く。残る2つのうち、第三展望台は暖かい季節だけ、外輪山の反対側にある裏摩周展望台は冬季閉鎖になる。外輪山の上は高く、さえぎるものがない。霧が一日中晴れないこともある。
- 別ルート
- 車なら、釧路・女満別・中標津のいずれの空港からも弟子屈まで1時間強。車があれば、バスの通わない第三展望台や、外輪山の反対側の裏摩周展望台まで回れる。
- 降りたあと
- 乗り場は摩周駅前のバス停。バスは外輪山の道を上がり、展望台の駐車場で降ろしてくれる。テラスの建物はその数歩先で、歩く区間はない。徒歩で上がる道もない。