
湯沢・川連No.1259★★地図で見る →
川連漆器
湯沢の中心部から東へ離れた川連で、漆器は何百年も作られてきた。組合の伝統工芸館では、1階に箸から家具までが並び、2階で産地の道具と記録をたどれる。
- 起点湯沢駅
- バスで約15分路線バス・本数少なめ
- 降車稲川中学校前(羽後交通バス)
- 徒歩
- 川連漆器
狙い目
川連漆器は国が指定した伝統的工芸品で、名前が知られていないわけではない。見落とされがちなのは、それを作っている土地のほうだ。組合の館は湯沢の中心部から東へ離れた川連にあり、向かうバスは一日に数本しか走っていない。
場所
秋田のほかの記事 34件・地図で開く →見どころ(歩く順)
- 物産観光インフォメーションホール1階の、地域の物産と観光を案内する窓口
- 展示販売フロア箸やアクセサリーからテーブル、タンスまでが並ぶ1階の売り場
- 歴史資料館文献や資料と、実際に使われてきた工具・道具を集めた2階の展示
- 体験室沈金・蒔絵の体験教室が予約制で開かれる2階の部屋
実際の行き方
- JR奥羽本線で湯沢駅へ。
- 湯沢駅前→稲川中学校前(羽後交通・湯沢小安線、約15分)。
- 停留所から西へ約600m歩き、川連漆器伝統工芸館へ。
- 1階の売り場を見てから、2階の歴史資料館と体験室へ上がる。
- 湯沢駅から羽後交通バス
- 湯沢駅はJR奥羽本線の駅。「湯沢駅前」の停留所から羽後交通の湯沢小安線に乗り、「稲川中学校前」で降りる。乗車はおよそ15分。本数が少ないので、出かける前に最新の時刻表を確かめておく。
- 帰りのバスは先に控えておく
- 帰りも同じ路線で湯沢駅前へ戻る。便は一日に数えるほどしかない。館に入る前に戻りの時刻を控え、停留所まで歩く時間も見込んでおく。
どんな場所か
川連漆器は、使うための器だ。椀、膳、重箱が中心で、毎日の食卓に出すことを前提に作られている。丈夫さの理由は、色の下に隠れた下地にある。柿渋に炭粉を混ぜて塗っては研ぎ、さらに柿渋と生漆を重ねて土台を固めていく。仕上げは花塗り。最後の塗りを研がずに乾かすので、表面にやわらかな艶が残る。加飾は二通りある。彫った溝に漆を擦り込んで金箔を置く沈金と、漆で描いた上に金粉を蒔く蒔絵だ。下地から加飾まで、すべての工程が産地の中で完結している。
おすすめの楽しみ方
開館は9時から17時。まず1階の売り場で、産地がいま何を作っているかを見ておく。それから2階へ上がり、その器を支えてきた道具と記録に移るといい。沈金・蒔絵の体験教室は事前予約制なので、日程が決まった時点で申し込んでおきたい。
歴史・背景
始まりは鎌倉時代、いまから八百年ほど前とされる。稲庭城主・小野寺氏の弟が家臣に命じ、刀の鞘や弓、鎧といった武具に漆を塗らせたのが起こりと伝わる。江戸時代になると作るものは食器へ移り、椀や膳、重箱が幅広く作られるようになった。沈金や蒔絵の飾りが加わったのもこの時代だ。国の伝統的工芸品に認定されたのは1976年のことである。
行く前に
- 現金
- 館の入館は無料。沈金・蒔絵の体験は有料で、確認時点では3人以上なら1人2,750円、1〜2人の場合は料金が異なる。バスの運賃用に現金を用意しておくと安心。
- 行く前に
- 休館は年末年始(12月31日〜1月5日)のみ。体験教室は予約制のため、予約なしで訪れた場合は売り場と歴史資料館の見学になる。
- 別ルート
- 車なら東北中央自動車道の湯沢ICから約15分。館には駐車場がある。
- 降りたあと
- 稲川中学校前の停留所から館までは、西南西へ約600m。降りたら地図で道順を確かめてから歩き出すとよい。