川連漆器
実写(ライセンス済み)掬茶 / CC BY-SA 4.0

湯沢・川連No.1259★★地図で見る →

川連漆器

craft穴場——実はすごい

湯沢の中心部から東へ離れた川連で、漆器は何百年も作られてきた。組合の伝統工芸館では、1階に箸から家具までが並び、2階で産地の道具と記録をたどれる。

  1. 起点湯沢駅
  2. バスで約15分路線バス・本数少なめ
  3. 降車稲川中学校前(羽後交通バス)
  4. 徒歩
  5. 川連漆器

狙い目

川連漆器は国が指定した伝統的工芸品で、名前が知られていないわけではない。見落とされがちなのは、それを作っている土地のほうだ。組合の館は湯沢の中心部から東へ離れた川連にあり、向かうバスは一日に数本しか走っていない。

場所

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見どころ(歩く順)

  1. 物産観光インフォメーションホール1階の、地域の物産と観光を案内する窓口
  2. 展示販売フロア箸やアクセサリーからテーブル、タンスまでが並ぶ1階の売り場
  3. 歴史資料館文献や資料と、実際に使われてきた工具・道具を集めた2階の展示
  4. 体験室沈金・蒔絵の体験教室が予約制で開かれる2階の部屋

実際の行き方

  1. JR奥羽本線で湯沢駅へ。
  2. 湯沢駅前→稲川中学校前(羽後交通・湯沢小安線、約15分)。
  3. 停留所から西へ約600m歩き、川連漆器伝統工芸館へ。
  4. 1階の売り場を見てから、2階の歴史資料館と体験室へ上がる。
湯沢駅から羽後交通バス
湯沢駅はJR奥羽本線の駅。「湯沢駅前」の停留所から羽後交通の湯沢小安線に乗り、「稲川中学校前」で降りる。乗車はおよそ15分。本数が少ないので、出かける前に最新の時刻表を確かめておく。
帰りのバスは先に控えておく
帰りも同じ路線で湯沢駅前へ戻る。便は一日に数えるほどしかない。館に入る前に戻りの時刻を控え、停留所まで歩く時間も見込んでおく。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

川連漆器は、使うための器だ。椀、膳、重箱が中心で、毎日の食卓に出すことを前提に作られている。丈夫さの理由は、色の下に隠れた下地にある。柿渋に炭粉を混ぜて塗っては研ぎ、さらに柿渋と生漆を重ねて土台を固めていく。仕上げは花塗り。最後の塗りを研がずに乾かすので、表面にやわらかな艶が残る。加飾は二通りある。彫った溝に漆を擦り込んで金箔を置く沈金と、漆で描いた上に金粉を蒔く蒔絵だ。下地から加飾まで、すべての工程が産地の中で完結している。

おすすめの楽しみ方

開館は9時から17時。まず1階の売り場で、産地がいま何を作っているかを見ておく。それから2階へ上がり、その器を支えてきた道具と記録に移るといい。沈金・蒔絵の体験教室は事前予約制なので、日程が決まった時点で申し込んでおきたい。

歴史・背景

始まりは鎌倉時代、いまから八百年ほど前とされる。稲庭城主・小野寺氏の弟が家臣に命じ、刀の鞘や弓、鎧といった武具に漆を塗らせたのが起こりと伝わる。江戸時代になると作るものは食器へ移り、椀や膳、重箱が幅広く作られるようになった。沈金や蒔絵の飾りが加わったのもこの時代だ。国の伝統的工芸品に認定されたのは1976年のことである。

行く前に

現金
館の入館は無料。沈金・蒔絵の体験は有料で、確認時点では3人以上なら1人2,750円、1〜2人の場合は料金が異なる。バスの運賃用に現金を用意しておくと安心。
行く前に
休館は年末年始(12月31日〜1月5日)のみ。体験教室は予約制のため、予約なしで訪れた場合は売り場と歴史資料館の見学になる。
別ルート
車なら東北中央自動車道の湯沢ICから約15分。館には駐車場がある。
降りたあと
稲川中学校前の停留所から館までは、西南西へ約600m。降りたら地図で道順を確かめてから歩き出すとよい。