備中松山城
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岡山・高梁No.587★★地図で見る →

備中松山城

history穴場——実はすごい

高梁の町を見下ろす尾根の上に、木造の天守がそのまま残る。バスで中腹まで上がり、最後は歩いて登る城だ。現存天守のなかで山上に立つのはここだけで、寒い時期には谷の雲海に浮かぶ姿が知られている。

  1. 起点岡山駅
  2. 約35分特急+登城バス
  3. 降車備中高梁駅(JR伯備線)
  4. そこから
  5. 備中松山城

狙い目

城好きの間では知らぬ者のない城で、名城の一覧には必ず載る。穴場ではない。人がばらけるのは、行き着くまでの手間のほうだ。車道は途中で終わり、最後は歩くしかない。そして写真で知られる雲海の眺めは、城ではなく谷の反対側で、多くの人がまだ朝食をとっている時間に立ち上がる。

場所

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見どころ(歩く順)

雲海展望台Jogungagon / CC BY-SA 4.0
  1. ふいご峠車道の終点であり、歩きの始まる場所。山の八合目にあたる
  2. 大手門跡露出した岩盤の上に直接積み上げられた石垣。登城道を見下ろす高さに立つ
  3. 土塀門の跡から上、登城道沿いに残る漆喰塗りのひと続き
  4. 天守築かれた当時のままの木造の天守。現存天守のなかで最も高い場所にある
  5. 二重櫓天守の奥、山上の曲輪に立つもう一棟の現存建物

実際の行き方

  1. 岡山駅→備中高梁駅(JR伯備線・特急やくも)。
  2. 備中高梁駅→中腹の駐車場(乗合タクシーまたは車)。乗合タクシーは前日までの予約が要る。
  3. 中腹の駐車場→ふいご峠(登城整理バス運行時)。
  4. ふいご峠→天守。石垣の間の登城道を歩く。
岡山から特急やくもで
岡山駅からJR伯備線で備中高梁駅へ。特急「やくも」なら約35分。同じ線の普通列車は時間がかかるが、特急の時間に合わないときの選択肢になる。城は駅の真上の尾根にあるため、ここから歩き通す人は少なく、多くは乗合タクシーを使うか、車で中腹の駐車場まで上がる。
山を下りて岡山へ
帰りは上がってきた道を戻る。登城整理バスの運行中は中腹の駐車場まで、乗合タクシーを往復で予約していれば備中高梁駅まで。岡山方面の列車は夕方以降もあるが、山を下りる最終便は日暮れよりかなり早い。登り始める前に、下りの時刻を決めておきたい。
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どんな場所か

備中松山城が建つのは、高梁の町並みから標高およそ430メートルの臥牛山小松山の頂。天守が現存する城は全国に12。そのうち平地でも丘でもない山の上に立つのは、この城だけだ。天守そのものは大きくないが、登り道は長く、露出した岩盤にそのまま積み上げた石垣は、天守と同じくらい見応えがある。二重櫓と土塀の一部も、同じ時代の姿のまま残っている。

おすすめの楽しみ方

ふいご峠から天守までは、整えられた道を歩いて約20分。岡山を朝の列車で出れば、午前中のうちに収まる行程になる。登城整理バスは運行時間中およそ15分間隔で往復しているので、待ち時間はほとんど生じない。雲海を見るなら、晩秋から冬にかけて、谷の反対側の展望台に8時ごろまでに着いている必要がある。その時間、城そのものはまだ開いていない。

歴史・背景

この山には今の建物よりずっと前から砦が置かれ、国の主が替わるたびに築き直されてきた。現在の天守が完成したのは1683年。水谷勝宗による大修築の終わりにあたり、櫓や門もこのとき整えられて、城の姿がほぼ今の形に定まった。廃藩のあとも建て替えではなく修理で受け継がれたため、頭上の木組みは古いままで、天守・二重櫓・土塀の一部は国の重要文化財に指定されている。

行く前に

現金
入城料は城の入口で、山を上がる登城整理バスはそれとは別に料金がかかる。駅からの乗合タクシーは1人あたりの料金で、予約が要る。この周辺の料金は近年改定されているので、古い記載を当てにせず当日の掲示で確かめたい。
行く前に
年末年始は休城。台風や大雪では急に閉まることがある。登城整理バスの運行中は、ふいご峠まで自家用車で上がることはできず、中腹の駐車場までとなる。登城道は伐採作業などで一部が通行止めになることがあり、そのときは迂回路が案内される。
別ルート
雲海を見るなら、寒い季節に備中高梁駅から谷の反対側の展望台へ向かう乗合タクシーがある。明るくなる前に出て、日が上がってから戻る便で、事前予約制。展望台は城とは別の場所なので、途中に寄る場所ではなく、もう一本の行程として考えたほうがいい。
降りたあと
備中高梁駅は谷底の町にあり、城はその真上の尾根に立つ。旧来の登城道を歩き通すと1時間半ほどかかる。多くの人は乗合タクシーを使うか、車で中腹の駐車場まで上がり、そこから登城整理バスに乗り換えてふいご峠まで詰める。