桜島
実写(ライセンス済み)Hirase / CC BY-SA 3.0

鹿児島・桜島No.529★★★地図で見る →

桜島

nature王道を、いちばんいい形で

錦江湾に浮かぶ活火山。鹿児島市街と向かい合い、市営のフェリーで結ばれている。降りた側にはビジターセンター、溶岩の遊歩道、無料の足湯があり、展望所へは周遊バスが上がる。

  1. 起点鹿児島港
  2. 約15分市営フェリー・日中は頻発
  3. 降車桜島港(桜島フェリー)
  4. そこから
  5. 桜島

場所

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見どころ(歩く順)

湯之平展望所Hyppolyte de Saint-Rambert / CC BY 4.0
  1. 桜島ビジターセンター海沿いに建つ小さな火山博物館。入館無料で、山の立体模型と噴火の歴史の展示がある
  2. 溶岩なぎさ公園の足湯ビジターセンターの隣、海に面してのびる屋外の長い足湯
  3. 赤水展望広場西側斜面の広い展望テラス。海岸線から上がった周遊バスの最初の展望地
  4. 湯之平展望所一般の道路で行ける最も高い地点。溶岩流を見下ろし、湾ごしに市街を望む
  5. 黒神埋没鳥居東岸に残る鳥居。灰と軽石に埋もれ、いちばん上の笠木だけが地上に出ている

実際の行き方

  1. 鹿児島中央駅または天文館→鹿児島港フェリーターミナル(市電・バスと徒歩)。
  2. 鹿児島港→桜島港(桜島フェリー)。
  3. 海沿いを西へ歩いてビジターセンターと溶岩海岸へ。展望所へ上がるならターミナル前から周遊バスに乗る。
  4. 桜島港へ戻り、同じフェリーで鹿児島港へ。
鹿児島港から桜島フェリー
鹿児島港のフェリーターミナルは水族館の北隣で、鹿児島中央駅や天文館から市電・バスで行ける。桜島港への航路を運航するのは鹿児島市の船舶局で、日中は本数が多く、時刻を調べてから動く必要がない。乗る前に切符を買う必要もない。
鹿児島側へ戻る
帰りの便は桜島港から出る。この向きだけは乗る前に精算する。深夜帯の運航は見直しが入っているので、夜まで滞在するつもりなら、古い時刻表ではなく乗り場の掲示で最終便を確かめておきたい。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

桜島は鹿児島市街の対岸、錦江湾からそのまま立ち上がっている。最高峰の北岳は標高1,117メートル。休んでいる山ではない。市街には灰がたびたび降り、住民は降灰袋を常備しているし、山頂の火口周辺は立入りができない。有名な火山のなかでこの山が変わっているのは、その距離感だ。両岸を結ぶのは観光船ではなく市営フェリーで、運航は路線バスに近い。だから桜島は遠征先ではなく、市内のひとつの地区として扱える。降りた側にはビジターセンター、溶岩の遊歩道、そして無料の足湯がある。

おすすめの楽しみ方

丸一日より半日のほうが収まりがいい。午前の遅い便で渡り、溶岩の海岸を歩いてから、光が平らになる前に周遊バスで上がる。足湯はたいてい後回しにされて、後悔される場所なので、小さなタオルを一枚持っていきたい。展望所へ向かう前に風向きだけは確かめること。灰がこちらへ流れている日は、海岸を歩くほうが午後の使い方として正しい。

歴史・背景

桜島は1914年まで文字どおりの島だった。この年の大正大噴火——20世紀の日本で最大の噴火——が流し出した溶岩が東側の海峡を埋め、山は大隅半島とつながった。島でなくなったあとも、名前だけは島のまま残っている。江戸期の噴火もすでに海岸線を作り替え、集落を埋めてきた。活動は近代を通して続いていて、観測網と山頂周辺の警戒区域があるのはそのためである。

行く前に

現金
旅客運賃は確認時点で大人250円、小児130円。精算は桜島側だけで行い、桜島へ渡るときは降りるとき、鹿児島へ戻るときは乗る前に支払う。フェリーの改札では全国の交通系ICカードと、地元のラピカが使える。ただし島内の周遊バスは別で、全国交通系ICが使えないので小銭を残しておきたい。
行く前に
変数は灰だ。風が降りた側へ運ぶ日は展望所が灰色にかすむので、安い傘とカメラを覆うものがあると助かる。山頂の火口周辺は警戒区域で立ち入れない。展望所は屋外で、溶岩の海岸沿いにも逃げ込む場所は少ない。
別ルート
フェリーは車を積めるので、レンタカーごと渡れる。陸路なら、前世紀の噴火の溶岩でつながった大隅半島側から車で入ることもできる。
降りたあと
桜島港のフェリーターミナルから海沿いを西へ徒歩約10分で、ビジターセンターと溶岩の公園に着く。周遊バスの停留所はターミナルの目の前にある。