横手やきそば
実写(ライセンス済み)Totti / CC BY-SA 4.0

秋田・横手 十文字No.1098★★地図で見る →

横手やきそば

food穴場——実はすごい

太いゆで麺をキャベツと豚挽肉で炒め、半熟の目玉焼きをのせた一皿。国道13号の十文字にある道の駅では、同じ谷でとれた野菜や漬物と並んで、この麺が出てくる。

  1. 起点十文字駅(JR奥羽本線)
  2. 約15分JR奥羽本線・駅から徒歩15分
  3. 横手やきそば

狙い目

掘り出し物ではない。この麺は地元開催の全国大会で頂点を取り、以来どの秋田の食の一覧にも載っている。見落とされるのは、始まりが飲食店らしい飲食店もない町の、鉄板の上の思いつきだったこと。そして目玉焼きこそが仕掛けだということだ。あれは添え物ではなくソースで、食べる人がその場で崩して完成させる。

場所

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見どころ(歩く順)

道の駅十文字掬茶 / CC BY-SA 4.0
  1. 道の駅十文字国道13号沿い、横手の南にある十文字の町に建つ道の駅
  2. ふれあい直売十文字季節の野菜と果物、いぶりがっこの加工品が並ぶ直売の棟
  3. 地酒とみやげのコーナー同じ棟の奥。県内の酒と土産物がまとめて置かれている
  4. まめでら家敷地内の食堂。横手やきそばが出るのは昼どき
  5. 交流・休憩ホール催しに使われる屋根付きのホール。トイレは24時間使える

実際の行き方

  1. 東京→大曲(秋田新幹線こまち)→JR奥羽本線で横手を経て十文字駅。
  2. 十文字駅→道の駅十文字(国道13号へ向かって徒歩約15分)。
  3. まず食堂へ。開いているのは昼の時間帯だけ。
  4. そのあと直売と地酒のコーナーを見て、駅まで歩いて戻る。
十文字駅から歩く
十文字はJR奥羽本線の駅で、横手より南にある。横手へは秋田新幹線の停まる大曲から入るのがふつうだ。駅から道の駅までは徒歩でおよそ15分、車なら3分。この区間は通勤の時間帯を外すと本数が細るので、列車に合わせて予定を組んだほうがいい。
十文字駅へ戻る
同じ道を歩いて戻る。日中の列車は間隔が広く、終列車も夜のうちに出てしまう。昼食のあとではなく、行きがけに発車時刻を見ておきたい。横手は豪雪地なので、冬に帰りを遅らせるのは時刻表ではなく歩道のほうだ。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

まず麺が違う。太くて真っ直ぐな角のゆで麺で、これを作っているのは暖簾会に加わっている地元の製麺所だ。だから食感は店が変わっても揺れず、味のほうだけが店ごとに動く。具はキャベツと豚挽肉。ソースはウスターを土台に各店が自分の配合を足すので、角が立たず、どこかやわらかい。麺の上には半熟の目玉焼きが一枚のる。飾りではなく、崩して麺に絡めるためのものだ。紅生姜ではなく福神漬が皿の端に添えられるのも、この土地の決まりごとになっている。

おすすめの楽しみ方

食堂が開いているのは一日じゅうではなく、昼の短い時間だけだ。夜には向かない場所なので、入る前に扉の表示を見ておきたい。直売のほうは長く開いているから、順番は決まってくる。先に食べて、あとで買う。春には山菜、6月にはさくらんぼが棚に出るので、麺の隣に並ぶものは月ごとに変わる。

歴史・背景

始まりは終戦直後。横手で屋台のお好み焼きを出していた男が、同じ鉄板でもう一品できないかと考えたところにさかのぼる。市内の製麺業者と組んで試作を重ね、いまの麺のかたちが決まったのが1953年ごろ。広がり方も飲食店からではなく、駄菓子屋の一角や民家の軒先といった、子どものおやつの側からだった。名前が外へ出たのはずっとあとで、地元で開かれた第4回のB-1グランプリ、2009年にこの麺が頂点を取っている。

行く前に

現金
敷地に入るだけなら費用はかからない。食堂の会計と直売の会計は別々で、値段はそれぞれが掲示している。使える支払い方法は店ごとに違うので、この規模の場所では現金を持っている前提で動くのが安全だ。
行く前に
営業時間と休みは棟ごとに決まっていて、いちばん早く閉まるのは食堂。トイレと休憩ホールは24時間使える。雪の多い土地なので、冬に不確定なのは建物ではなく、道路と駅からの徒歩のほうになる。
別ルート
車なら湯沢横手道路の十文字インターから3分ほど、国道13号に面している。秋田市と県南のあいだを走る日の休憩として組みやすい位置だ。
降りたあと
十文字駅を出たら、国道13号へ向かって北西に進む。道の駅は国道に面して建ち、手前が駐車場、その奥に各棟が並んでいる。