白谷雲水峡
実写(ライセンス済み)MaedaAkihiko / CC0

鹿児島・屋久島No.538★★★地図で見る →

白谷雲水峡

〜屋久島の苔むす原生林〜

nature王道を、いちばんいい形で

屋久島・宮之浦の上手にひろがる自然休養林。花崗岩とシダとコケに覆われた白谷川の谷に、3本の散策コースが整備されている。ゲートから歩いてすぐの場所に、樹齢を重ねた屋久杉が立つ。

  1. 起点宮之浦港
  2. 約25〜30分宮之浦港から路線バス
  3. 降車白谷雲水峡(屋久島交通バス)
  4. 徒歩
  5. 白谷雲水峡

場所

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見どころ(歩く順)

白谷雲水峡の屋久杉Σ64 / CC BY 3.0
  1. 憩いの大岩入口から少し入った所にある大きな一枚岩。濡れるとよく滑るため、軽装なら迂回路を使う
  2. 弥生杉いちばん短いコースの途中に立つ屋久杉。樹齢は約3,000年とされる
  3. さつき吊橋奥のコースへ渡る吊り橋。台風被害の復旧工事を終えて通れる
  4. 苔むす森岩も根も倒木も、区別なくコケが覆いつくす谷の上部
  5. 太鼓岩長いコースの終点にある岩の展望地。島の内側の山並みが見渡せる

実際の行き方

  1. 宮之浦港→白谷雲水峡(屋久島交通の路線バスで県道を上る。レンタカー・タクシーも同じ道)。
  2. 管理棟で森林環境整備推進協力金を納め、その日に歩けるコースを確認する。
  3. 弥生杉・奉行杉・太鼓岩往復の3コースから一本を選び、同じ道を戻る。
  4. 同じバス停から宮之浦港行きのバスに乗る。
宮之浦港から路線バス
屋久島交通の路線バスが宮之浦港から県道を上り、終点の白谷雲水峡で降りるとそこが入口になっている。この路線は便数が少ないので、コースを決める前にその日の時刻表を確かめておきたい。レンタカーやタクシーでも同じ道を上れる。
宮之浦港へ戻る
帰りは同じ路線で宮之浦港へ下る。便が少ないぶん、歩き出したあとではなく歩き出す前に戻りの時刻を決めておきたい。乗り遅れると、宮之浦から呼ぶタクシーが唯一の足になる。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

白谷雲水峡は屋久島の北側、宮之浦の上手にある。島の原生林のうち、山登りではなく車道で行ける数少ない場所だ。入口はひとつきりで、そこから3本のコースが谷の奥へ向かって分かれていく。中央を白谷川が流れ、花崗岩はシダとコケにびっしり覆われて、岩そのものが緑に見える。島の人が屋久杉と呼ぶのは樹齢1,000年を超えた杉のことで、その何本かはゲートから歩いてすぐの距離に立っている。

おすすめの楽しみ方

組み立ての軸は所要時間だ。弥生杉コースが約60分、奉行杉コースが約3時間、太鼓岩の往復が約4時間。意気込みに合う一本より、帰りのバスに合う一本を選ぶほうが確実に味わえる。雨はここでは不運ではなく平常なので、レインウェアを持ち、濡れた岩を本当の危険として扱いたい。

歴史・背景

屋久島の杉は江戸期、薩摩藩のもとで伐り出された。米の代わりに、杉を割った「平木」で年貢を納めた島である。伐られたあとの森は、本土からの隔たりと桁外れの降水量に助けられて育ち直した。白谷はのちに屋久島自然休養林の一部に区分され、木を伐る森から人が歩く森へと役割を変えている。いま使う歩道も小屋も吊橋も、その延長線上にある。

行く前に

現金
入口の管理棟で森林環境整備推進協力金を納める。金額は改定されたばかりなので、古い案内ではなく現地の掲示を見ること。島の路線バスは全国共通の交通系ICが使えない。屋久島交通は独自のラピカ・いわさきICカード、まつばんだ交通はICそのものが不可なので、現金を用意しておきたい。
行く前に
気象警報が出ている間は入林できない。園内の沢が増水するとコースが制限され、荒天時の扱いは最近改定された。冬は雪で道路が通行止めになることがある。台風被害で止まっていたさつき吊橋と奉行杉コースは、復旧工事を終えて通れるようになっている。
別ルート
屋久島空港や東側の安房港からも、レンタカーで同じ入口まで上がれる。バスで安房方面から向かう場合は、通しではなく小原町で乗り換える。
降りたあと
白谷雲水峡は路線の終点で、バス停は管理棟と駐車場のすぐ前が入口。道路から歩く距離はない。