祖谷のかずら橋
実写(ライセンス済み)Motokoka / CC BY-SA 4.0

徳島西・祖谷No.630★★★地図で見る →

祖谷のかずら橋

culture王道を、いちばんいい形で

山の蔓を編んで架けた吊り橋。徳島県西部の山中、祖谷川の上に渡っている。国の重要有形民俗文化財でありながら、今も人が渡る現役の橋で、傷めば直すのではなく、新しい蔓でまるごと架け替える。

  1. 起点大歩危駅(JR土讃線)
  2. バス約30〜60分JR大歩危駅からバス
  3. 祖谷のかずら橋

場所

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見どころ(歩く順)

琵琶の滝663highland / CC BY 2.5
  1. かずら橋夢舞台坂の上の道の駅。バスが着き、橋へ下る道が始まる場所
  2. 橋のたもと窓口と蔓の手すり、そして下に何もない最初の一枚
  3. 眼下の祖谷川白い岩の上を流れる緑の水。渡り切るまで足元の隙間から見え続ける
  4. 琵琶の滝橋を渡り終えた先、木立のなかに落ちている滝

実際の行き方

  1. 大歩危駅→かずら橋(四国交通バス・祖谷方面。一日数便)。
  2. バス停→坂を下って橋のたもとの窓口へ。
  3. 蔓の手すりを握り、一人ずつ対岸へ渡る。
  4. 琵琶の滝まで足を延ばし、道路へ戻って帰りのバスに乗る。
大歩危駅からバスで谷を上がる
鉄道で行けるのは大歩危駅まで。そこから四国交通のバスが祖谷の谷を上がり、橋まで一分の「かずら橋」、またはそのすぐ上の「かずら橋夢舞台」に着く。便数は多くないので、予定のほうをバスの時刻に合わせて組むことになる。
大歩危駅へ戻る
帰りも同じバス路線を下る。その日の運行が終われば、ほかに公共の足はない。ライトアップまで残るつもりなら先に谷の宿を押さえたい。その時間に戻る便は存在しない。
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どんな場所か

橋の長さは45メートル、幅は2メートルほど。水面からの高さは14メートルある。床にあたるのは渡し木を並べただけの梯子のようなつくりで、木と木のあいだは広く開き、そこから祖谷川がのぞく。材料はシラクチカズラという山の蔓で、一本の橋に使う量はおよそ6トン。場所は三好市の西祖谷山村、道が谷底の川に沿って延び、対岸は上まで森という土地である。

おすすめの楽しみ方

門が開くのは多くの時期で8時、真夏は7時30分、9月から3月は17時に閉まる。19時から21時30分までは毎晩ライトアップされるが、橋は開かない。灯りは眺めるためのもので、渡るためのものではない。昼と夜は同じ景色の二度目ではなく、別々の訪問と考えたほうがいい。

歴史・背景

由来は二通り伝わる。ひとつは平家の落人の話で、追手が来たときすぐ切り落とせるよう、蔓で橋を架けたという。もうひとつは弘法大師が祖谷を渡り、橋を残していったという説である。どちらも証しは立たないが、どちらも今なおこの谷で語られている。確かなのは慣習のほうだ。橋は三年ごとに編み替えられる。その途切れない架け替えの営みこそ、国が重要有形民俗文化財として認めたものだった。

行く前に

現金
渡橋料は確認時点で大人550円、小学生350円。橋のたもとの窓口で払う。幼児は無料だった。バスの分も含めて現金を用意しておきたい。
行く前に
門が開くのは多くの時期で8時、真夏は7時30分、9月から3月は17時に閉まる。夜のライトアップの時間は橋を渡れない。雨のあとの渡し木は滑りやすく、冬の谷は海沿いより早く道に雪が来る。
別ルート
もう一つの入口は阿波池田駅で、バスで「善徳」まで来れば橋は歩いてすぐ。谷をさらに奥へ、東祖谷の上流には二本一組の蔓橋が架かっている。車と半日の余裕があるなら、そちらは人が少ない。
降りたあと
大歩危駅から先はバスと徒歩になる。「かずら橋」で降りれば道から河原へ下る道が橋のたもとの窓口へ続き、「かずら橋夢舞台」からなら坂を少し下って同じ場所に出る。