
宮城・鳴子No.826★★地図で見る →
鳴子峡
鳴子温泉の西、大谷川が台地を切り下げてできた峡谷。眺めるのは縁とアーチ橋の上からで、谷へ下りる道が開くのは一年のうち限られた季節だけだ。
- 起点古川駅
- 古川から約50分陸羽東線+タクシー
- 降車鳴子温泉駅(JR陸羽東線)
- そこから
- 鳴子峡
狙い目
鳴子峡は紅葉の名所として名前が通っていて、10月には混む。穴場ではない。知られていないのは、むしろ歩ける範囲の狭さのほうだ。谷底を貫く道は開いていない。入れるのは両端の短い区間だけで、しかもゲートに時間が決まっている。
場所
宮城のほかの記事 23件・地図で開く →見どころ(歩く順)

- 鳴子峡レストハウス見晴台鳴子側の入口。道路と駐車場と眺めがここで一つになる
- 大深沢橋谷をまたぐアーチの道路橋。峡谷の写真はたいていここから
- 鳴子口の遊歩道東側の入口から約230メートル。季節限定で開く短い区間
- 大深沢遊歩道峡谷の上、林のなかを一周2.2キロでめぐる道
- 中山平口の遊歩道西側の入口から約350メートル。二つの区間のうち長いほう
実際の行き方
- 東北新幹線で古川駅へ。
- 古川駅→鳴子温泉駅(JR陸羽東線)。
- 鳴子温泉駅→鳴子峡のレストハウス・駐車場(タクシーで台地へ)。
- 見晴台から大深沢橋へ渡り、開いているほうの遊歩道に下りる。
- 古川から陸羽東線、そこからタクシー
- 東北新幹線で古川駅へ。JR陸羽東線に乗り換えて鳴子温泉駅まで行く。駅から峡谷までは台地を上るので、足はタクシーになる。台数が多い土地ではないから、上がる前に帰りの車をレストハウスか運転手に頼んでおきたい。
- 鳴子温泉駅へ戻る
- 帰りも同じ道で、タクシーで鳴子温泉駅、そこから陸羽東線で古川へ。この線は日中の本数が少ない。乗る列車は、下りてきてからではなく、上がる前に決めておくほうがいい。
どんな場所か
峡谷があるのは宮城県北西部、大崎市の台地で、大谷川が岩盤を下へ下へと削ってできた地形だ。縁から川床までの落差はおよそ100メートル。両岸が近いので、向こう側は遠い斜面ではなく一枚の壁として目に入る。ブナやカエデが両側の縁を覆っている。台地の上を走る道路はアーチ橋の大深沢橋で谷をまたいでいて、峡谷の写真の多くはこの橋の上から撮られたものだ。
おすすめの楽しみ方
谷へ入る二本の遊歩道はゲート式で、朝9時から夕方4時まで。峡谷そのものが開いている季節のあいだだけの話だ。色づきの盛りは10月の終わりから11月の頭にかけてで、橋と駐車場がいちばん混むのもこの時期になる。昼に着くか、開く時間に合わせて着くかで、見え方はまるで変わる。
歴史・背景
鳴子峡は、地形としては新しい。大谷川が下へ削る速さが、壁が崩れて斜面になる速さを上回った。だから両岸はいまも斜面ではなく、面のまま立っている。鳴子はもともと古い湯の里で、峡谷は長いあいだ、湯治場の背後にある風景であって、わざわざ出かける場所ではなかった。谷沿いに遊歩道が引かれたのは20世紀の初め。のちに国道がアーチ橋で谷をまたぎ、誰でも上から見下ろせる眺めに変わった。
行く前に
- 現金
- 見晴台と橋を見るだけなら料金はかからない。鳴子側の駐車場はシーズン中は有料なので、現金を用意しておきたい。
- 行く前に
- 峡谷が開いているのは4月の終わりから11月の下旬までで、冬は閉ざされる。季節中でも遊歩道は日中の時間帯だけで、縁のどこにも照明はない。台地の上は、下の湯の町よりはっきり冷える。
- 別ルート
- 車なら東北自動車道の古川ICから約50分、国道47号を鳴子方面へ。紅葉の週末は、鳴子側の駐車場が早い時間に埋まる。
- 降りたあと
- 鳴子温泉駅は峡谷の下、湯の町のなかにある。ここから先は台地への上りで、歩く区間ではなく車で上がる区間だ。上に着けば、駐車場もレストハウスも見晴台も一、二分の距離にまとまっている。