宗像大社 辺津宮
実写(ライセンス済み)Saigen Jiro / CC0

福岡北・宗像No.768★★地図で見る →

宗像大社 辺津宮

〜沖ノ島信仰の本土の社〜

history穴場——実はすごい

福岡市の北、三つの宮からなる宗像大社の本土側の社。誰も渡ることのできない沖ノ島から出た奉献品を神宝館に収め、社殿の裏からは大社の起源となった祭場へ森の道が続く。

  1. 起点博多駅
  2. 約1時間JR+西鉄バス
  3. 降車宗像大社前バス停(西鉄バス)
  4. 徒歩
  5. 宗像大社 辺津宮

狙い目

本土側にあり、路線バスで着ける世界遺産だから、知られていない場所ではない。取りこぼされているのは境内の奥のほうだ。森の斜面を登った祭場と、沖ノ島の宝を収めた神宝館。この二つにはもう一時間が要るのに、日帰りの行程だとまず削られてしまう。

場所

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見どころ(歩く順)

神宝館STA3816 / CC BY-SA 4.0
  1. 大鳥居道路ぎわに立つ大きな鳥居。バスを降りるとすぐ目の前にある
  2. 神門掃き清められた玉砂利の前庭へ開く、屋根付きの門
  3. 拝殿と本殿参拝する拝殿と、その奥に深い反りの屋根をかける本殿
  4. 高宮祭場森の斜面を登った先の平地。社殿を建てずに祈りを捧げる場所
  5. 神宝館沖ノ島から出た約8万点の奉献品。まとめて国宝に指定されている

実際の行き方

  1. 博多駅→東郷駅(JR鹿児島本線・快速)。
  2. 東郷駅・宗像大社口→宗像大社前(西鉄バス1番/1-2番)。
  3. 神門→拝殿→高宮祭場→神宝館の順に境内を回る。
JRで東郷、そこから西鉄バス
博多駅→(JR鹿児島本線・快速)→東郷駅。宗像大社口から西鉄バス1番または1-2番に乗り、宗像大社前で降りる。バスは短時間で、降りたところがもう境内の入口だ。博多から鳥居まで、全体で1時間ほどをみておきたい。
東郷駅へ戻る
帰りは大鳥居そばのバス停から同じ路線で東郷駅へ。夕方は日中より本数が減るので、着いたときに待合の時刻表で終バスを確かめておくとよい。東郷駅からは博多方面へも小倉方面へも列車がある。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

釣川のほとりの平地に社殿が並び、背後には宗像山の森が迫る。宗像大社は三つの宮の総称で、本土のこの辺津宮、大島の中津宮、玄界灘に浮かぶ沖ノ島の沖津宮からなる。それぞれに宗像三女神の一柱が祀られ、日本と大陸を結ぶ海の道を守る神とされてきた。辺津宮の祭神は市杵島姫神だ。沖ノ島は島そのものが神であり、参拝者が渡ることはできない。だから、この信仰に陸から向き合える場所が辺津宮ということになる。社殿の裏手からは、大社の起こりとなった高宮祭場へ坂道が伸びている。

おすすめの楽しみ方

まず社殿にお参りし、それから高宮祭場へ坂を登る。神宝館は最後に回すと、実際に祈られていた場所を踏んだあとで宝を見ることになり、印象がまるで変わる。東郷駅へ戻るバスは日中は動いているが夕方は減るので、着いたらすぐ停留所の時刻表を読んでおきたい。境内をゆっくり回って2時間ほどが目安だ。

歴史・背景

大陸へ渡る使いのために、沖ノ島では長い年月にわたって祭祀が営まれた。祭祀が絶えたあとも島の祭壇は手つかずのまま残された。20世紀の発掘でその奉献品がそのままの姿で見つかり、まとめて国宝に指定される。宗像大社そのものは、三女神を祀る社として日本最古の史書に名が挙がる古社だ。島と社殿、近くの古墳群は2017年に世界遺産へ登録された。

行く前に

現金
境内の参拝そのものは無料。神宝館は別に拝観料がかかり、入口に掲示されている。バスや鳥居前の小さな店では、小銭とICカードを用意しておくと手間がない。
行く前に
高宮祭場への道は土と木の根の踏み分け道で、夕方は木立の下がかなり暗くなる。神宝館の開館時間は境内より短い。大きな祭礼の日は参道が混み合う。
別ルート
小倉方面からはJR鹿児島本線を南下して東郷駅へ、そこから同じバスに乗り継げる。車で向かう場合は、入口の大鳥居のわきに駐車場がある。
降りたあと
宗像大社前のバス停から大鳥居をくぐり、玉砂利の参道を南へ3分ほど歩くと神門に着く。