三朝温泉
実写(ライセンス済み)三塚 / CC BY-SA 4.0

鳥取中部・三朝No.603★★地図で見る →

三朝温泉

onsen穴場——実はすごい

鳥取県中部、三徳川ぞいのラドン泉の町。いちばん名の知れた湯は宿の内風呂ではなく、橋の下の河原にひらいた露天だ。小さな公衆浴場や飲泉場も、いくつかは誰でも使える。

  1. 起点倉吉駅
  2. 約20分日ノ丸バス・約20分
  3. 降車三朝温泉バス停(日ノ丸バス)
  4. そこから
  5. 三朝温泉

狙い目

三朝は湯治場として国内ではよく知られていて、隠れた場所ではない。伝わりにくいのは、その多くが誰にでも開かれているという点だ。河原の露天も、足湯も、飲泉場も入口で何も求めない。だから泊まりだけでなく、半日の立ち寄りとしても成り立つ。

場所

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見どころ(歩く順)

株湯三塚 / CC BY-SA 4.0
  1. たまわりの湯観光案内所のとなりに建つ小さな公衆浴場。バス停側の入口にあたる
  2. 河原風呂三朝橋のたもと、河原にひらいた露天。屋根付きの脱衣所がひとつ
  3. 薬師の湯通りに面した足湯。すぐ横に飲泉場があり、河原風呂から数分
  4. 三朝神社通りから石段を上がった境内に、飲泉場「神の湯」がある
  5. 株湯源泉の上に建つ公衆浴場。旅館街から離れた、温泉街のいちばん奥

実際の行き方

  1. 鳥取または米子→倉吉駅(JR山陰本線)。
  2. 倉吉駅→三朝温泉(日ノ丸バス・約20分)。
  3. バス停→三朝橋たもとの河原風呂(徒歩1〜2分)。
  4. 温泉街を川上へ歩き、源泉の上に建つ株湯まで。
倉吉駅から日ノ丸バス
三朝の玄関口はJR倉吉駅。駅前から三朝温泉方面の日ノ丸バスに乗り、約20分で温泉街に着く。着いたらまず停留所の時刻表を見ておくと、そのあとの歩き方を決めやすい。
倉吉駅へ戻る
帰りは同じ路線で倉吉駅へ。町に落ち着く前に、停留所に掲示された最終便を確かめておきたい。倉吉から特急に乗り継ぐなら、乗り換えの時間も少し多めに見ておくとよい。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

三朝は鳥取県中部の山あいにあり、倉吉と三徳山のあいだを流れる三徳川に沿って細長く延びている。湧くのはラドンを含む放射能泉で、この町は湯に浸かるのと同じくらい、飲むこと・吸うことに重きを置いてきた。露天の「河原風呂」は文字どおり河原にあり、三朝橋のたもとで、屋根のある脱衣所のほかに囲いらしい囲いはない。その周りに、源泉の上に建つ公衆浴場、通りに面した足湯、水を汲める飲泉場が点在する。対岸には旅館が並ぶが、町を歩けるものにしているのは、この開かれた湯のほうだ。

おすすめの楽しみ方

観光案内所前でバスを降りて、川上へ向かって歩くといい。河原風呂、足湯、神社の飲泉場、そして奥の株湯という順に並んでいる。全体は短い道のりなので、倉吉から片道20分のバスで往復しても半日に収まる。河原風呂は脱衣所しかないから、小さめのタオルを持っていくと落ち着く。

歴史・背景

湯の始まりは12世紀と伝わる。源氏の家臣が白い狼に導かれて源泉を見つけた、という話が町に残っている。その源泉の上には今も「株湯」という公衆浴場が建ち、温泉街のいちばん奥に位置する。2015年、文化庁は三朝温泉と隣の三徳山をひと続きの日本遺産の物語として認定した。山を登ることを清め、湯に浸かることを癒しと読む筋立てで、断崖に張りつく投入堂がその対になる。

行く前に

現金
河原風呂と飲泉場は無料。公衆浴場は入口で入浴料を払う方式で、バス運賃とあわせて現金を用意しておくと安心だ。
行く前に
河原風呂は橋の横の吹きさらしで、脱衣所はあっても壁はない。天気もそのまま体験の一部になるし、大雨のあとは川の水位がすぐ横まで上がる。冬は雪が積もる谷あいでもある。公衆浴場のほうは河原風呂と違って営業時間が決まっている。
別ルート
倉吉はJR山陰本線の駅で、東の鳥取からも西の米子からも入れる。どちらから来ても三朝へのバスは同じだ。車なら倉吉から谷ぞいに少し内陸へ入るだけで、町には無料の観光駐車場がある。
降りたあと
バスは観光案内所のある温泉街の中ほどで降ろしてくれる。川のほうへ下りていけば、三朝橋のたもとが河原風呂で、歩いて1〜2分の距離だ。