
岡山市・後楽園No.609★★★地図で見る →
岡山後楽園
岡山市、旭川のほとりに広がる大名庭園。植栽を詰めず、広い芝生と池と水路で構成し、対岸には岡山城の黒い天守が立つ。日本三名園のひとつに数えられる。
- 起点岡山駅
- 約20分路面電車+徒歩
- 降車城下停留場(岡山電気軌道)
- 徒歩
- 岡山後楽園
場所
岡山のほかの記事 14件・地図で開く →見どころ(歩く順)

- 延養亭藩主の座敷。ここに座ったとき庭がいちばん良く開けるように据えられている
- 唯心山芝生の中央に盛られた低い築山。園の構成を一望できる唯一の場所
- 沢の池園内で最も大きな池。三つの島が浮かび、そのひとつに茶屋が建つ
- 流店石を敷いた床に水路を通した東屋。中に入るのではなく腰を下ろして眺める建物
- 井田と茶畑藩の時代から園内に残る田んぼと茶畑。いまも手入れが続いている
実際の行き方
- 岡山駅→城下(岡山電気軌道・約5分)。
- 東へ歩いて旭川を渡り、園の入口まで徒歩約10分。
- 入ったら芝生を横切って中央の築山へ上り、全体を見渡してから大きな池へ下りる。
- 水路の流れる東屋と田んぼまで歩き、橋を渡って岡山城へ。
- 岡山駅から岡電の路面電車
- 岡山駅→(岡山電気軌道・東山方面、約5分)→城下。停留場からは徒歩約10分で、東へ進んで旭川を渡ると、対岸に園の入口が並ぶ。電車は駅前の停留場から日中ずっと出ているので、時刻表を組む必要はない。
- 城下から戻る
- 川を渡って城下まで歩いて戻り、電車で岡山駅前へ。園と同じ岸にある後楽園前のバス停からも、駅行きの便が出ている。閉園後は本数が減るので、先に城まで足を延ばすなら停留所の掲示で時刻を確かめておきたい。
どんな場所か
後楽園は旭川をはさんで岡山城の対岸、平らな地面に広がっている。城は邪魔ものではなく景色の一部で、庭のほうがそれを取り込むように組まれている。名の知れた日本庭園の多くが池の周りに植栽を詰めるのに対し、ここは敷地の大部分を芝生に譲り、そこへ曲がりくねった水路を通し、中央に低い築山を置いた。園内には田んぼと茶畑が残っていて、藩が使っていたころの姿のまま手入れされている。園路は座敷と能舞台、いくつかの東屋をつないで一周する形につくられているので、歩くうちに同じ水が違う角度で何度も現れる。
おすすめの楽しみ方
開園は3月20日〜9月30日が7時30分から18時、10月1日〜3月19日は8時から17時。狙うのは開門直後の一時間だ。門が開いたら芝生を突っ切って築山へ上がり、全体を見てから池と水路へ下りる。団体が門に着くころには、ひととおり歩き終えている。そのあと橋を渡れば岡山城で、対岸から庭を眺め返すこともできる。
歴史・背景
岡山藩主・池田綱政が1687年に築庭を命じ、家臣の津田永忠が工事を率いて、1700年に一応の完成をみた。江戸期を通じては私的な場所で、藩主の家が客をもてなす庭として使われている。1871年に「後楽園」と改められて一般に開かれ、1884年には池田家から岡山県の手に移った。戦争末期の空襲で園内の建物は焼け、その後に再建されている。国が特別名勝に指定したのは1952年のことだ。
行く前に
- 現金
- 入園料は大人500円、65歳以上200円で、高校生以下は無料。岡山城とセットになった共通券も窓口で売られている。着いた門で買えばよく、事前に手配しておくものはない。
- 行く前に
- 園の大半は遮るもののない開けた地面なので、天気がそのまま体に来る。大雨のあとは芝の際がぬかるむ。建物は中に入るのではなく外から眺める形だ。日中の開園時間を越えて夜に開くのは季節ごとの夜間イベントのときだけで、ふだんの訪問は閉門で終わる。
- 別ルート
- 同じ駅前からは後楽園行きのバスも出ていて、1番のりばから10〜15分で後楽園前に着く。園と同じ岸に降ろしてくれるので、歩く距離をいちばん短くしたいならこちら。駅から歩き通しても約25分の道のりだ。
- 降りたあと
- 城下停留場からは東へ徒歩約10分。道が旭川を渡り、その対岸に園が広がる。すぐ南隣が岡山城なので、二つを続けて歩ける。