
福岡西・糸島No.776★★地図で見る →
桜井二見ヶ浦
〜玄界灘の夫婦岩と白い鳥居〜
糸島の北岸、西を向いた砂浜。沖に注連縄で結ばれた二つの岩が立ち、波打ち際には白い鳥居がある。海水浴場ではなく、神域として扱われてきた浜だ。
- 起点博多駅
- 約70分JR+海沿いの路線バス
- 降車九大学研都市駅(JR筑肥線)
- そこから
- 桜井二見ヶ浦
狙い目
二見ヶ浦は糸島を車で回る人なら誰でも通る。秘密の浜ではない。読み違えやすいのは時間と向きのほうだ。海沿いの道は一本しかなく、バスは多くない。そして光が効くのは短い。午後の半ばに着けば水の色が手に入り、日暮れに着けば影絵が手に入る。ただし日暮れは、道端をその日の車全部と分け合うことになる。
場所
福岡のほかの記事 28件・地図で開く →見どころ(歩く順)

- 浜の上の海沿いの道砂浜の縁を走る一本道。カフェと有料の駐車場が並ぶ
- 砂浜と浅瀬なだらかに落ちていく砂の浜。昼のあいだは水が緑に見える
- 白い鳥居浜の東寄り、波打ち際に立つ白い鳥居
- 夫婦岩沖に並ぶ二つの岩。男岩11.8m、女岩11.2m
- 岩をつなぐ大注連縄長さ30m、重さ約1トンの藁縄
実際の行き方
- 博多→九大学研都市(市内を西へ抜けてJR筑肥線へ)。
- 駅前から昭和バス西の浦線で海沿いへ。
- 二見ヶ浦で降り、浜へ下りる。
- 砂浜を東へ歩き、白い鳥居と沖の夫婦岩を正面に置く。
- 博多から筑肥線で九大学研都市へ
- 博多から列車が市内を西へ抜け、そのままJR筑肥線に入る。九大学研都市で降りる。駅前から昭和バスの西の浦線が海沿いへ出て、二見ヶ浦に停まる。筑前前原からの野北・二見ヶ浦線でも同じ浜に着く。
- 博多へ戻る
- 帰りも同じ海沿いのバスで九大学研都市へ戻り、そこから東へ列車に乗る。暗くなってからの海沿いは便が薄い。夕日まで残るつもりなら、明るいうちに停留所の最終を見ておきたい。
どんな場所か
糸島の北岸、浅い砂の入り江の沖およそ150mに、花崗岩の岩が二つ並んで立っている。あいだには注連縄が渡されている。入り江が西を向いて玄界灘に開いているせいで、この場所のいい時間はすべて午後に寄る。日が傾くにつれ水は緑から青へ変わり、岩は影になっていく。浜の背後を走るのは海沿いの一本道で、カフェと駐車場がその線上に並ぶ。だから展望台が一つあるというより、西を向いた長いテラスが続いていると考えたほうがいい。人が集まるのも引いていくのも、日の落ちる前後に集中する。
おすすめの楽しみ方
浜が効きはじめるのは午後の半ばから。夏至のころは、日が岩の横ではなく二つのあいだに落ちる。注連縄は四月の終わりから五月のはじめの大潮に合わせて掛け替えられ、その日は岩そのものが行事になる。海沿いのバスは本数が多くないので、砂に座る前に帰りの時刻を決めておきたい。
歴史・背景
景色に神社が後からついたのではない。この浜そのものが内陸の櫻井神社の神域とされ、伊弉諾と伊弉冉が祀られている。伊勢にも夫婦岩を持つ二見浦があり、そちらは朝日で読まれてきた。こちらは真逆を向いていて、地元では夕日の二見ヶ浦と呼ばれる。波打ち際の白い鳥居も浜の飾りではなく、その神社に属している。
行く前に
- 現金
- 浜も鳥居も眺めも無料。砂浜の裏の駐車場は市営で、時間あたりの料金がかかる。
- 行く前に
- 門も閉場時間もない開けた海岸で、そのぶん露出している。冬の玄界灘は風と波しぶきを道まで上げてくるし、曇った午後はこの場所の理由をまるごと消してしまう。泳げるのは夏の期間だけ。沖の岩は歩いて行けるものではない。
- 別ルート
- 筑前前原駅からも野北・二見ヶ浦線が同じ停留所まで走る。糸島の西側もまとめて回る日はこちらが合う。車なら福岡から海沿いの道が半島をぐるりと巡っていて、浜には有料の駐車場がある。ただし車のサイズに制限がある。
- 降りたあと
- 鉄道は九大学研都市まで。そこから先は海沿いのバスで、この区間そのものが景色になっている。二見ヶ浦の停留所からは坂を数分下れば砂浜で、白い鳥居は道からもう見えている。